REVIEW
『エクストリーム・ジョブ』のイ・ビョンホンが脚本を担当し、『無垢なる証人』のイ・ハンが監督を務めた本作。45歳の製菓会社研究員チャ・チホ(ユ・ヘジン)は、毎日味気ない生活を送っています。そんなある日、チホは明るく元気なシングルマザーのイ・イルヨン(キム・ヒソン)と出会い、食事に誘われます。
チホは大の大人でありながら恋愛経験が全くないため、最初はイルヨンの勢いに圧倒されてしまいます。そんな彼が恋を知り、少しずつ心を開いていく様子はとても可愛らしく感じます。一方、イルヨンはチホの優しさに一目惚れし、一途にアップローチしていきます。その真っ直ぐな姿勢はとても潔く、恋愛において素直でいることの大切さを教えてくれます。
本作では、2人の恋愛模様以外にも家族関係にまつわるドラマも展開していきます。また、コメディ要素も随所に散りばめられており、思わず笑ってしまうシーンもたくさんあります。個人的にはチホがイルヨンや兄に振り回される様子や、あるお店での店員さんとのやり取りもお気に入りです(笑)。
主人公を演じたユ・ヘジンとキム・ヒソンは、本作で息の合った掛け合いを披露しており、恋愛のロマンティックな部分とコメディのバランスを上手く取っていると感じます。主人公達と同世代の大人はもちろん、どんな方でも気軽に楽しめる作品です。最近恋愛をしていない方なら、一歩踏み出す勇気をもらえると思います。
デート向き映画判定
コメディ要素もあるので、どんなデートでも気楽に観られると思います。恋愛経験の少ない方の場合は、チホの戸惑いに共感したり、恋とは何かを一緒に学べるのではないでしょうか。また、美味しそうな韓国料理が登場する場面もあるので、鑑賞後は一緒に韓国料理を食べに行くのもアリです。
キッズ&ティーン向き映画判定
コメディ要素のある恋愛映画なので、皆さんも観やすいと思います。主人公のチホは40代ですが、彼の初々しい恋模様は意外と皆さんも共感できるはずです。彼の恋模様を追いながら、一緒に恋とは何か考えてみてください。
『マイ・スイート・ハニー』
2024年5月3日より全国公開
松竹
公式サイト
©MINDMARK Inc. & MOVIEROCK ALL RIGHT RESERVED
TEXT by Shamy
本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。