本作は、とある事情で娘一家の家に移り住むことになったおじいちゃん(ロバート・デ・ニーロ)と、おじいちゃんに部屋を取られ屋根裏部屋に移動することになった孫とのバトルを描いたコメディです。子ども対おじいちゃんの戦いなので親近感のあるかわいい作戦が多く、おバカ過ぎて声に出して笑っちゃうシーンも複数出てきます。でも、たかが部屋の争奪戦と思いきや、攻防のレベルや方法はだんだんエスカレートしていくので、想像以上に迫力もあります。また、ロバート・デ・ニーロをはじめ、ユマ・サーマン、クリストファー・ウォーケンと重鎮が共演している点も嬉しいポイントとなっています。
あと、アメリカならではの文化が随所に表れているところも隠れた見どころです。個人的には、一風変わったドッジボールがすごくおもしろそうで「やってみたい!」と思いました。子ども達とおじいちゃんとの微笑ましい交流にもホッコリできて、笑えるコメディなので、疲れている時の気晴らしにオススメです。
デートで観ても楽しい作品です。若いカップルあるある的なシーンは出てきますが、2人で観て気まずいシーンというわけではなく、自然にお互いの家族について語るきっかけに繋がるような内容といえます。お子さんがいる夫婦なら、子どもの教育についてや、親について話し合うきっかけにもできそうです。もちろんそんなことは一切考えずに、気楽に笑って楽しめるので、初デートで距離を縮めるのにも有効ですよ。
おじいちゃんとバトルを繰り広げるピーターが12歳なので、キッズの皆さんは等身大で楽しめると思います。ある種『ホーム・アローン』のようなノリなので、自分ならこんな作戦をとるかなど考えながら観るとより臨場感を味わいながら観られるでしょう。友達と一緒に観ても楽しいし、家族で観ても楽しいので、ぜひたくさんの人を誘って一緒に観てください。
『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』
2021年4月23日より全国公開
パルコ、ユニバーサル映画
公式サイト
© 2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.
TEXT by Myson