REVIEW

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』

イーライ・ロスが製作を務め、『クワイエット・プレイス』の脚本家コンビ、スコット・ベックとブライアン・ウッズが監督、脚本を務めた本作が、怖くないわけがない!主人公達は見るからにヤバそうな郊外のお化け屋敷に入ったら最後、出口が見つからず訳もわからず、正体不明な人物に命を狙われることになります。舞台がお化け屋敷なので、ビックリさせる仕掛けがあって当然ですが、前半はそれがただのおもちゃの仕掛けなのか、殺人用の仕掛けなのかわからない点で余計にドキドキします。後半はヤバイ人達が続々登場し、そのマスクの下にギョエっとなったり、ギャーっと目と耳を塞ぎたくなる痛々しいシーンが満載(苦笑)。個人的に『クワイエット・プレイス』で一番ぞわっとしたのは釘のシーンでしたが、本作でも健在。スコット・ベックとブライアン・ウッズって釘好きですよね、きっと(笑)。
そして何が一番怖いかというと、命を襲われる理由も何もないこと。お化け屋敷のスタッフ達が、ただただ人を殺そうとしてくるのが一番不気味です。観ているだけでもかなり緊張するので、自分もこのお化け屋敷に入っているような感覚で良い意味でドッと疲れますが、最後はスカッとするので、途中でリタイアせずにゴールまで辿り着いてください!

デート向き映画判定
映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』ケイティ・スティーブンス

吊り橋効果は抜群なので、ホラーへのチャレンジ精神があるカップルならぜひ一緒に観て盛り上がってください。ドストレートに痛々しいシーンが満載なので、ホラーを観慣れていない人はちょっと覚悟が必要かも知れませんが、『クワイエット・プレイス』が観られるなら、本作もいけるはずです。どんなポイントで怖いかも人それぞれなので、鑑賞後もたわいもない話で盛り上がれそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』

PG-12なので12歳未満でも保護者がいれば観られないこともないですが、これをキッズが観てしまったら、今後実在のお化け屋敷には入れなくなる可能性はあるでしょう。中高生以上なら友達たくさんと連れだって観に行くのが楽しい作品だと思います。普段強がっている友達が本当はビビりだったり、大人しい友達がめっちゃ盛り上がってたり、ホラー鑑賞はお互いの意外な一面を発見するきっかけに出来るかも知れないですね。

映画『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』

『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』
2020年6月12日より全国公開
PG-12
リージェンツ
公式サイト

© 2018 Danger House Holding Co., LLC. All rights reserved.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『HERE 時を越えて』トム・ハンクス/ロビン・ライト HERE 時を越えて【レビュー】

映像作家としてあらゆる挑戦を行ってきたロバート・ゼメキス監督は、本作でも新たな挑戦の成果を見せてくれています…

映画『アンジェントルメン』ヘンリー・カヴィル/エイザ・ゴンザレス/アラン・リッチソン/ヘンリー・ゴールディング アンジェントルメン【レビュー】

本作は「近年機密解除された戦時中の極秘ファイルを後ろ盾にしたダミアン・ルイス著 『Churchill’s Secret Warriors: The Explosive True Story of the Special Forces Desperadoes of WWII』」を原作としており…

映画『少年と犬』高橋文哉/西野七瀬 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年3月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年3月】のアクセスランキングを発表!

映画『BETTER MAN/ベター・マン』ジョノ・デイヴィス 社会的成功が本当の幸せをもたらすとはいえない事例【映画でSEL】

昨今、ウェルビーイングという概念が広まりつつあり、社会的な成功は必ずしも幸福をもたらすとは限らないという見方も出てきました。その背景を、「自己への気づき」(SELで向上させようとするスキルの一つ)に紐づけて考えてみます。

映画『片思い世界』広瀬すず/杉咲花/清原果耶 片思い世界【レビュー】

広瀬すず、杉咲花、清原果耶がトリプル主演を務める本作は、『花束みたいな恋をした』の脚本を手掛けた坂元裕二と、土井裕泰監督が再タッグを組んだ…

映画『神は銃弾』マイカ・モンロー マイカ・モンロー【ギャラリー/出演作一覧】

1993年5月29日生まれ。アメリカ出身。

映画『ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース』 ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース【レビュー】

“ハッピー”や“ゲット・ラッキー”をはじめとする大ヒット曲を多数生み出し、他のビッグ・アーティストへの楽曲提供やプロデュースでも並外れた偉業を成してきたファレル・ウィリアムスの人生が初めて映画化…

映画『ANORA アノーラ』ユーリー・ボリソフ ユーリー・ボリソフ【ギャラリー/出演作一覧】

1992年12月8日生まれ。ロシア出身。

映画『片思い世界』公開直前イベント、広瀬すず/杉咲花/清原果耶/土井裕泰監督 存在するということに対しての肯定を、ここまで実験的に描いた物語もなかなかない『片思い世界』公開イベントに広瀬すず、杉咲花、清原果耶が揃って登壇

劇場公開を目前に控え、本作でトリプル主演を務めた、広瀬すず、杉咲花、清原果耶と、土井裕泰監督が舞台挨拶に登壇しました。

映画『おいしくて泣くとき』長尾謙杜/當真あみ おいしくて泣くとき【レビュー】

タイトルを聞いただけで泣いちゃいそうな作品だと予想できるので、逆に泣かないぞと…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

映画『セトウツミ』池松壮亮/菅田将暉 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.4

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

映画『オッペンハイマー』キリアン・マーフィー 映画好きが選んだ2024洋画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の洋画ベストを選んでいただきました。2024年の洋画ベストに輝いたのはどの作品でしょうか!?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『BETTER MAN/ベター・マン』ジョノ・デイヴィス
  2. 【映画でSEL】森林の中で穏やかな表情で立つ女性
  3. 映画『風たちの学校』

REVIEW

  1. 映画『HERE 時を越えて』トム・ハンクス/ロビン・ライト
  2. 映画『アンジェントルメン』ヘンリー・カヴィル/エイザ・ゴンザレス/アラン・リッチソン/ヘンリー・ゴールディング
  3. 映画『少年と犬』高橋文哉/西野七瀬
  4. 映画『片思い世界』広瀬すず/杉咲花/清原果耶
  5. 映画『ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース』

PRESENT

  1. 中国ドラマ『柳舟恋記(りゅうしゅうれんき)〜皇子とかりそめの花嫁〜』QUOカード
  2. 中国ドラマ『北月と紫晴〜流光に舞う偽りの王妃〜』オリジナルQUOカード
  3. 映画『ガール・ウィズ・ニードル』ヴィク・カーメン
PAGE TOP