ジャングルをボートで探検する超人気アトラクション“ジャングルクルーズ”は、ウォルト・ディズニーが手掛けた最初のディズニーランドに、1955年のオープンと同時に作られたそうです。本作はそのアトラクション“ジャングルクルーズ”から生まれた作品です。物語の舞台は1916年。エミリー・ブラントが演じるイギリスの植物博士リリーは、アマゾンにあるといわれる不老不死の花を探しています。女性の学者がまだ地位を得られていない時代とあって、学会の協力を得られず独自に探索の旅に出かけるというストーリーです。
劇中では、まさにアトラクションそのままを再現したようなシーンがあるのはもちろん、アクションシーンが満載で、ドウェイン・ジョンソンがパワー系の迫力満点なアクションを披露しているだけでなく、エミリー・ブラントも仕掛けいっぱいの楽しいアクションシーンで冒頭から観る者を惹きつけます。また、ジャック・ホワイトホールが演じるリリーの弟マクレガーもとても良い味を出していて、ユーモラスなシーンを盛り上げています。そして、本作を観て改めて感じたのは映画音楽の力です。本作の音楽は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や“ハンガー・ゲーム”シリーズなど、数々の人気作で映画音楽を手掛けてきたジェームズ・ニュートン・ハワード。オーケストラで奏でられる音楽によって一層本作のスケールが壮大に感じられるので、ぜひ音楽にもご注目ください。
全体的に軽快なノリで、ストーリーは極々シンプルなので、年齢層を問わず楽しく観られる作品となっています。アマゾンの伝説にまつわるキャラクターのデザインや動物が活躍する展開など、ディズニーが得意とする演出も存分に味わえますので、体感型アトラクションムービーとして楽しんでください。
ラブストーリーの要素も程よくあり、それでいて気まずい要素はないので、初デートでも安心して観られます。中高生カップルから大人カップルまで、誰にでも楽しめる内容で、観終わってから語るも良し、「おもしろかったね」で次のメニューにサクッと移っても良しの、気楽に観られる作品となっています。これを機に今後の予定としてディズニーランドに行く約束もできますね。
ストーリーがとってもわかりやすいので、キッズが観ても充分についていけます。上映時間が128分と長めですが、見た目に楽しいシーンが豊富なのであまり長さは気にならないでしょう。冒険をする楽しさが伝わってくるので、皆さんの冒険心も芽生えるかもしれません。
『ジャングル・クルーズ』
2021年7月29日映画館&7月30日ディズニープラス プレミア アクセス公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト
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TEXT by Myson
- イイ俳優セレクション/エドガー・ラミレス
- イイ俳優セレクション/エミリー・ブラント
- イイ俳優セレクション/ジェシー・プレモンス
- イイ俳優セレクション/ジャック・ホワイトホール
- イイ俳優セレクション/ドウェイン・ジョンソン
- イイ俳優セレクション/ポール・ジアマッティ(後日UP)