今回は、思わぬ形でマッチョが観られる作品をご紹介。場面写真だけ観ると怪しさ満点ですが、ストーリーを知ると、なるほどと思いながら、微笑ましい気持ちで観られますよ(笑)。
マッチョが全裸で、町を猛ダッシュ!?
主人公は青年実業家として登り調子の2人。幼なじみであり、共同で事業を興した2人は、ひょんなことから口げんかになり、その勢いでとんでもないゲームを始めます。それは家財道具や衣服、持ち物など所有物を一旦すべて倉庫に預けて、1日1アイテムだけ取り戻すことができるというゲーム。下着まで預けることになるので、初日は全裸からスタートというわけです。
なので割と初っぱなから見事な肉体美が披露されるわけですが、1シーンで終わらないのがミソ。彼等は1日1アイテムを取り戻すことができますが、それには家から離れた倉庫まで行かなければいけません。というわけで、初日のシーンでは何も羽織ることなく裸足で、2人が雪の積もる寒い町を走るシーンがあります。公式資料によると、2人が全裸で走った道は、欧州最大級のスタートアップ都市として注目されているベルリンの一角で、オーバーバウム橋や、ベルリンの壁を利用した壁画ギャラリー「イーストサイド・ギャラリー」、夜遊びエリアとされるコットブッサー・トーア駅周辺など、観光名所や交通量の多い場所だったようです。主演のフロリアン・ダーヴィト・フィッツとマティアス・シュヴァイクホファーはドイツの人気俳優ですが、吹き替えも使わず本人が全裸で走ったということで、撮影時はどんな状況だったのか、撮影の裏側も気になります。
劇中では、2人が住むマンションでの他の住人とのやり取りもコミカルに描かれていますが、彫刻のような肉体を露わにしたパウル(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)が、マンションの階段で少年とそのお母さんに出くわすシーンは特に笑えます。また、パウルとトニー(マティアス・シュヴァイクホファー)が幼なじみということもあり、意地を張り合いながらも仲睦まじくワチャワチャする姿は、全裸だとなお笑えます。お風呂まで一緒に入っちゃって、マッチョ&キュートですね。
公式サイトのイントロダクションでは、「2人の細マッチョ・イケメン」という表現があったのですが、これを細マッチョに分類するとは、原稿を書いた方もマッチョにうるさいタチ(私と同類)とお見受けしました(笑)。でも日本人からすると、まあまあ立派なマッチョだと思うので、見応え抜群ですよ。冬の寒い季節が舞台になっていますが、「マッチョだから筋肉で多少寒さも和らぐのかしら?」なんてどうでも良いことを考えながら観ると、観ているこちらはホットな気分で楽しめます。マッチョなイケメンをダブルで堪能できる作品としても、マッチョ好き女子必見です。
『100日間のシンプルライフ』
2020年12月4日より全国順次公開中
PG-12
トランスフォーマー、フラッグ
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
© 2018 Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH © Anne Wilk 2018 / Pantaleon Films GmbH / Erfttal Film & Fernsehproduktion GmbH & Co. KG / WS Filmproduktion / Warner Bros. Entertainment GmbH
TEXT by Myson