REVIEW
本作では、門出と凰蘭が大学生となり、新たな友人や先輩が仲間に加わります。そして、東京上空に現れた巨大な宇宙船にも新たなる展開が起こります。映画の公式資料によると、本作のクライマックスは、原作者の浅野いにおが映画のために書き下ろしたオリジナルとなっているそうです。
後章は後章で新たなキャラクターが増えたり、前章では少ししか登場しなかった人物がフィーチャーされることにより物語がさらに複雑になっていきます。そして、大学生となった門出と凰蘭の恋愛も動き出します。2人が恋をする姿はとても甘酸っぱく、まさに青春です。ただ、宇宙人の脅威にさらされる特殊な世界という点は忘れてはいけません。そんな複雑な世界で、2人の友情や恋愛がどんな結末を迎えるのか要注目です。
本作でも得体の知れない宇宙人達を恐れる人間模様が描かれており、人によって考え方がさまざまな点はとてもリアルです。そういった現実社会に通じる動きは大人のほうがより刺さる部分がありそうです。物語の終盤では気になっていた箇所が一気に伏線回収されるので、観終わった後はスッキリしますよ。ぜひ前章と合わせてお楽しみください。
デート向き映画判定
大学生の恋愛模様はとても初々しく、なかなか思う通りにならない歯痒い姿には、どんな方でも共感できると思います。また、本作は前章に引き続き、恋愛や友情、巨大な宇宙船の存在など、気になる要素がたくさんあるので、鑑賞後に答え合わせをしたり、お互いの感想を話し合うと会話が盛り上がりそうです。
キッズ&ティーン向き映画判定
宇宙人の駆除活動の模様など、少し怖い場面もあるので、中学生くらいになってから観ることをオススメします。ティーンの場合は、門出と凰蘭の姿を等身大で観られると思います。本作では彼女達のある秘密に迫る場面もあるので、もし自分だったらどうするか考えながら観るのもアリです。
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』
2024年5月24日より全国公開
ギャガ
公式サイト
©浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
TEXT by Shamy
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情報は2024年5月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。