まず、「この登場しただけで存在感がすごくある可愛い女の子は誰なんだ?」と思ったら、マッケナ・グレイス!普段は金髪ですが、今回のクリクリのブラウンヘア、眼鏡スタイルもすごくキュートです。そんな彼女が今回演じたのは、本作の主人公フィービー。フィービーは年齢にそぐわないほどメカに強くて頭脳明晰な女の子です。ある日、フィービーと母(キャリー・クーン)、兄のトレヴァー(フィン・ウルフハード)は、家計が苦しく亡き祖父が遺したど田舎の家に引っ越すことになります。そこには不可解な機械がいろいろと置いてあり、メカ好きなフィービーの好奇心が掻き立てられていきます。そして、祖父が昔ゴーストバスターズの一員だった形跡を発見。そこから思わぬ事態に巻き込まれていくというお話です。
“ゴーストバスターズ”シリーズは、2016年にもクリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワース出演のバージョンが作られましたが、本作は1984年と1989年に公開された“ゴーストバスターズ”シリーズの正統続編とされています。なので、1984年版だけでも観てから、本作を観ると興奮度も倍増します(笑)。本作では、大人ではなく子ども達が中心となって戦うというところでは新鮮味もあり、相手にするゴーストとしても正統続編というだけあって、スケールが大きくなっています。懐かしさ、新鮮さ、両方を味わってください。
多くの方がご存じのシリーズなので、デートにも誘い易いと思います。内容としてもカップルで観て気まずいシーンはなく、友達以上恋人未満、初デート、ベテランカップルまで広く楽しめると思います。シリーズ1作目は1984年の作品ということで、年の差カップルでも楽しめるし、年上の方は旧作にまつわる思い出話もできますね。本作から観て興味が湧いたら、一緒にシリーズ前作をおさらいするのもありですし、本作を観る前に一緒に予習をするのも、デートの回数が増えて良いですよね。
“ゴーストバスターズ”シリーズ全作、キッズ、ティーンの皆さんが楽しめる作品ですが、本作は特に主人公が子どもなので、一層この世界に没入して観られると思います。主人公フィービーに感情移入できるのはもちろん、その兄トレヴァーはティーンなので、ティーンの皆さんも彼の目線で楽しめるでしょう。124分とやや長めですが、テンポ良く展開し、スビード感のあるアクションシーンもあるので飽きずに観られると思います。
『ゴーストバスターズ/アフターライフ』
2022年2月4日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
TEXT by Myson