2025年もホラーの話題作が続々と公開されます。ホラー映画に一度ハマると不定期ながら“補給”したくなりますよね。そこで今回は、1月に劇場公開される作品から、初夏に劇場公開が予定されている作品までズラッとご紹介します。
ストップモーション
2025年1月17日より全国公開
PG-12
スターキャット
監督・脚本:ロバート・モーガン
出演:アシュリン・フランチオージ/トム・ヨーク/ケイリン・スプリンゴール/セリカ・ウィルソン・リード/ステラ・ゴネット
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REVIEW
サイコーにキモい(褒めてます)!人形だから怖くなさそうと思ったら大間違い。よくぞ、こんなに気味が悪い人形を作ったなと、そのセンスに圧巻されます。本作は、人形だから余計に怖いという独特な世界観を見事に実現しています。
偉大なストップモーション・アニメーターの母を持つエラ(アシュリン・ブランチオージ)は、手が思うように動かせなくなった母の“手”の役割を果たしています。そんななか、母が病に倒れ、自分の作品を作ろうとします。そこへ突如現れた謎の少女が語るストーリーを基に、エラは人形を作り、映画を作り始めますが、不可解な出来事が起こり始めます。
ロバート・モーガン監督は本作が長編デビュー作となります。短編“Bobby Yeah”では英国アカデミー賞最優秀短編アニメーション賞にノミネートされており、今後ますます注目を浴びそうです。本作は主人公エラに何が起こったのか、比喩的解釈を楽しめる作品となっています。見た目にも心理的にもゾッとできますよ。(by Myson)
アンデッド/愛しき者の不在
2025年1月17日より全国公開
東京テアトル
原作・共同脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
監督・共同脚本:テア・ヴィスタンダル
出演:レナーテ・レインスヴェ/アンデルシュ・ダニエルセン・リー/ビヨーン・スンクェスト/ベンテ・ボシュン/バハール・パルス
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REVIEW
アンデッドが登場するストーリーなので、一応ホラーとして分類したものの、実質的には人間ドラマという印象が強いです。本作は失ったはずの“愛しき者”達がある日突然生き返るというストーリー。愛する人に先立たれ失意のなかにいた者達は、“愛しき者”との再会に一度は喜ぶものの、やはり生前とは違う“アンデッド”達の様子を目の当たりにして戸惑います。そして、“アンデッド”達に異変が起こり始めます。
「愛しき者の不在」という副題がとても意味深いと思いました。“不在”をどう捉えるかという姿勢が、キャラクター達の死との向き合い方を表していて、それぞれの決断に繋がってきます。本作は『MORSE -モールス-』『ぼくのエリ 200歳の少女』『ボーダー 二つの世界』と同じ原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説「Handling the Undead」を映画化しています。リンドクヴィストは本作の共同脚本も務めています。リンドクヴィストが綴る物語はやはりハズレなしだなと感じます。(by Myson)
モルグ 屍体消失 デジタルリマスター
2025年1月17日より全国公開
OSOREZONE
監督:オーレ・ボールネダル
出演:ニコライ・コスター=ワルドー/キム・ボドゥニア/ソフィー・グローベール
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伝説の北米カルトホラーが30年ぶりにデジタルリマスター版として劇場公開されます。ニコライ・コスター=ワルドーのデビュー作としても要注目です!
ヌルボムガーデン
2025年1月24日より全国公開
PG-12
アルバトロス・フィルム
監督・脚本:ク・テジン
出演:チョ・ユニ/キム・ジュリョン/チョン・インギョム
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REVIEW
韓国の忠清北道堤川市に実在し、“三大心霊スポット”として知られる“ヌルボムガーデン”を舞台に描かれた作品です。『女神の継承』『チェイサー』のプロデューサー、ク・テジンが手掛けている点でも期待される方が多いのではないでしょうか。本作のストーリーは創作された内容であるものの、実際の“ヌルボムガーデン”にも複数の怪談があるようで、本作のエンドロールでは、ここで開業されていたレストラン経営者一家に不幸が続いたことが示されています。
この屋敷はデザインも良く、理想的な住まいに見えつつ、前述の背景を知りながら観るとだんだんゾクゾクしてきます。ビジュアル的にもギョエッとさせられるシーンがあり刺激的で見応えがあります。韓国でヒットしたのも頷けます。(by Myson)
悪鬼のウイルス
2025年1月24日より全国公開
PG-12
イオンエンターテイメント
原作:二宮敦人「悪鬼のウイルス」(TO文庫刊)
監督・編集:松野友喜人
出演:村重杏奈/太田将熙/桑山隆太(WATWING)/華村あすか/吉田伶香/大熊杏優/町田大和/角由紀子/鳥之海凪紗/田中要次
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REVIEW
あるYouTuberが友人と一緒に都市伝説調査の動画を撮るため、神隠しの噂がある村に向かうところからストーリーは始まります。最初は和気あいあいと楽しく撮影していますが、途中から不穏な空気が漂ってきます。頑丈に施錠された家や、武装した子どもの姿など、いつ何が起きてもおかしくない状況下で、若者達の運命がどう左右されるのか注目です。
好奇心で村にやってきた若者達が絶体絶命のピンチに陥るなか、制服姿の村の少女がカッコ良く敵に立ち向かう姿はとても爽快です。でも、興味本位で怪しげな場所に行くのはやっぱり危険ですね(苦笑)。(by Shamy)
ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
2025年1月24日より全国公開
KADOKAWA
総合プロデューサー:清水崇
監督:近藤亮太
出演:杉田雷麟/平井亜門/森田想/藤井隆
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REVIEW
本作は、「第2回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した同名の短編映画を近藤亮太監督自ら長編映画として手掛けた作品です。また、総合プロデューサーとして清水崇が名を連ねています。
タイトルにある通り“ビデオテープ”が本作のキーとなっています。ビデオテープの映像特有のザラッとした質感は本作の世界観とすごくマッチしていて、より恐怖心を煽ります。一緒に出かけた弟が失踪しまった過去を持つ主人公の敬太(杉田雷麟)を中心に、同居人の司(平井亜門)、記者の美琴(森田想)がそれぞれ一つの渦に巻き込まれていく展開はとてもゾクッとします。クライマックスに向けて恐怖度がどんどん増すので、何が起こるのかぜひご自身の目で確かめてください。(by Shamy)
SKINAMARINK/スキナマリンク
2025年2月21日より全国公開
ショウゲート
監督・脚本:カイル・エドワード・ボール
出演:ルーカス・ポール/ダリ・ローズ・テトロー
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新進気鋭の映像作家として注目されるカイル・エドワード・ボールの長編監督デビュー作。わずか15,000ドルという低予算で制作された作品でありながら、北米692館という異例の規模で公開。
マッド・マウス ~ミッキーとミニー~
2025年3月7日より全国公開
ハーク
監督・制作・編集・撮影:ジェイミー・ベイリー
出演:ソフィー・マッキントッシュ/マッケンジー・ミルズ/サイモン・フィリップス/カラム・シウィック
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世界中で愛される、あのキャラクターが遂にパブリックドメイン(知的財産権消滅)となり、殺人鬼と化しました。キャッ!
ロングレッグス
2025年3月14日より全国公開
PG-12
松竹
監督・脚本:オズグッド・パーキンス
出演:マイカ・モンロー/ニコラス・ケイジ/ブレア・アンダーウッド/アリシア・ウィット
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「過去10年における独立系ホラーの全米最高興収」「北米配給NEON史上最高興収」という好成績を収めている注目作です。ニコラス・ケイジが演じるシリアルキラーを観ないわけにはいきませんよね。
哭戦 オペレーション・アンデッド
2025年4月18日より全国公開
アルバトロス・フィルム
監督:コム・コンキアート・コムシリ
出演:チャーノン・サンティナトーンクン/アワット・ラタナピンター/スピチャー・サンカチンダー/大関正義
公式サイト
本国タイで大ヒットを飛ばした本作に登場するアンデッドは、自我を持った少年兵達。「感情を揺さぶられるゾンビ映画」と評価されています。
きさらぎ駅 Re:
2025年初夏、全国劇場公開
イオンエンターテイメント
監督:永江二朗
出演:本田望結
公式サイト
存在しないはずの“きさらぎ駅”に辿り着いた体験が“2ちゃんねる”に投稿され話題となり、映画化された『きさらぎ駅』の続編。前作で“きさらぎ駅”から帰還した宮崎明日香が主人公です。
見える子ちゃん
2025年初夏、全国劇場公開
KADOKAWA
原作:泉朝樹「見える子ちゃん」(KADOKAWA刊)
監督・脚本:中村義洋
出演:原菜乃華/久間田琳加/なえなの/山下幸輝
公式サイト
累計発行部数300万部突破の人気ホラーコメディの映画化。ある日突然、霊が見えるようになった女子高生が主人公の青春物語です。
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映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも
© Bluelight Stopmotion Limited / The British Film Institute 2023
© 2024 Einar Film, Film i Väst, Zentropa Sweden, Filmiki Athens, E.R.T. S.A.
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©︎ 2024「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」製作委員会
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©2025『見える子ちゃん』製作委員会
TEXT by Myson
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情報は2025年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。