サルマ・ハエックがおもしろすぎて最高です!これはもう主演のライアン・レイノルズを喰う勢い。殺しと詐欺のところは抜きにして、超豪快で我が道を行くソニア(サルマ・ハエック)を観ていて、次生まれ変わるならラテン系女子になりたいと思いました(笑)。もう無敵過ぎて笑えます。そして、サルマ・ハエック、ライアン・レイノルズの他、サミュエル・L・ジャクソン、アントニオ・バンデラス、モーガン・フリーマン、フランク・グリロと、クセの強いキャストが勢揃いな点も嬉しいところ。おバカ全開なストーリーなので、これくらいクセが強くてちょうど良い感じになっています。
そして、いちいち遊びたがる演出もたまりません。個人的に気に入ったのはトスカーナを舞台にしたシーン。「トスカーナを舞台にした映画って、こんなムードだよね」というのを唐突に再現したシーンが挟み込まれていて、「なんで急に?」という思いと同時に「確かにそうそう、そんな感じ!」と的を射ていて笑いを誘います。また、良い意味でどうでも良いところにおバカな伏線を貼っていたり、正直ストーリーはどうでも良くなってくるくらい、「何やってんだか(笑)」な展開が続くので気楽にご覧ください。
性描写といえば当てはまりそうなところもありますが、おバカな演出で出てくるので、カップルで観てもそれほど気まずくならないと思います。ただ、初デートだと笑って良いのか迷うところもありそうなので、何度か映画デートをしたことがあり、お互いの好みがわかっているカップルにオススメです。
バイオレンスシーンが豪快なので、キッズにはちょっと刺激が強いと思います。また、子どもを持ちたい夫婦のセリフが生々しいところもあるので、中学生以上になってから観るほうが良さそうです。ストーリーはいたってシンプルなアクションコメディで、アクションは豪快、笑えるシーンも豊富なので、ティーンの皆さんは気分転換に観るのはいかがでしょうか。
『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』
2022年4月8日より全国公開
REGENTS
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TEXT by Myson