公式資料によると、ザラ・ヘイズ監督は、子どもの頃からチアリーディングに魅力を感じていて、人生の後半になってからチアリーディング・チームを結成した女性達の写真に本作の着想を得たそうです。そんな本作の主人公は、ダイアン・キートンが演じるマーサ。ダイアン・キートンは1946年1月5日生まれで70代ということになりますが、皆さんご存じの通りスタイルの良さは健在で、チアリーダーの衣装をかわいく着こなしています。さすがですね!ぶっちゃけストーリーは浅めですが、おばあちゃん達が生き甲斐を再び見つけて輝く姿だけでなく、それに感化されて輝き出す若者の姿も描いていて、ホッコリできる作品となっています。年を重ねても新たな友情を育む主人公の姿にも共感できるので、「女子ってこういうところが良いよね〜」と思いながら気楽に観てください。
カップルで観て気まずいことはなく、ちょっぴり切ないけれど、明るく楽しい映画なので、デートで観ても支障はありませんが、内容的にカップルで観るより、仲の良い友達と観たい作品かなという印象です。女同士のややこしい感じとか、女同士だからこその楽しさとか、ベストフレンドと観るとなお楽しいと思います。
主人公のマーサは余生を過ごすために新しい環境に移り、最初は戸惑いながらも友達を作っていきます。自分がやりたかったことにも挑戦し、それを邪魔する人もいますが、負けずに取り組みます。大人としては、「70代のマーサだって、まだまだこんなにチャレンジしているんだから」と、キッズやティーンの皆さんが、自分自身の多くの可能性に気付いてくれたら良いなと思います(笑)。
『チア・アップ!』
2020年7月3日より全国公開
クロックワークス、アルバトロス・フィルム
公式サイト
© 2019 POMS PICTURES LLC All Rights Reserved
TEXT by Myson