REVIEW
タイトルにもある“FPU”は、国連平和維持警察隊(Formed Police Unit)の略となっています。実際に中国では2000年から世界13地域に2700人を派遣しており、現地の平和回復と維持に貢献しているそうです(映画公式サイトより)。
本作ではそんなFPUの精鋭メンバー達の物語がフィクションとして描かれています。冒頭からメンバー達が危険なエリアに出向き、いきなりピンチに陥るので、物語に一気に引き込まれます。そして、極限状態の現場で隊長のユー(ホアン・ジンユー)や狙撃手のヤン(ワン・イーボー)ら精鋭メンバー達の人間ドラマが展開していきます。1分1秒を争う現場でメンバー達が咄嗟に判断し行動する姿からはチームワークの大切さを感じられます。特に狙撃手のヤンは正義感が強いあまりに時にチームの輪を乱してしまい、隊長からたびたび指導されます。そんな彼がどう成長し、どんな活躍を見せるのか注目です。
キャストは、ホアン・ジンユー、ワン・イーボー、チョン・チューシー、オウ・ハオらで、それぞれFPUのメンバーとして勇敢に戦う姿が印象に残ります。そして製作総指揮には、“インファナル・アフェア”三部作のアンドリュー・ラウが名を連ね、監督を『インファナル・アフェアII 無間序曲』『ラスト・シャンハイ』のアクション振り付けや、『マトリックス』でキアヌ・リーブスのアクションコーチを担当したリー・タッチウが務めています。劇中には、ダイナミックな爆破シーンや銃弾がスローに映るシーンなどがあり、監督のこだわりを感じられます。また、エンドロールにはアクションシーンのメイキングも盛り込まれており、スタッフとキャストの努力と熱意を改めて感じられるので、ぜひ最後までお見逃しなく!
デート向き映画判定
アクション好きや映画好きのカップルなら一緒に観るのもアリです。人々の平和のために自らの命さえも顧みず行動するFPUのメンバーの姿は、どんな方でも何か心に響くものがあると思います。ただシリアスな場面も多いので、真剣にじっくり観たい場合は1人で観ることをオススメします。
キッズ&ティーン向き映画判定
戦地にいる子ども達の状況なども映し出されており、少々衝撃的なシーンもあるので、せめて中学生くらいになってからご覧ください。FPUのメンバー達のチームワークの素晴らしさには皆さんも驚くのではないでしょうか。また、FPUが出向いた地域の様子や戦闘模様を通して、平和について考えるのも良いと思います。
『FPU 〜若き勇者たち〜』
2025年1月10日より全国公開
PG-12
ハーク
公式サイト
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TEXT by Shamy
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情報は2025年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。