“東京リベンジャーズ”や“ブルーロック”などを原作とした⼈気2.5次元舞台を数多く制作、プロデュースしてきた株式会社Office ENDLESSが、⻑年にわたる経験をもとに、独⾃メソッドによる教育の場として、【総合芸術学校エンドレス・アカデミー】を開校しました。この学校にはユニークなポイントが多数あります。そこで、下浦貴敬学院長と伊勢直弘講師に、学校設立のきっかけやカリキュラムへのこだわり、そのこだわりに繋がるお二人の経験について詳しくお聞きしました。
俳優の山口智子さんがスペシャルゲストとして駆けつけた開校記念記者発表の模様とともに、インタビュー内容をお届けします。
エンドレス・アカデミー:公式サイト
自分の心の声を聞くこと。自分の心が動くなら一歩を踏み出して by 山口智子さん
記者発表には、下浦貴敬学院長、伊勢直弘講師、400mハードルで北京五輪、リオ五輪に出場しオリンピアンとして活躍した日本ウェルネススポーツ大学専任講師の杉町マハウさん、俳優の山口智子さんが登壇しました。

杉町マハウさんは「豊かな可能性に非常に感銘を受けました。新しい可能性を切り拓く表現者が数多く誕生することを願っています。オリンピックで学んだ事を僕が教えることもできると思います」と期待を語りました。

続いてスペシャルゲストの山口智子さんは、「エンドレス・アカデミー開校おめでとうございます。私もエンタテインメント界に属する者として、こういう学びの場を心から求めておりました。(何歳からでも何度でも夢は目指せるという学校の理念について)夢を描く、エンタテインメントの根源ですよね。私も、人生はいつからでも学び始めることができるし、学び直すことができるし、学びによって夢はつかめると信じているので、夢への学び舎は、素晴らしいです。私が駆け出しの頃に欲しかったです」と祝福の言葉を贈りました。

さらに山口さんは、「まず、夢を持つことが一番難しいと思います。私の場合は家業があって、自分の夢を殺しながら大きくなりました。大きくなった時、私は何をやりたいのか、まったくわからないまま、まさか自分が俳優の道を歩むとは思わないうちに、幸運なことに周りの方に引っ張り上げていただきました。この道に入ってから、全然学んでこなかった自分がこんな仕事をしていいのだろうかというジレンマがあって、どうやって勉強したらいいのかわからず、学校もないし、どうやって向上したらいいのかと悶々としていました。夢って自分がわからなくてもその時に与えられた一瞬を、自分の心が動く限り、自分の力を最高に尽くす限り、自ずと誰かが引っ張り上げてくれたり、周りが応援してくれる気がするんです。うちの夫(唐沢寿明さん)のように昔から俳優になりたいと思って生きてきた人もいれば、私のようにわからないまま俳優になってそこから考えたりと、いろんなやり方があっていいと思います。まずは夢がわからなくても、その時心が動くことに対して懸命に力を尽くすことが大事」と自身のエピソードを交えつつ、夢を追う大切さ、夢をつかむ難しさについて語りました。
また、これからエンタテインメント業界で夢を追う人々に向けて「自分の心の声を聞くこと。自分で選択する限りは、絶対に後悔しないです。自分の心が動くなら一歩を踏み出して、現場に行ってほしい。体感することに、本質に近い答えが潜んでいる気がします。まず一歩を踏み出して選択して、YESと思って前に出てみることをしていただきたい」とエールを送りました。
下浦貴敬学院長&伊勢直弘講師インタビュー

2025年4月に開校した総合芸術学校エンドレス・アカデミーは「『職業:表現者』を育成する」という教育方針を掲げ、最初から、俳優、演出家というように職業を限定せずに広く学べるカリキュラム、環境を用意しています。また、⾼校、⼤学の卒業資格がとれるのも特長の一つです。その背景には、⼀般社会で通⽤する、業界で長く働ける人材を育成したいという思いがうかがえます。そうした思い、背景について詳しくお聞きしました。
ご飯を食べ続けられるという「職業としての表現者」を育てたい

マイソン:
まず、この学校を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
下浦学院長:
コロナ禍の前くらいからおぼろげに考えていました。僕自身もう25年間ぐらい演劇に携わってきていますが、20代の頃は正直演劇だけでは食べていくことはできませんでした。大学は放送学科だったので、テレビや映画といった映像の現場や、全然違う分野になりますが、漫画の原作などもやらせてもらったり、そういう演劇とは関係ないところでお金を稼いで、生活費や劇団の公演費用、借金返済に充てていました。今は2.5次元というジャンルが生まれて演劇も昔よりメジャー感のあるエンタテインメントになりましたが、それでも新型コロナウイルス感染症拡大であったり、事業規模が大きくなったならなったなりのいろいろ大変な部分もあって、楽しさも大変さも昔よりどんどん大きくなっていきました。で、それらをどうやって乗り越えてきたかというと、基本的には僕一人では乗り越えられてないなと。舞台関係者だったり、時には他業種の出版、映像業界の、ゲーム業界の、本当に様々なエンタテインメント界の方々が共に戦い、助けてくれました。だから大変さを乗り越え、楽しかったと思うことができます。
今の僕はメインが舞台のプロデューサーで、特に2.5次元と呼ばれるジャンルを多く扱っていますが、きっとこの変化の激しい業界の中で、現役でいられるのってあと10年、15年ぐらいしかないんじゃないかなって思うんです。そこからこの自分を助け育ててくれたエンタテインメント業界への恩返しを意識するようになりました。それで考えたんですが、やっぱり人だな、と思ったんです。僕が助けてもらったように、この業界の中で活躍して、周りの人間を助けるような人材を業界内に残していくことが、恩返しになると。この想いが学校作りに繋がっていきました。
マイソン:
広く学べるカリキュラムにしているのは、学院長がいろいろなジャンルに触れてきたからこそ業界に居続けられたという経験からきているんですね。
下浦学院長:
そうですね。僕自身が学生時代に本当にいろんなことに興味を持って、その経験があったから、さまざまな分野に対応する姿勢を身に付けていたから、コロナ禍など大変な時期を乗り越えられたと思っています。ですので、例えば俳優を目指す上でも、演出家、脚本家の目線、プロデューサーの目線、照明家や音響の目線など、客観的なものの見方を知っておくことで、5年でも10でも俳優として長期的にご飯を食べ続けられる、「職業としての表現者」に繋げられると考えています。だから、幅広く学べるカリキュラムにしています。
マイソン:
伊勢さんは学校を作りたいという下浦学院長の思いを聞いた時、どう思いましたか?
伊勢講師:
たぶん3年、4年ぐらい前のコロナ禍に、学校をやりたいから手伝ってもらえないかという話をいただいて、二つ返事でいいよと答えました。まだ具体的な話ではなかったんですけど、ずっとこういうことをしてみたいと思っていたと聞きました。
下浦学院長:
相談というにはすごくふわふわした、まだ中身もあまり決まっていない状態で話をしたのを鮮明に覚えています。
伊勢講師:
まさかそんなことを考えているとは知らなかったけれど、素晴らしい試みだなと思いました。
マイソン:
カリキュラムに関して、伊勢さんの立場では、どんなことを意識されていますか ?
伊勢講師:
人を選ぶわけじゃないんですけど、人によって響き方が違うとなった場合、探っていく間に何か見えてくる部分があると思うので、伸ばしやすい個性が色濃く出てくるんじゃないかというのは意識しています。
マイソン:
個性以外に、教えたら伸ばせる部分はやっぱりあるんですね。
伊勢講師:
あります。
下浦学院長:
人を育てて伸ばすという点について、僕は伊勢さんの考え方、やり方を信頼しています。さまざまな演劇の現場で伊勢さんのお仕事ぶりを見てきましたし、先日のオープンキャンパスでも、ちゃんと生徒の方に楽しんでもらいながら、興味を持っていただけるようしっかり向き合っているのを見て、お任せして良かったなと強く思いました。
回り道をしている暇はない

下浦学院長:
場所を作るのがたぶん大変なんです。でも、場所があれば、その場所を利用して受け取ってくれる生徒がいるはずです。講師にも僕と同じように10年、20年、この業界で何とか生き抜いてきた同志がいて、彼等が40代、50代になり、何を残していくべきかを考えた時に、この業界を目指す若い人達に残したい、話したい気持ちがあると思うんです。
なので、その部分に甘えてというか、場所は用意するから1時間でいいからしゃべっていってよって。その思いを受け取る人は、100人いたら100人全員じゃないかもしれないけど、10人いたとしてバラバラの受け取り方をしたとしても、きっと生徒が取捨選択して、自分の生き方、プランニングに活かしてくれて、エンタテインメントの世界で生き抜いて、未来に繋がってくれればいいのかなって思っています。だからカリキュラムは、開校してからも生徒によって方向が変わってくると思います。
マイソン:
確かに生徒さんによって必要な内容は違ってきそうですね。
下浦学院長:
広く浅くと言ってはいるものの、もっとこれを専門的に学びたいって言われたら、「オーケー、わかった。じゃあ準備して、カリキュラムを考えるから待っとけ」って言って応えていかないといけないと思っていて。彼等には彼等の人生があって、もし僕が20代だったら、学校に入って興味をもったことにはすぐ取り組みたいんですよ。若い頃、回り道をしている暇はないって僕自身が思っていたので、そういう部分には対応していきたいです。やっぱり 個人個人を大切にしたいと思います。
マイソン:
対象者を若い方に限定せず、幅広くした背景には、どんな意図があるのでしょうか?
下浦学院長:
エンタテインメント業界の方って本当に年齢も動機もさまざまなんです。うちの会社もそうなんですけど、高卒で始められる方もいれば30代になって改めてこの業界を目指したいという方もいたり、逆に、既にこの業界にいる方でも、ただ、何となく居続けられちゃう業界でもあるので、気づけば30、40代になって、もうこの業界をやめたほうがいいのか?って相談を受けたり。ですので、僕らも対象者を若い方に限定しませんでした。
伊勢講師:
資格が要らない仕事なので、始められないのを年齢のせいにはできないですよね。
マイソン:
確かに。伊勢さんは一度一般企業に務めてから、この業界に入られたんですよね?
伊勢講師:
学生時代に演劇をやっていて、3年ぐらいサラリーマンやって、仲間の舞台を観に行った時に、やっぱりもう一回やりたいなって。
マイソン:
一度一般企業に入った後にこの業界に戻るというハードルは、高く感じませんでしたか?
伊勢講師:
そうですね。でも、僕は昔から物怖じしないほうだったので、やろうと思ったらやってみよう、そんな感じでした。
下浦学院長:
伊勢さんみたいに踏み出せるかどうかで、結構差が出ると思うんですよね。10人いたらそのうちの1人かもしれない。「人を楽しませるのが好きだし、エンタテインメントが好きだけど、今から始めるには、届ける側に回るには年齢的に厳しいだろうし、何をやればいいのかわからない」って諦める人が大半だと思います。そういう人達こそ、何をやればいいのかわからないからこそ、学校で「広く浅く」経験して、今興味を持っているものと、半年後に興味を持つものが違うかもしれない可能性も踏まえて、いろいろ試してもらいたいです。
才能は一つじゃないかもしれません。今は垣根がない時代になってきているから、俳優をやりながら演出をやってもいいし、イラストをやりながら脚本を書いてもいいし、音楽を作ってもいいし、監督をやってもいいんです。もちろん「一つの事に一生懸命」でも構いませんが、もし自分が興味を持っていることが複数あるのであれば、それぞれに挑戦してみればいいと思います。それぞれの分野に対して努力したことは、きっと相互に良い影響を及ぼすだろうと、僕は思っています。今売れているクリエイターにもそういうマルチな才能を発揮されてる方も多いですよね。
マイソン:
そうですね。伊勢さんはパフォーマーでもあり、脚本家、演出家という側面も持たれていますが、どういう経緯でキャリアを築かれたんですか?

伊勢講師:
たぶん珍しいケースだと思うんですけど、僕が演出を始めたのは実は36歳の時で、脚本を始めたのがその3年後、39歳ぐらいの時で、実は遅いんですよ。それまでずっと役者をやっていて、僕は脚本にも演出にも興味がなかったんです。ただ、たまたま機会があって、「演出をやってみない?」って言われて、物怖じせずにやって。それで今何とかなっているだけの話なんですね。
マイソン:
いつもやってみようと思えるのは、好奇心でしょうかね。
伊勢講師:
おっしゃる通りですね。
マイソン:
じゃあ絶対にこれじゃないと嫌というより、やってって言われたら、やってみるし、実際にやってみたら楽しいなって感じで。
伊勢講師:
そうですね。選ばれたというか、指名されたなら自分にその道があるのかもしれないと思って試してみます。今大学で講師をやっていて、若い子には絶対に自分で道を決めつけるなと、機会があったらまずやってみろって、自分の経験でしかないんですけど、伝えています。最初のうちは仕事を選ぶな、仕事が自分を選んでくれるようになるからという話はよくします。
今たまたまご縁があって2.5次元という舞台をやらせてもらっていて、それも物怖じせずにとりあえずやってみたところから始まっています。このジャンルでいろいろやらせてもらって、挑戦の機会をもらえているというのは、やっぱり選ばなかったから巡ってきたチャンスなのかなと思っています。
マイソン:
その姿勢は大事ですね。
伊勢講師:
そう思います。
下浦学院長:
自分で狭めていたらね。
伊勢講師:
だからこそ、今回のエンドレスアカデミーの浅く広くというのは、僕はすごく共感ができる部分なんです。自分がそうやって意外な道で何とか続けられている状態になっているので。
下浦学院長:
そういう経験のもとですね。
マイソン:
すごく納得しました。カリキュラムの中には、お金の勉強、自己プロデュースやSNSの使い方などもあって、サバイバルをどう乗り越えていくかを意識されていますよね。
下浦学院長:
僕らがこの業界で10年、20年過ごしていくなかで、本当は大学とかでそういうところを教えてくれればよかったのにと思うし、今でも必要だと思っている部分です。お金も、体や心の健康も、今20歳の子が40歳になっても必要なことで、でも僕等は学校での2年間しか一緒にいられないから、その後も自分で対処できるように礎を築けるようにしたいんです。技術的な部分、人間性やサバイバル力、業界でどういう状況になってもアドリブで対応していく対応力の土台の部分を、この2年間で教えたい。だから、俳優としてのメソッドだけじゃない現場経験、オーディションやインターンシップに行ったら「どうだった?」って聞いて、楽しかっただけじゃなくて、何か発見がなかったか、深掘りしてその先に繋げていくことが僕らの役目だと思っています。
伊勢講師:
お金もそうですけど、やっぱり若くて駆け出しの頃ってチャンスが欲しいし、知恵がないばっかりに、搾取されることも割とあるんです。だから、知恵をつけておけば、最低限自分の生活を守れる状態で現場に行けると思います。その点でもこのカリキュラムにすごく賛同できました。
マイソン:
売れた後、いっぱいお金を稼いだからこそ出てくる問題もありそうですね。
下浦学院長:
芸能人やスポーツ選手って、現役の時にはたくさんお金が入ってくるから 何も考えずそのままたくさん遣って、現役を辞めて1年目のところで多額の税金を支払わないといけなくて、わ〜っとなるってよくあるケースで。20代で生活に必要な金額と30代、40代、50代、60代って違うし、仕事が毎日できない場合に必要な金額も考えておかないと、表現者としてずっと死ぬまで現役でいるって難しくなってくるので。
家族など身近な人の理解を得るのも大事、だから…

マイソン:
この学校で、高校や大学の卒業資格を取れるようにした背景にも、潰しが効くようにしたいという意図があるのでしょうか?
下浦学院長:
もちろん潰しが利くっていうこともありますし、各々の立場で人生を考えると、時間って全然足りないなと思っていて。 高校の卒業資格、大学の卒業資格を取りながら、興味のある分野のことも客観的に学べて、現場で経験できるなら、周囲の理解も得やすいと思ったんです。僕が若い頃は、専門学校じゃなくて大学まではとりあえず出てくれといわれる時代で、僕自身も親に頼まれて進学したけれど、当時こういう環境があったら間違いなく飛び込んでいたはずです。
この学校を作ろうと考えた時、本当にいろいろなところにお話を聞きに行って、高卒、大卒の資格を取れるシステムは絶対に作りたいと思いました。生徒目線でいえば、このシステムによって親を説得できたりするんです。だから、あるかないかで大きく変わってくるなって思って、他の企業の方や、新しい社団法人チームと話をして、資格が取れるよう提携させてもらいました。
マイソン:
親御さんにも理解していただくのは、すごく大事ですね。
下浦学院長:
演劇の世界って、やはりどうしてもアンダーグラウンドな、家族や周囲の信頼に応えづらいところがある分、応援してもらえないまま辞めていかざるを得ない先輩達も見てきたので、こだわりたいポイントではありました。家族とか周りの近い人達の理解がないと、続けづらいのも、エンタテインメント業界のある種の側面だなと思っています。 だから、そういうところを説得する材料はなるべく用意したいなと。
マイソン:
伊勢さんは、既に出来上がった学校で教えるのとは違って、開校から関わるからこそ試したいことってありますか?
伊勢講師:
ありますね!新しく開校したからこそできる自由度があって、下敷きがないという意味で、どう打てばどう響くのかということをひたすら繰り返したいですね。そのなかでたぶん自分のやり方が見つかってきて、学校に貢献できるノウハウが見つかってくると思うんです。なので、本当に試してみたいことだらけというか。自分が何を伝えるかよりも、生徒達が何をキャッチできるのかをラリーとして楽しみたいなと思います。結局、実力をつけて、実績を積んでいくためには、知識を得るだけじゃなくて、それをどう使いこなすかというところまでちゃんと体に落とし込まないといけません。だから、そのためにできることは一体何なのかっていうのを、いろんな方角から球を投げてキャッチさせてみたいと思っています。
マイソン:
伊勢さんが今回担当するのはどの辺なんですか?
伊勢講師:
脚本とか演出とか、脚本は書き方と読解の両方ですね。
マイソン:
本人はそれを目指していなくても、たとえば演者になりたい人だとしても、脚本家や演出家の目線でも見られるように教えるということですね。
伊勢講師:
いろいろなセクションの意味を知ると、表現者としてぶれにくくなると思うんです。ちゃんと自分の地固めができるから。
マイソン:
キャッチボールをしてる間に、伊勢さんの目線で「あなたはこっちもやってみたら?」っていうことも出てきそうですね。
伊勢講師:
出てくると思います。だから制作志望でも、脚本読解はいらないねとはせずに、読解ができれば現場に入った時にいろいろフォローができるようになるよという風に伝えたいですね。

下浦学院長:
絶対に違うと思うんですよ。それがプラスになるって自分達自身もわかっているから。
伊勢講師:
意外なところで発見があるはずなので、入学当時は制作志望だったけど、卒業する時には脚本家志望になっているかもしれません。だから、いろんなところから球を投げてみたいという期待はすごくあります。
マイソン:
この学校は、自分で自分自身の良いところを見つける場でもあり、経験豊富な先生方に発見してもらえる場でもありますね。
下浦学院長:
そうですね。自分ではわからないこともあるじゃないですか。僕もわからなかったから。20何年、この業界に居ちゃってますが、正直何が向いているのか、もしかしたら出会っていない才能もまだあるかもしれないって思うんです。そういう状況は誰にでも同様にあるはずなので、伊勢さんがさっきおっしゃってくれたみたいに、自分の可能性に蓋をするのは絶対にもったいないと思います。多くの人が意識せずにその可能性に蓋をしちゃっていくんですよね。それが一番もったいないので、どんどん蓋を開けていきたいですね(笑)。
マイソン:
では最後に一言ずつお願いします。
伊勢講師:
やっぱり経験値って行動の先にしかないんですよね。だから迷ったらまず動いてみようと。動いた結果、自分の経験値が伴わない、望まないものであっても、1つサンプルができたわけだから、それ以外を試せば、どんどんどんどん可能性が広がっていきます。とにかくまずは動いてみてください。こちらは全力でキャッチするつもりで準備をして待っています。
下浦学院長:
一歩目がたぶん一番大変で、勇気がいると思います。でも僕等からしたら、最初の一歩の怖さって、実は歩き出すと覚えてないんです。ただ、一歩を踏み出す前に、どこに踏み出していいかわからないからすごく怖いのだろうし、その一歩を宣言することが難しい状況は、今も昔も変わらないと思います。それでも少しだけ勇気を持って一歩踏み出してくれたら、道が間違っている時には一緒に回り道をするし、二歩目の出し方や走り方がわからない時も一緒にいます。そういう部分をやりたいために少人数制にしているし、2年間という時間をもらいたいと思っています。2年間を終えたら、僕らは伴走から降りるわけですが、きちんとエンタテインメント業界で走り続けていきたいという意思があるなら、歩み方、走り方、登り方はここで身につけられると思ってください。怖がらずに勢いで、「人から誘われた」でもいいと思います。その時のノリででも大丈夫です。本当に怖がらず、ぶつかってくれたらいいなって思います。
一同:
ありがとうございました。
2025年3月27日取材 TEXT by Myson

エンドレス・アカデミー(ENDLESS ACADEMY)
<エンドレス・アカデミーの特長>
●現役の2.5次元舞台俳優による講義
●在学中からオーディションに参加可能
●照明・⾳響・脚本など多⾓的に学べることで演技の幅が広がる
●さまざまな舞台やエンタテイメントに触れることができる
●⾃⾝の道の迷いに答えを近づけてくれる
● 高校卒業資格や大学卒業資格の取得も可能
<⼊学募集要項>
出願資格:本学院の教育課程、並びに本学院の提⽰するそれぞれの志望職種に合わせた専⾨教育による学びを⽬的とし、かつ下記の①または②に該当する者であれば、年齢、性別、国籍等は問いません。
①義務教育修了以上の者。
②外国籍の⽅で、⽇本語学校等での教育により⽇本語のコミュニケーションが取れる⽅。
※外国籍の⽅は国籍により⼊学条件が異なりますので、事務局までお問い合わせください。
⼊学定員:30名
修業年限:2年
※⾼校卒業資格、⼤学卒業資格を取得されたい⽅については別途3〜4年間のカリキュラムが⽤意されます。
<⼀般⼊学>
2025年9⽉⼊学⽣出願期間︓2025年9⽉19⽇
※中途⼊学・転⼊は都度応相談。
<学校場所>
授業内容に沿って代⽥橋、六本⽊など複数の校舎を利⽤。
●本校:〒168-0063 東京都杉並区和泉2-27-27 マインド和亜ビルB1
●六本⽊校(ハリウッド美容専⾨学校内教室): 〒106-8541 東京都港区六本⽊6丁⽬441
費用、卒業資格等、詳細は公式サイトへ