REVIEW
発行部数240万部を超える同名コミックを原作とし、最終回放送時はSNSトレンド1位に輝いたドラマを映画化した本作は、三国志でお馴染みの天才軍師、諸葛孔明が現代に転生し、エンタテインメント業界で手腕を振るうというストーリーです。

私は原作コミックを未読で、ドラマも未視聴でしたが、本作から観ても問題なくストーリーについていけました。逆に、前提を知らずに観たので、1人のシンガー(上白石萌歌)をスターにするために、諸葛孔明(向井理)の策士の才能を活かすという設定がとても新鮮に感じられました。さらに、本作では孔明と因縁のある司馬懿(しば い)の末裔(神尾楓珠)が出てきたり、人物相関もユニークです。

また、見せ場である“ミュージックバトルアワーズ2025”のシーンは、総勢50名以上のミュージシャンとダンサーが集められ、実際に6000人の観客を動員して、撮影が行われたそうです(映画公式資料)。だから、本当に目の前でライブが開催されているような臨場感が味わえます。

原作者、四葉夕トのコメント(映画公式資料)によると、映画の内容は完全オリジナルだそうです。そして、向井理、上白石萌歌、神尾楓珠、詩羽、宮世琉弥、森崎ウィン、岩田剛典、関口メンディー、ELLY、菅原小春、&TEAM、宮野真守、菊地凛子、ディーン・フジオカ、森山未來など、俳優からアーティストまでさまざまなジャンルから集められた豪華キャストの共演を観られるのも貴重です。ライブ感覚で観るのも良し、孔明の戦略、戦術を予測しながら観るのも良し、いろいろな角度でお楽しみください。
デート向き映画判定

カップルで観て気まずい要素はなく、気楽に観られるストーリーで、クスッと笑える展開もあり、デートでも観やすいでしょう。音楽が好きな方、映画が好きな方、漫画が好きな方と、趣味が若干違っても、エンタテインメント好きなら一緒に楽しめるのも良いですね。
キッズ&ティーン向き映画判定

実在するアーティストが本人のまま登場したり、役柄上のアーティストとして出てきたり、さまざまな設定ではありつつ、これだけ人気者が一堂に会する機会はなかなかないでしょう。よりライブ感を味わうためには、一度は劇場で観ることをオススメします。音楽のジャンルも広いので、友達同士で観に行っても、親子で観に行っても楽しめそうです。本作で三国志に興味を持ったら、歴史の勉強もすると一石二鳥ですね。

『パリピ孔明 THE MOVIE』
2025年4月25日より全国公開
松竹
公式サイト
ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも
© 四葉夕ト・小川亮/講談社 © 2025 「パリピ孔明 THE MOVIE」製作委員会
TEXT by Myson
本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年4月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
