REVIEW
子ども達の日常はひょんなことから大冒険になる、というか、毎日が大冒険なのかもしれません。本作はファンタジックなシーンで始まり、シーンが切り替わると、アリス、ヘイゼル、ジョディの3人で構成される悪ガキグループ“不死身のワニ団”の悪事が映り、2つの全く違った世界観がどう繋がっていくのか、想像が掻き立てられます。
“不死身のワニ団”の3人は、ちょっとしたお使いを頼まれたのを機に、予想外の事態に巻き込まれていきます。というよりも、自ら飛び込んでいくといったほうが正しいですね。「そんな些細なことでそこまで!?」という点がまさに子どもらしく、“冒険中”のやり取りは、まるで小さな大人のように見えてホッコリします。すごく頭がキレるなと思えるシーンもあれば、大事なところで子ども全開だったり、ハラハラドキドキさせられます。
映像がノスタルジックに映る点は、16mmのコダックフィルムでの撮影が功を奏しています。子ども達の無邪気な姿を観て、童心を追体験してみてください。
デート向き映画判定
カップルで観て気まずくなるようなシーンはなく、ホッコリするシーンも豊富なので和やかな雰囲気で観られるでしょう。鑑賞後は、子どもの頃にどんな友達がいたかとか、どんな遊びをしていたかという話をしたくなるので、お互いをもっと知る機会にできるかもしれません。
キッズ&ティーン向き映画判定
本作を観ていると、テレビゲームより、外でのハラハラドキドキする冒険のほうがよっぽど楽しそうに思えるものの、いつの時代も子どものうちはテレビゲームに夢中というのも現実ですよね。それでも本作を観ると、外で遊ぶのも楽しいかもと思えてくるかもしれません。万引きは絶対にダメですが、思いっきり遊べるのは子どものうちしかありません。本作のストーリーが良い刺激になればいいなと思います。
『リトル・ワンダーズ』
2024年10月25日より全国公開
PG-12
クロックワークス
公式サイト
© RILEY CAN YOU HEAR ME? LLC
TEXT by Myson
本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。