2014年1月11日より全国公開/PG-12
ポニーキャニオン
公式サイト 予告編
本作はアボリジニの女性たちのお話で、彼女たちがある白人男性と出会いソウルシンガーになっていく過程が描かれています。ソウルミュージックの楽しい歌をたくさん聴くことができ、観ていてとっても爽快で元気をもらえる作品でした。物語は単純に4人の女性のサクセスストーリーが描かれているだけでなく、人種差別や彼女たちの恋愛、そして家族のお話も盛り込まれているのでいろいろな角度から楽しめました。人種差別についてはちょっとだけ心苦しいシーンもありましたが、本作ではその辛さを中心に描くのではなく、彼女たちが人種差別のある状況下でも歌って周りの人たちを幸せにしていく様子は心に響くものがありました。劇中で彼女たちが歌う歌はどれもとても素敵ですし、歌そのものに差別はなく誰にでも平等なんだと感じました。メンバー同士のやり取りも女同士のあるあるづくしですし、笑えるシーンもありました。ぜひいろいろな方面から楽しんで観てください。 |
すごく有名な俳優が出演しているというわけではありませんが、物語が素敵なのでデートで観るのもアリです。グループのメンバーは3姉妹と従姉妹1人で構成された4人なのですが、それぞれ恋愛の仕方も選ぶタイプも違うので、自分は誰タイプなのか考えながら観てもおもしろいと思います。また恋愛やメンバー同士で揉めているときでも、楽しく歌って踊る彼女たちの心境には男女ともに共感できるところがあるでしょう。ぜひ2人で楽しく観てください。 |
PG-12なのでキッズは大人の人と一緒に観ましょう。キッズが観るときは、できればアボリジニについて大人に聞いてから観ることをオススメします。もちろん何も知識がなくても楽しく観ることはできると思いますが、アボリジニの歴史について知って観た方がより本作を楽しめますよ。ティーンは主人公の女性たちの心境に注目して、人間ドラマとしての部分を中心に観てください。またアボリジニに関わらず、今も残る人種差別について考えてみるきっかけにしても良いと思います。 |
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2013.12.18 TEXT by Shamy