『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールによる「The Witches(邦題:魔女がいっぱい)」を、アン・ハサウェイ主演、ロバート・ゼメキス監督で映画化したとあれば、観ないわけにはいきません!オシャレな服に身をまといながら、不気味な正体を隠している魔女軍団vsキッズ&老婆のバトルということで、『チャーリーとチョコレート工場』に共通する要素があり、カラフルでポップな世界観でも観る者を引きつけます。そして、子どもが大嫌いな悪い魔女というだけあって、気持ち悪いビジュアルも満載。キッズが大活躍するシーンでは、アドベンチャーの要素もふんだんにあり、これぞロバート・ゼメキスというシーンにワクワクします。魔女のボスを演じたアン・ハサウェイの灰汁の強いキャラ作りにも圧巻。舌を巻く独特なしゃべり方がたまりません。オクタヴィア・スペンサーが演じるおばあちゃんと孫とのやり取りにはホッコリさせられて、とても暖かい気持ちにさせてくれます。幼少の頃から洋画にハマっている映画好きにとっては、こういう映画を定期的に補給する必要がありますね。子どもが楽しめるのはもちろん、大人も観終わった後に童心に返ること間違いナシです。
子どもから大人まで楽しめる作品で、どんな世代のカップルにもオススメです。イタズラ心いっぱいのシーン、良い塩梅でアクセントとなっている不気味なシーン、ファッションを楽しめるシーンと、見どころも満載で、普段あまり映画を観ない人、映画をよく観る人、どちらも楽しめます。初デートでも安心して誘える内容です。
キッズは劇中で登場する子ども達に自分を重ねて、魔女とのバトルを楽しんでください。子ども達に思いもしない試練が訪れて、いつものようにはいかない状況になるのですが、頭を使って魔女に立ち向かっていく様子は観ていて爽快です。自分ならこんな手を使うと考えながら観るのも楽しいでしょう。友達と一緒に観るのも良いですし、親子で観たり、おばあちゃん、おじいちゃんを誘うのもアリです。“バック・トゥ・ザ・フューチャー”シリーズほか、『ポーラー・エクスプレス』『Disney’s クリスマス・キャロル』『ロジャー・ラビット』など、子どもをワクワクさせてくれる作品を多く手掛けてきたロバート・ゼメキス監督の作品なので、子どもの頃にこういう映画に出会うと、その後の映画人生が拓いていくきっかけにもできそうです。
『魔女がいっぱい』
2020年12月4日より全国公開
ワーナー・ブラザーズ映画
公式サイト
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TEXT by Myson