シリーズのノリはそのままに、主人公の“今”に合ったストーリーになっていて、ウィル・スミスが演じるマイクと、マーティン・ローレンスが演じるマーカスの個性にも磨きがかかっています。対照的な2人の個性を表現するために、似たような動作を対で見せるシーンがコミカルで、2つのパターンの年の重ね方を観ることができます。そんなクスッと笑える軽いノリのシーンも期待通りにありつつ、R-15になるくらいの激しいアクションシーンもあり、メリハリが利いているので、飽きることがありません。そして時代を象徴するハイテクな捜査方法も出てきて、アナログとデジタルの比較も楽しめます。さらにウィル・スミス演じるマイクが相変わらずカッコイイので、クールなウィル・スミスをぜひご堪能頂きつつ、今作ではコメディ担当のマーティン・ローレンスに癒されてください。
ロマンスありアクションありで、老若男女楽しめるエンタテインメント超大作ということで、デートにもオススメの1本です。ただ、見た目に痛々しいアクションシーンもあるので、普段あまりアクションを観ない人を誘う時は、許容範囲を先に確かめたほうが良いでしょう。観終わった後は映画の話をしても良いし、さらっと流して次のメニューに進んでもどちらでも大丈夫でしょう。
R-15+なので、15歳未満の人は観られません。軽快なバディ・ムービーでストーリーとしては観やすいので、15歳になったらぜひ観てください。マイクとマーカスの2人の歴史を知ると、より感慨深く観られるので、本作を気に入ったらぜひ過去作も観てみてください。ちなみにシリーズ前作を観ていなくても、今作だけ観ても楽しめるので、その辺りはご心配無用です。
『バッドボーイズ フォー・ライフ』
2020年1月31日より全国公開
R-15+
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
TEXT by Myson