映画『引っ越し大名!』初日舞台挨拶:星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、濱田岳、犬童一心監督
2019年8月30日、本作が公開初日を迎え、星野源、高橋一生、高畑充希、及川光博、濱田岳、犬童一心監督が揃って舞台挨拶を行いました。主演の星野源が「皆さん今日はありがとうございます。え〜本日Instagramを始めました、星野源です。よろしくお願いします」と挨拶をすると、会場は大きな拍手で包まれました。
激しいアクションシーンに挑戦した高橋は撮影を振り返って感想を聞かれると、「過酷は過酷でしたけど、出来上がった画を観て救われますよね。とっても楽しい映画になっているので」と答えました。
馬で駆けたり、男勝りなキャラクターを演じた高畑は「馬がすごく怖かったです。この作品で初めて馬に乗ったんですよね。皆さん軽々乗ってらっしゃる感じに見えるんですけど、スピードが馬のテンションが上がると、想像できない感じで行っちゃうので、怖すぎて顔が固まってたんです。でも、映画では意志強く走っているみたいに映っていてホッとしました。映画はすごく皆で寝る間も惜しんで懸命に京都で撮影してたんですけど、出来上がったら、楽しいしじーんとくるし、一言で説明しにくいけど、いろんな人に観て欲しいなと思える映画になっていたので、とっても嬉しい気持ちになりました」と笑顔を見せました。
「普段は王子と呼ばれている及川さんですが…」と司会が及川に質問し始めると、「いやいや、元王子ですよ。転職してますから」とジョークを飛ばし、今回、殿の役を演じるにあたって気を付けたところ、工夫について聞かれると、「台本の時点で大変おもしろい役どころを頂きましたので、気を付けたところと言えば、ギャップですかね。お殿様としての風格、そして男色家としての素顔、そのギャップですかね。ハハハ」と会場を沸かせました。
撮影現場で星野、高橋とどんな話をしていたのかと質問された濱田は「一生さんとは何作もご一緒してますし、お2人ともすごく優しいお兄ちゃんなんです。あ、ゲームの話とか教えてもらいましたね。僕ゲームやんないんで、そんなにだったんですけど…。そこは年功序列とかいろいろあるんで。“今度買ってみます”っていう、適当にやってました」と、冗談を交えて返しました。
その濱田の本心には気付かなかったのかと聞かれた星野は「やっぱり演技が上手いんでしょうね。全然良い感じに接してくれてると思ってたんですけど」と言うと、高橋は「何作もやってるとわかってきますよ。このヤローの…」とふっかけ、濱田が「てめえは。皆いるんだから、このヤローってどういうことなんだ。バカだな」と返し、高橋が「ごめん、ごめん、ごめん。あとでちょっと、ごめん」というミニコントが繰り広げられました(笑)。それを見て、星野が「これがずっと行われてます。撮影中も、この感じです」と振り返りました。
キャスティングについて、犬童監督は「適材適所のキャスティングで、僕が子どもの頃に観たかった時代劇の楽しさがそのおかげで実現したような気がします」とコメント。
最後に星野は「脚本を読んで、これはおもしろいなと思って、ぜひ出たいと思ったあの日からすごく長い時間が経ちまして、やっとこの日を迎えられて本当に嬉しいです。皆さんと現場で楽しく話した思い出とか、苦労を共にした思い出が映像の中で素晴らしい作品として昇華しているのを観て、僕はものすごく嬉しかったです。ぜひいろんな人に観て頂きたいので、今日観てもまた観に来て頂いて、そしていろんな人を誘って。ちっちゃい子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでどんな人も楽しめて、現代の日本で観るべき、そして観て楽しい活劇、時代劇だと思いますので、ぜひ皆さん何度も観に来てください。今日は本当にありがとうございました!」と締めくくりました。
舞台挨拶での和気あいあいとした雰囲気がそのまま作品に活かされている、温かい時代劇コメディドラマになっています。友達や家族で観るのも良し、デートで観るのも良しですよ。
映画『引っ越し大名!』初日舞台挨拶:
2019年8月30日取材 PHOTO&TEXT by Myson
『引っ越し大名!』
2019年8月30日より全国公開
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
松竹
©2019「引っ越し大名!」製作委員会