映画『ウィキッド ふたりの魔女』来日ジャパンプレミアイベント:ジョン・M・チュウ監督、シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ/日本語吹き替え版キャスト:高畑充希、清水美依紗、kemio、ゆりやんレトリィバァ
第97回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、既に世界中で大ヒットを飛ばしている『ウィキッド ふたりの魔女』に主演するシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデ、そしてジョン・M・チュウ監督が揃って来日しました。
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ジョン・M・チュウ監督:
日本に来られて本当に嬉しく思っています。今回4度目の来日になるんですけれども、日本の観客が最高だと思っています。本当に皆さんの創造性、そして街の清潔さ、すべて好きです。ありがとうございます。
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シンシア・エリヴォ:
来日は4、5年ぶりになるでしょうか。この作品を携えて再び日本の地を踏めたことを大変誇らしく思っています。日本は大好きな国であり、日本の方々が大好きなので、この作品を愛する皆様と、一緒に分かち合えることを嬉しく思います。アリガトウゴザイマス。
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アリアナ・グランデ:
世界の中で最も好きな国、日本に長い間来ることができなくてとても悲しかったので、今回来ることができて本当に嬉しいです。
シンシアとアリアナはとっても素敵な衣装で登壇。3人のお話の端々から来日した喜びがヒシヒシと伝わってきました。そして、質疑応答ではたくさん話してくれました。
Q:アカデミー賞10部門にノミネートされ、世界的にヒットしていることについてどう感じていますか?
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ジョン・M・チュウ監督:
監督ができて本当にラッキーだという気持ちでいます。横にいる、本当に才能あふれるお2人のこの時期に一緒に仕事ができてとっても嬉しく思います。
シンシア・エリヴォ:
この作品は非常に大作ではあるんですけれど、本当に素敵なのは、私達がファミリーを作りながら作品を作り上げることができたことだと思います。テーマの中には愛、シスターフッド、成長、いろいろなものが含まれていて、本当に演じるのが光栄でした。そして、特にこの特別なお2人とお仕事ができたことが何よりもこの作品を素敵なものにしてくれています。
アリアナ・グランデ:
やっとここに来られたという、そういう気がしています。22年間でしょうかね、私が愛し続けたこの素晴らしい作品をやっと日本の皆様に観ていただくことができます。また、日本の声優の方達とも会うことができました。素晴らしい人間性を表した、人生の複雑さですとか、「あまり自分を怖がらなくてもいいよ。自分自身であり続けることに恐れを抱かなくてもいいよ」っていうような言葉をこの作品はたくさん語ってくれます。そして、ここにいらっしゃる素晴らしいお2人とこの作品に出られたということも、私の人生にとって大変光栄な出来事です。ありがとうございます。
Q(監督へ):このストーリーがこれほどまでに共感されているのはなぜだと思いますか?
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ジョン・M・チュウ監督:
エルフォバとグリンダの2人の友情が描かれていて、全く正反対の2人が違いを乗り越えて友情を結ぶことができる。これは世界中の人たちが本当に欲していることだと思うんですね。本当に美しい物語ですし、こういう出会いが可能なんだということをこの映画は見せてくれます。そして、それを歌と踊りで見せてくれるところだと思います。
Q(シンシアとアリアナへ):ダンスをしながら歌って、スタントをして感情を表現するというのはとても難しかったんじゃないかと思います。役を演じるためにどんな準備をしたのでしょうか?
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シンシア・エリヴォ:
本当に幸運だったのは、必要なスキルを身につける手助けをしてくださる方々が私達の周りにいてくれたことです。このキャラクターは本当に素敵なことに、とてもフィジカルであり、もちろん歌います。キャラクターのそういう部分を使って、この物語を語っていきます。
スタントも自分でやりたいと思ったのは、“Defying Gravity(ディファイング・グラヴィティ)”を歌う時に、飛んでいる気持ちがわからなければ歌えないと思ったからです。だから、トレーニングを積んで、飛びながら同時に歌えるところまで持っていきました。やはり、スタントの専門家とボーカルコーチ、お2人の力があってのことでした。それができたことで、その場で生で歌って、その瞬間を撮っているわけです。だからその瞬間、自分はそこにいて、その瞬間を生きている、そういった部分が、この作品をよりリアルなものにしてくれていると思います。
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アリアナ・グランデ:
いつまでもやっていいというくらい、とにかくこの作品のためにできる限りのトレーニング、できる限りの準備をしました。ボーカルのコーチもいましたし、アクティングのコーチにもついていただいて、自分でとにかく、今まで使ったことのない声、そしてソプラノなどの音域の声のトレーニングをすることで、心配なくセットに入った途端にその場に自分がいられるよう十分に準備をしました。
そういうトレーニングもいっぱいできたことはすごくラッキーだったと思いますし、セットでライブで歌うことができたこともすごく良かったと思います。というのは、ライブで歌うことにより、本当の意味で自分の感情というものを真に表現することができるからです。
そして自分なりに集中することもできました。“ポピュラー”を歌った時には、私がアドリブを入れて、シンシアのリアクションをその場で感じることもできました。本当にもう一度やる機会があったら、もう一回やってもいいくらいです。そのくらいに私はこれをできて本当によかったと思っています。
Q:日本が大好きとおっしゃっていた皆さんが、滞在中にしたいこと、見てみたいものはあるでしょうか?
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ジョン・M・チュウ監督:
『ウィキッド ふたりの魔女』を日本の皆さんと一緒に吹き替え版で観てみたいと思います。あともう一つは、原宿でショッピングもしたいです。
シンシア・エリヴォ:
ファッションが大好きなので、すごくイケてるビンテージのショップもぜひ訪れてみたいです。ものを書くのも大好きなので、文房具を扱っているようなところにも行って、美しい万年筆との出会いがあればいいなと思っています。そして、皆様とご一緒にこの映画を観たいなって思っています。
アリアナ・グランデ:
最も楽しみにしていたことのうち2つは実は今日やってきました。そのうちの一つは、まず両親と一緒にショッピングに行きました。父は日本に来るのが初めてなので、一緒にショッピングができたことがすごく嬉しかったです。もう一つは、日本のファンの皆さんに本当に長い間会えなくてとても寂しかったので、今日会うことができてとっても嬉しかったです。
そして、日本語吹き替え版で声優を務める、エルファバ役の高畑充希、グリンダ役の清水美依紗、ファニー役のkemio、シェンシェン役のゆりやんレトリィバァが、来日ゲストを歓迎し、花束を持って登場しました。
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高畑充希:
皆さんこんばんは。今日はお越しいただいてありがとうございます。私は『ウィキッド〜』も大ファンだし、4年前に日本でのコンサートに観に行ったくらいシンシアの大ファンなので、今日この場所に立てていることにすごく感動しています。本当に素晴らしい映画なので、早く日本の方々とこの感動をシェアしたいなと思います。
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清水美依紗:
私も初めてブロードウェイで“ウィキッド”を観た時から大ファンで、映画になると知った時から、もうビックニュースだったんです。アリアナの大ファンで、本当に本当に毎回新しい姿を見せてくれるアリアナにすごく勇気をもらっていましたし、この作品でたくさんの勇気をもらえる方も絶対います。この作品の魅力をたくさんの人に届けたいなって思います。
そして、4人から来日した3人へ質問が投げかけられました。
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高畑充希:
舞台と映像の両方で活躍されているシンシアさんですが、パフォーマンスの観点から2つを自分の中で意識して分けて演じている部分はありますか?
シンシア・エリヴォ:
少しだけ調整というのはやっぱりしていますね。ただ、どちらの場合も真実からすべて作業するようにしています。舞台の場合は真実というのを皆さんに発信することもありますし、映画の現場であれば必要なだけカメラが自分に寄ってくるので、そこまで大きく発信する必要がない時もありますけれど、何より大事なのは、まず真実に迫っているかというところですね。それが自分のアプローチです。あとはエネルギーを調整します。
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清水美依紗:
何ヶ月もグリンダを演じて、この作品と長い間一緒に過ごしてきて、グリンダについて何か驚かされたことはありますか?
アリアナ・グランデ:
驚きといっていいかわからないですが、一番は強さです。彼女はとてもおもしろい面があり、ふざけた一面があるので表面だけ見るとそう思わないかもしれないけれど、自分を信じています。彼女はいろんな側面を持っていて、いろんな色でその感情を作ることができる、その彼女の持っている幅も私はとても好きです。
ですので、本当に見える、彼女の人間性、そしていろんなことが彼女から発見できる。それは私のとても好きなことでもありますし、そこからたくさんのインスピレーションを受けました。
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kemio:
プレミア上映のために最後に東京に来られてどんなお気持ちですか?
ジョン・M・チュウ監督:
本当に長い長い旅をしてきたという感じです。やっと皆さんと共有できる日が来ました。一番最初、『ウィキッド〜』の演出、監督をできるという電話から始まって、本当に愛されている作品にアリアナとシンシアをキャスティングできて、本当に一緒に腕を組んで勇気を持って、とてもスペシャルなものを作ろうということで1年かかって作りました。
そして編集もして、世界中に持っていくという時が来て、皆さんがこの映画を観て歌ったり踊ったりしてくださるのがとても嬉しいし、友達と一緒に来たり、両親を連れて来たり、祖父祖母、皆を連れてきたり、世界中のツアーの最後に日本に来られたということで、本当に特別な気持ちでいます。オーディエンスの皆さんと共有できるのが一番の目標ですから、本当に今ラッキーだなと思っています。
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ゆりやんレトリィバァ:
この作品で最も一番印象に残っているところはどこですか?
ジョン・M・チュウ監督:
一番印象に残っているというと、リハーサルなんですね。この2人が私のオフィスに来て、床に皆で座ってナッツを食べながら台本を持って、皆カラフルなペンで台本にいろいろ書き込んでいくんですね。もうあの瞬間というか、あのリハーサルは絶対に忘れられません。そして、大きなジャケットを持ってきて、それがいつも毛布代わりになっていました。
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最後に3人から日本のファンに向けて一言ずつコメントが贈られました。
ジョン・M・チュウ監督:
楽しんでください。そして友達や皆にも伝えてください。私達はいっぱい愛を注いで映画を作りました。その愛を感じていただけると思います。
シンシア・エリヴォ:
実は今日もずっとアリアナさんに日本語を教わっていたんです。ニホンダイスキ。楽しんでください。ありがとうございます。
アリアナ・グランデ:
日本にあとどのくらいで来られるかなと、ずっとずっと楽しみにしていました。私の心は本当に感謝でいっぱいです。お祝いをしたい気持ちです。本当に日本大好きです。ありがとうございました。ダイスキ。
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舞台上での様子から、3人の仲の良さが伝わってきました。そして、シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデのやり取りや仕草を見ていると、エルフォバとグリンダにピッタリだなと改めて感じました。本作はストーリー、演出、演技、歌、ダンスすべて本当に素晴らしく、何度も観たくなる作品に仕上がっています。これは一度は映画館で観ないと本当にもったいないので、ぜひ劇場でご覧ください。
『ウィキッド ふたりの魔女』来日ジャパンプレミアイベント:
2025年2月19日取材 PHOTO&TEXT by Myson
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『ウィキッド ふたりの魔女』
2025年3月7日より全国公開
東宝東和
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