REVIEW

バブル【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『バブル』

物語の舞台は、突然降り注いだ泡(=バブル)により重力が壊れ、ライフラインが閉ざされたてしまった東京。主人公のヒビキは、ビルの間を駆け回るパルクールのチームに所属していて、仲間達と暮らしています。そんなある日、ヒビキの前に謎の少女ウタが現れます。ウタは何者なのか、ヒビキの過去に何があったのかなど、冒頭から気になるシーンが多く、後半へ続く伏線が散りばめられています。本作は“人魚姫”のお話がモチーフになっているそうで、泡だらけになってしまった東京を舞台にどんな“人魚姫”の物語が観られるのかという点にも注目です。
監督はアニメ『進撃の巨人』の荒木哲郎、脚本を『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄、キャラクターデザイン原案を『DEATH NOTE』『バクマン。』の小畑健が務めており、日本最高峰と言われる豪華なクリエイターが一堂に会しています。ストーリー、設定、映像美のどれを取っても見どころが満載で、100分の上映時間の中に見事にそれらがまとめられている点にも製作陣の手腕を感じます。また、声優として、志尊淳、宮野真守、梶裕貴、広瀬アリスらが参加していて、それぞれハマり役なので、お気に入りのキャラを探すのもオススメです。
パルクールバトルのシーンは観ていてとても爽快で、街中を縦横無尽に動き回るヒビキ達の姿を観ているだけでワクワクします。また、泡に覆われてしまった東京という大胆な設定で、普段は味わえないスリルと非日常を楽しめますよ。さまざまな要素が詰まっているので、観る人によって気に入る点は変わりそうですが、友達や家族と盛り上がりながら観て欲しいと思います。

デート向き映画判定
映画『バブル』

本作において恋は重要なキーワードの1つとなっています。初々しい恋愛模様は、大人目線だと可愛らしく思えますが、ヒビキ達と同世代の若者目線だと共感できる点も多くキュンとする場面もあるのではないでしょうか。特別気まずくなるシーンもないので、初デートや友達以上恋人未満のデートにも向いている作品です。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『バブル』

ヒビキとウタの人間ドラマやパルクールのシーンは、皆さんもワクワクしながら観られるでしょう。物語も特別難しい展開はないので、キッズでも比較的理解しやすいと思います。もしパルクールに興味を持ったら体験教室に行ってみたり、本物の競技を観戦するのもアリです。

映画『バブル』

『バブル』
2022年4月28日よりNetflixにて配信中/5月13日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

©2022「バブル」製作委員会

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』記者会見:ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督 自分の人生をしっかりと生きている方がベテラン『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督来日

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』の公開を記念し、ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督が緊急来日を果たし、記者会見が行われました。

【エンドレス・アカデミー】開校記念記者発表:下浦貴敬学院長、山口智子(スペシャルゲスト) 山口智子さんも応援!2025年4月開校【総合芸術学校エンドレス・アカデミー】下浦貴敬学院長&伊勢直弘講師インタビュー

“東京リベンジャーズ”や“ブルーロック”などを原作とした⼈気2.5次元舞台を数多く制作、プロデュースしてきた株式会社Office ENDLESSが、⻑年にわたる経験をもとに、独⾃メソッドによる教育の場として、【総合芸術学校エンドレス・アカデミー】を開校しました。この学校にはユニークなポイントが多数あります。そこで、下浦貴敬学院長と伊勢直弘講師に、学校設立のきっかけやカリキュラムへのこだわり、そのこだわりに繋がるお二人の経験について詳しくお聞きしました。 俳優の山口智子さんがスペシャルゲストとして駆けつけた開校記念記者発表の模様とともに、インタビュー内容をお届けします。

映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』レネー・ゼルウィガー ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今【レビュー】

前作を観終わった後、もうこれ以上話が続くとは思ってもみなかったけれど…

映画『終わりの鳥』ローラ・ペティクルー 終わりの鳥【レビュー】

この映画はスゴい!なんと独創的なんでしょう!…

映画『金子差入店』丸山隆平 『金子差入店』キャスト&スタッフ登壇!ジャパンプレミア 20名様ご招待

映画『金子差入店』キャスト&スタッフ登壇!ジャパンプレミア 20名様ご招待

映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』ズーイー・デシャネル ズーイー・デシャネル【ギャラリー/出演作一覧】

1980年1月17日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州生まれ。

映画『HERE 時を越えて』トム・ハンクス/ロビン・ライト HERE 時を越えて【レビュー】

映像作家としてあらゆる挑戦を行ってきたロバート・ゼメキス監督は、本作でも新たな挑戦の成果を見せてくれています…

映画『アンジェントルメン』ヘンリー・カヴィル/エイザ・ゴンザレス/アラン・リッチソン/ヘンリー・ゴールディング アンジェントルメン【レビュー】

本作は「近年機密解除された戦時中の極秘ファイルを後ろ盾にしたダミアン・ルイス著 『Churchill’s Secret Warriors: The Explosive True Story of the Special Forces Desperadoes of WWII』」を原作としており…

映画『少年と犬』高橋文哉/西野七瀬 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年3月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年3月】のアクセスランキングを発表!

映画『BETTER MAN/ベター・マン』ジョノ・デイヴィス 社会的成功が本当の幸せをもたらすとはいえない事例【映画でSEL】

昨今、ウェルビーイングという概念が広まりつつあり、社会的な成功は必ずしも幸福をもたらすとは限らないという見方も出てきました。その背景を、「自己への気づき」(SELで向上させようとするスキルの一つ)に紐づけて考えてみます。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

映画『セトウツミ』池松壮亮/菅田将暉 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.4

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

映画『オッペンハイマー』キリアン・マーフィー 映画好きが選んだ2024洋画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の洋画ベストを選んでいただきました。2024年の洋画ベストに輝いたのはどの作品でしょうか!?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『BETTER MAN/ベター・マン』ジョノ・デイヴィス
  2. 【映画でSEL】森林の中で穏やかな表情で立つ女性
  3. 映画『風たちの学校』

REVIEW

  1. 映画『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』レネー・ゼルウィガー
  2. 映画『終わりの鳥』ローラ・ペティクルー
  3. 映画『HERE 時を越えて』トム・ハンクス/ロビン・ライト
  4. 映画『アンジェントルメン』ヘンリー・カヴィル/エイザ・ゴンザレス/アラン・リッチソン/ヘンリー・ゴールディング
  5. 映画『少年と犬』高橋文哉/西野七瀬

PRESENT

  1. 映画『金子差入店』丸山隆平
  2. 中国ドラマ『柳舟恋記(りゅうしゅうれんき)〜皇子とかりそめの花嫁〜』QUOカード
  3. 中国ドラマ『北月と紫晴〜流光に舞う偽りの王妃〜』オリジナルQUOカード