今回は本作で執事の役を演じた、清原翔さんに取材をさせて頂きました。モデルとしても活躍されている清原さんに、俳優とモデルのお仕事についていろいろとお聞きしました。
<PROFILE>
清原翔(きよはら しょう):衣更月蒼馬(きさらぎ そうま) 役
1993年2月2日生まれ、神奈川県出身。2013年より雑誌「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活躍。2016年より俳優活動を開始。主な出演作に、映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』『リベンジgirl』『PRINCE OF LEGEND』、ドラマ『いつまでも白い羽根』などがあり、NHK連続テレビ小説『なつぞら』(2019年4〜9月放送)にも出演中。映画『うちの執事が言うことには』では、主人公の執事、衣更月蒼馬役を好演。
俳優とモデルの仕事は全く違うけど、どちらも“表現”だと思います
マイソン:
執事を演じてみて新鮮だったことはありますか?
清原翔さん:
今まで動きに縛りがある役を演じることがあまりなかったので、そこは新鮮でした。見映え的に所作が綺麗じゃないといけないので、今回は細かい動作にも注意を払いました。この作品に携わった後は、以前より動き方を意識するようになったかも知れないですね。経験できて良かったです。
マイソン:
モデルさんもされているので、姿勢の取り方とかすごく役に立ったんじゃないですか?
清原翔さん:
どうなんですかね(笑)。でもスーツの撮影の時はこのくらいピシッとしますね。
マイソン:
執事の格好って特別な感じがしますが、演じる上で、衣装による効果は何か感じられましたか?
清原翔さん:
僕はずっとこの格好と髪型だったので多少なりともピシッとなるスイッチみたいな効果はあったと思います。格好自体が窮屈だったので、背筋が伸びる感じはありました。
マイソン:
終わった後はどんな感じでしたか?
清原翔さん:
腰を曲げたくてしょうがなかったです(笑)。
マイソン:ハハハハ(笑)。では、モデルと俳優それぞれのお仕事の魅力はどんなところですか?
清原翔さん:
単純にはっきり違うなと思うのは、モデル業は服がメインでそれをどうカッコ良く見せるかがメインですけど、俳優業は違う人の人生を生きたり、それぞれ見せるものが全く違うけど、どちらも“表現”だと思います。そこがおもしろいですね。
マイソン:
俳優のお仕事を始めてからご自身の中で何か変化や気付いたことはありましたか?
清原翔さん:
結構あります。モデル業は服がメインで撮られますけど、こうやって取材の際に写真を撮って頂く機会が増えて、僕自身がメインに撮られるのがなんだか恥ずかしいんですよね。
マイソン:
そういう感覚の違いもあるんですね。
清原翔さん:
そうですね。役のイメージで撮られる場合はまだ良いんですけど、自分自身を撮られるのは本当に慣れないです…。
マイソン:
なるほど〜。モデルさんとしても俳優さんとしても海外に行く可能性があると思うんですが、海外でお仕事をすることにご興味はありますか?
清原翔さん:
興味はあります。モデルだけやっていた時は、いつか海外のファッションショーに出てみたいという憧れがありました。役者としては何か縁があったら挑戦してみたいです。
マイソン:
ぜひ海外進出して頂きたいです!で、劇中で料理を作る設定がありましたが、普段料理を作ったりされますか?
清原翔さん:
しないですね。作ったとしても、鍋料理を作るくらいで、具材もカットされているのを買ってきちゃいます。
マイソン:
体型を維持しなければいけない時はどうされてるんですか?
清原翔さん:
今は痩せるより筋肉を付けることを意識しているのでささみとかを多めに食べるようにしています。筋力が足りないからこうなってしまったんだなと思う場面があったので、きちんと準備しておこうと思い立ったのと、単純に見た目が良いっていうのもありますね(笑)。ガンガン鍛えるわけではないですけど、それなりにあればと思って、ちょこちょこやっています。
マイソン:
筋肉はあって損はなさそうですものね。少し話題が変わりますが、好きな映画とか普段からよく観る映画のジャンルはありますか?
清原翔さん:
僕は邦画が結構好きなので、日本の作品ばかり観ていますね。伊坂幸太郎さんの作品がすごく好きで、実写化されている映画はほとんど観ています。
マイソン:
今は劇場で観るだけでなく、配信などでも観られますが、映画を観るなら…というこだわりはありますか?
清原翔さん:
あまりないかもです。スケジュール的に映画館に行く機会が減ってきてしまってて…。でも、やっぱりあの大きなスクリーンで良い設備で観ると、伝わるものも違ってくるのではないかと感じるので、なるべく劇場に行けたらと思ってます。特に単館上映の作品などは劇場で観たくなります。
マイソン:
映画館の雰囲気も含めて楽しむみたいな。
清原翔さん:
そうですね。環境も重要ですよね。
マイソン:
そうですね。あと本作含め、これまでいろいろ女子がキュンキュンする映画に出ていらっしゃいますが、逆に男性がキュンキュンする映画ってありますか?
清原翔さん:
僕達がキュンキュンするってことですよね?うーん…、パッとは思い浮かびませんが、あると思います。僕が学生の時にハマっていたのは、ラブコメ系だったので、そういうのはキュンキュンきていたんじゃないかと。
マイソン:
特に印象に残っている作品はありますか?
清原翔さん:
『ラブ☆コン』っていうアニメなんですけど、土日の夕方あたりにやっていて、遭遇率が高かったので観てました。
マイソン:
そうなんですね。じゃあ男子にもキュンキュンする作品はあるってことですね。では最後にトーキョー女子映画部の映画好き女子に向けて、本作のここを観て欲しいというポイントを教えてください。
清原翔さん:
いろいろあるんですけど、花穎(永瀬廉さんの役名)と衣更月(清原翔さんの役名)が決裂しちゃうシーンは特に注目して欲しいです。監督から「あのシーン良かったよ」と言って頂けたのと、物語上も鍵になるシーンと言えると思います。
マイソン:
わかりました。ありがとうございました!
2019年3月14日取材 PHOTO & TEXT by Myson
『うちの執事が言うことには』
2019年5月17日より全国公開
監督:久万真路
出演:永瀬廉(King & Prince)/清原翔/神宮寺勇太(King & Prince)
優希美青/神尾楓珠/前原滉/田辺桃子/矢柴俊博/村上淳
原日出子/嶋田久作/吹越満/奥田瑛二
配給:東映
名門と言われる烏丸家の御曹司である花穎は、18歳にして飛び級で大学を卒業し、5年ぶりに留学先から戻ってきた。彼は幼少時代から全幅の信頼を寄せていた老執事の鳳に会うのを心待ちにしていたが、朝目覚めた彼の前に現れたのは、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年、衣更月蒼馬。父と老執事の鳳は屋敷におらず、2人の間には微妙な空気が流れる。それから数日経った頃、招待された芽雛川家でのパーティに出席した花穎。それ以降彼の周りで不可解な出来事が周りで起き始める…。
©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会