数あるアメコミの中でも異彩を放つヘルボーイは、地獄で生まれながら人間に育てられたダークヒーローです。見た目のインパクトがかなりありますが、こう見えて優しさのあるキャラクターということで、そのギャップに何だか可愛く見えちゃう人も多いのではないでしょうか。ヘルボーイを演じるのは、Netflixの人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』警察署署長ジム・ホッパー役でお馴染みのデヴィッド・ハーバーで、ヘルボーイを味のあるキャラクターに昇華させています。そして、悪役を演じているミラ・ジョヴォヴィッチも新鮮。彼女が演じる魔女は不気味で迫力があり、ヘルボーイの強烈さに負けないキャラクターになっています。他にもキモイキャラクターがわんさか出てくるのが本作の魅力で、クリーチャー系、モンスター系が好きな人には堪りません。ギレルモ・デル・トロが以前に映画化した『ヘルボーイ』と比較してみるのもおもしろそうです。
クリーチャー系なので、インパクトのあるキモキモシーンが豊富です(笑)。そんなシーンに吊り橋効果があるかどうかは人それぞれだと思いますが、好き嫌いは分かれそうな気がするので、相手の好みがわからないうちはデートでは不向きでしょう。こういうタイプの映画が2人とも好きならデートで観るのもありだと思います。
ヘルボーイは心優しいダークヒーローなのですが、キッズが観たら超怖いキャラクターに見えるかも知れませんね(笑)。いずれにしても、R-15なので15歳未満は観られないので、大きくなったら観てください。地獄で生まれた彼が、悪にあらがいながら人間を守る姿は、どう生きるかは自分自身で決められることを教えてくれます。
『ヘルボーイ』
2019年9月27日より全国公開
R-15+
REGENTS
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TEXT by Myson