伊坂幸太郎の大ベストセラー小説“マリアビートル”を、ブラッド・ピット主演、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化した『ブレット・トレイン』。本作の全米公開を目前に、このたびロサンゼルスにてワールドプレミアが開催されました。会場には、劇中に登場するマスコットキャラクター“モモもん”カラーに染められたピンクカーペットが出現し、カーペット沿いには、自動販売機、ガチャガチャマシン、電車の自動改札機、コインロッカー、駅の売店などが並びました。さらに、主人公を演じたブラッド・ピットの他、デヴィッド・リーチ監督、真田広之、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ジョーイ・キング、バッド・バニーことベニート・A・マルティネス・オカシオら、豪華キャスト&スタッフが大集合しました。
ブラッド・ピットは、鮮やかなライトグリーンのジャケットと涼しげなバギーパンツで登場し、いよいよ公開を迎える本作について「この映画は僕らが経験してきた状況(パンデミック)に対する、完璧な癒しだと感じたよ。脚本を読むと笑いがこみ上げてくるし、撮影現場でもたくさん笑った。今こうして夏の時期に公開することができて、皆が外に出て一緒に集うことができるなんて、まさに完璧だ」と笑顔で挨拶しました。そして、『ファイト・クラブ』で出会い、かつて自身のスタントマンをしていたデヴィッド・リーチ監督に関して「今や彼は監督となり、彼独自の表現方法を身につけている」と絶賛し、「撮影中に僕らはジャッキー・チェンのことをいつも話していたよ。僕らは大ファンなんだ。彼はバスター・キートンのような存在だと思っている。彼のような演技を僕は今までやったことがないから、とても楽しかった」と、撮影を振り返りました。さらに、先日発表された来日について質問をされると、「日本に行くのが待ちきれないよ!映画を気に入ってもらえることを願っている。すごくおもしろいからね!」と、日本のファンに向けて熱いメッセージを送りました。
続いて真田広之は、日本が原作の作品に出演することに関して「伊坂さんの原作が世界公開の映画として作られるということで、やはり日本人としては嬉しいですし、そこに参加できたことはすごく光栄です」とコメント。ブラッド・ピットとの初めての共演については「最初の顔合わせ、カメラテストの時から、すごく気さくでフレンドリーで、それでいて紳士だし、常に現場を和やかにしてくれました。彼とリーチ監督の信頼関係が長年に渡って築かれているので、一緒に楽しんで作っている雰囲気がスタッフ全員に伝わってきました。最初から良いチームワークでできたのが、とっても助かりましたし、楽しめました」と語りました。また、本作ではキャストやスタッフ同士がアイデアを出し合ったそうで、「映画少年達が集まって楽しく砂場でお城を作っているような雰囲気でした(笑)。本当にアイデアを出し合って作ったという感じですね。すごく楽しかったです」と振り返り、最後に日本のファンに向けて「原作を読まれた方も、そうでない方も、また違った楽しみ方ができると思います。独特な世界観に浸っていただき、東京から京都へ行く新幹線に乗り合わせてしまった気持ちで、一緒にライブ感覚で楽しんでいただけたらと思います。感染対策に気をつけながら、ぜひ映画館で観ていただきたい映画です。どうぞお楽しみに!」とコメントしました。
ジョーイ・キングは、マーメイドのようなエレガントな白のロングドレスで登場しました。そして日本のファンに向けて「日本の皆さん、こんにちは!この映画をお届けできることがとても嬉しいです。すごく楽しい撮影でした!私は映画と全く同じように新幹線で東京から京都まで行ったことがあるんです。素晴らしい経験でした。ファンの皆さんがこの映画を観ていただくのが待ち遠しいです!」とメッセージを送りました。
デヴィット・リーチ監督は、日本を舞台にした作品であるにも関わらず、コロナの影響で日本に行くことができなかったため、最初は製作の難しさに直面し、苦労があったことを明かし、「この映画は、誇張されたバージョンの世界でもあるから、視覚的なセットを作り上げることはアーティストとしてとても自由な経験であり、結果的にコミックのような誇張された世界を作り上げることで、映画がより良いものになったと思う」と語りました。
会場にはその他にも、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アーロン・テイラー=ジョンソン、マシ・オカ、ローガン・ラーマン、さらに、マスコットキャラクターのモモもんも登場し、超大作にふさわしい豪華なワールドプレミアとなりました。
日本発の原作がハリウッドでどのように映画化されているのか、ますます期待が高まりますね!ブラッド・ピットが来日した際には、どんなことを語ってくれるのでしょうか。楽しみに待ちましょう!
『ブレット・トレイン』
2022年9月1日より全国公開
R-15+
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定