いろいろなサプライズが仕掛けられていて、テンションが上がるポイントが何度もあります。サプライズのネタバレにならないように、見どころを伝えるとしたら、キーワードは「ワーナーブラザース100周年記念」です。その意味は、さまざまなシーンに表れています。また、この100周年を境として、生まれ変わるといおうか、新しい一面も打ち出していこうという空気も感じます。つまり、温故知新ですね。とはいえ、これはあくまで私が勝手に「100周年記念という意味もあるのかな?」と結びつけて解釈しただけなので、一意見として、これから本作を観る方は期待を膨らませていただければと思います。
もう1点特筆すべきは、フラッシュのキャラクターが多面的である点です。映画公式サイトにも“超速タイムループ・アドベンチャー”とあるように、別の時間軸に存在する2人のバリー(エズラ・ミラー)が見せるさまざまな側面が楽しめます。2人のバリーによって、コメディの部分と人間ドラマの部分が上手く織り交ぜられています。
そしてもちろん、アクションの迫力は満点!そこに超速の動きが加わって、一層パワフルに見えます。またフラッシュが繰り出すあらゆる技も見ものです。「フラッシュって超速なだけじゃないんだ!」とワクワクしますよ。さらに、別次元のバットマンのキャラクター設定もユニークです。バットマンならではの乗り物やスーツは、本作でも見どころとなっています。あとは、何より演じているキャストに感動します!その背景はわかる方にはわかるはず。
とにかくたくさんの見どころがありますので、2時間超えの上映時間もあっという間です。本作の後のジャスティス・リーグの展開にも想像を膨らませながらお楽しみください。
物語の軸は家族の話なので、カップルで観て気まずいシーンはなく、友達以上恋人未満、初デートなどどんなカップルでも気兼ねなく観られます。本作から観て気に入ったら、他の“ジャスティス・リーグ”シリーズを一緒に振り返るも良し、先に予習しておくのもアリです。ただ、どちらがオススメかというと、先に予習してから観たほうが、テンションが上がるポイントが多いと思います。
134分と長尺ながら、超速のフラッシュの物語だけあって、テンポが速く感じます。前半は特にクスッと笑えるシーンも豊富で、小学生高学年以上なら集中が切れずに観られるのではないでしょうか。友達と観るのも楽しいでしょうし、親子の絆を描いたストーリーなので親子、家族で観るのも良さそうです。
『ザ・フラッシュ』
2023年6月16日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト
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TEXT by Myson
関連作:“ジャスティス・リーグ”シリーズ
『ジャスティス・リーグ』
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