全世界待望“007”シリーズ25作目、前作『007 スペクター』から6年の時を経てシリーズ最新作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。度重なる公開延期の末、10月1日より日本公開となります。そしてこのたび、公開に先駆けイギリス、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにてワールドプレミアが開催されました。
当日は、本作でジェームズ・ボンド役が最後となる主演のダニエル・クレイグはもちろん、最凶の敵サフィン役のラミ・マレック、ボンドの恋人マドレーヌ役のレア・セドゥ、ボンドの相棒となるキューバの工作員アナ・デ・アルマス、00エージェントのラシャーナ・リンチ、Q役のベン・ウィショー、マネーペニー役のナオミ・ハリスら本作のキャストが豪華勢揃いしました。
そして、シリーズ史上初の米国人監督であるキャリー・ジョージ・フクナガ監督、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン、さらに主題歌の“No Time To Die”でグラミー賞最優秀映像作品楽曲賞を受賞したビリー・アイリッシュと兄のフィニアス、音楽担当のハンス・ジマーもレッドカーペットに登場。さらに、“007”のワールドプレミア恒例の英国ロイヤルゲストとして、チャールズ皇太子とカミラ夫人、ウィリアム王子とキャサリン妃も来場しました。
度重なる公開延期を経て、いよいよダニエル・クレイグ版ボンドの集大成である本作が公開されることについて、ダニエル・クレイグは「僕達は映画を観る観客のために映画を作るわけで、それこそが僕たちがボンド映画を作る理由なんだ。幅が30フィート(=9.1メートル)のビッグスクリーンで観てもらいたいね。一同が待ったわけだが、待ったのは幸いだった。もちろんコロナ禍でさまざまなことが止まってしまったので、もし他の形で公開になったならそれは仕方のないことだったが、 この日を迎えられたことに本当にホッとしているよ」とコメント。また、コロナ禍において世界的にも久々の華やかなイベントが開催されたことについて「刺激が強すぎる(笑)。でも素晴らしいよ。ここまで来られたことにとても興奮している。僕はただ皆さんにこの映画を観てもらえるのが待ちきれないだけだ」と興奮を語り、日本で公開を心待ちにしているファンへ「日本のファンの皆さん、日本に行けないのが残念だ。日本はこの地球上で僕が最も好きなところの1つなんだ。(日本語で)アリガトウゴザイマス!また近いうちに会えることを祈っているよ」とコメントを寄せました。
本作のメガホンをとったキャリー・ジョージ・フクナガ監督は「祝う時が来たと感じるね。大いに安堵しているし、とにかくいい気分だよ」と話しました。実は監督は日本の札幌に半年間住んでいたこともあり、「ぜひまた日本に行きたいよ。日本に行くというのはプレスツアーの中でも最も好きなことなんだ」と明かし、日本のファンに向けて「ボンド映画を楽しみにしていらっしゃる日本の皆さん、本作を楽しんでくださることを心から願っています。近いうちに会えますように」とメッセージを贈りました。
そして、ボンドにいつも振り回されながらも健気に支え、ボンドに秘密兵器を与えるQ役のベン・ウィショーは「日本の皆さん、こんにちは!2年も経った後、ついにこの映画を皆さんに観てもらえる機会が訪れたと言えることが嬉しい。気に入ってもらえることを祈っているよ。そしてビッグスクリーンでぜひ観てもらいたい。この映画はそのために作られたのだから。ありがとう」と語りました。
“007”シリーズに欠かすことのできないプロデューサーのバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンの2人は「私達がここロンドンにいるというのは、とても重要なことです。かれこれ60年前にボンドが始まったのはこの地だからです。本作はダニエルの最後の作品ですから、彼とのお別れを良い形でお祝いしたいと思います」とコメント。続けて「本作を劇場で観てもらえるようにと、我々は2年間ずっと待ち続けたんです。映画館で観るべき映画で、そのようにプロデュースしてきました。監督であるキャリーをはじめ、本作に携わった一同は、映画館で観ることを念頭に置いて作ったのです。ですから観客の皆さんにぜひ映画館でご覧いただきたいと思います」と話し、コロナ禍の中でようやく映画が公開されることについて、「ダニエル・クレイグはもちろん、このパンデミックを乗り切るために尽力された前線で働く医療従事者の皆さんも称えたいと思います。この困難な時に私達の安全を守るために努めてこられた世界中の人々に敬意を表します」と、世界中の人々に賛辞を贈りました。最後に日本のファンに向けて「日本に行くことができないのが残念です。日本に行くことは毎回素晴らしい体験で、皆さんに歓迎していただきました。ボンド映画を愛してくださっているのを知っているので、いつも喜んで訪れています。また別の機会にお会いしましょう。ありがとう」と温かいメッセージを寄せました。
ゲスト達は、フォトセッションやメディアへのインタビュー、ファンとの交流、ステージでのインタビューなどに応じた後に会場へと移動。カーペット上が静かで厳かな雰囲気となるとウィリアム王子とキャサリン妃が登場しました!その後、チャールズ皇太子とカミラ夫人も登場し、プロデューサーらがエスコートし、兵隊が左右に並ぶ中会場へと移りました。
幾度となく公開延期を乗り越え、ついに公開となるダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの集大成にふさわしい豪華なワールドプレミアとなりました。本作はいよいよ10月1日より公開!ぜひ劇場の大きなスクリーンでダニエル版ボンドの雄姿を観届けましょう。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
2021年10月1日より全国公開
東宝東和
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