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スリープ【レビュー】

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映画『スリープ』チョン・ユミ/イ・ソンギュン

REVIEW

本作は、『パラサイト 半地下の家族』で助監督を務めたユ・ジェソンによる長編監督デビュー作です。ある夜をきっかけに夫のヒョンスが、睡眠中に異常な行動をとるようになり、妻のスジンは恐怖を感じます。夫の行動は日に日にエスカレートし、生魚を丸呑みしたり、窓から身を乗り出すなどの行動を繰り返すようになります。
物語は3章で構成されており、章が進むごとに展開が加速していきます。夫のヒョンスは普段はとても穏やかな人物なので、睡眠中の異常な行動はとても本人とは思えません。それが単に夢遊病なのか、何かに取り憑かれてしまったのか、どちらかわからない怖さに終始ハラハラします。また、妻は夫を心配しながらも、子どもを守るために必死になり、どんどん追い込まれていくので、その様子にも注目です。

映画『スリープ』チョン・ユミ/イ・ソンギュン

得体の知れない恐怖に襲われる夫婦役をチョン・ ユミ、イ・ソンギュンが演じており、2人の息の合った演技が物語の恐怖を倍増させています。本作の公式資料によると2人は本作で4度目の共演を果たしており、物語をより良くするためにアイデアを提案し、長編デビューとなるユ・ジェソン監督をサポートしていたそうです。
睡眠という誰にとっても身近なテーマなだけに、決して他人事には観られません。怖いのが苦手な方なら昼間の鑑賞をオススメしますが、ホラーやスリラー系の作品が得意な方はぜひ夜にご覧ください。

デート向き映画判定

映画『スリープ』チョン・ユミ/イ・ソンギュン

スリラー系の作品が好きなカップルならデートで一緒に観るのも良いと思います。寝ている間に異常な行動をとる夫と、それを目の当たりにしている妻には、それぞれ共感できる部分があります。2人は問題解決のためにさまざまな方法を試すので、もし自分達ならどのように対処するのか考えてみてはいかがでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『スリープ』チョン・ユミ

夫婦が主人公の物語なので、皆さんの共感は難しいかもしれませんが、スリラー好きの方ならトライしてみるのもアリです。ビジュアル的な怖さよりも心理的な怖さが強めの作品なので、各キャラクターの心情に注目すると、怖さが増します。また、これを機に自分の睡眠中の様子を家族に聞いてみると、何か発見があるかもしれません。

映画『スリープ』チョン・ユミ/イ・ソンギュン

『スリープ』
2024年6月28日より全国公開
クロックワークス
公式サイト

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TEXT by Shamy

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