『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が、FOX サーチライト・ピクチャーズのもと、世界を代表するローマン・グリフィン・デイビス、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソンら豪華キャストと共に贈る『ジョジョ・ラビット』が2020年1月に全国公開となります。そして、先日(現地時間9月8日/日本時間9月9日)に、第44回トロント国際映画祭にて本作のワールドプレミアが開催され、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェルら豪華キャストが登場しました!そして、世界の舞台で遂に初お披露目された本作について、監督&キャストが熱く語りました!
待望の世界初お披露目が行われるということで、プレミア当日のレッドカーペットには大勢のマスコミ陣、熱狂的な映画ファン達が集結し、キャスト陣はファンからのサインや写真撮影の要望に、丁寧に応じながら交流を楽しんでいたようです。監督、脚本、出演を兼任したタイカ・ワイティティは、本作について「第二次世界大戦の時代が舞台となっていて、シリアス要素もある作品なんだ。 僕らは物語を語り続け、お互いに心に留めておかなければならない。過去に何が起きて、将来何を起こしてはならないのかということをね。それを語るために、過激さとコメディ要素を入れてチェンジアップして描いてみたんだ。その1つとして、アドルフを親しみやすいキャラクターとして演じることができたのは嬉しかったよ。そして、ジョジョを演じたローマンは、とても繊細で素晴らしい役者だった 」と本作に込めた想いと、主人公に抜擢した子役のローマン・グリフィン・デイビスについてもコメントを寄せました。そんなローマンは、「この作品に出演することができて本当にハッピーだよ!タイカはたくさんのことを僕に教えてくれたし、彼のエネルギッシュさ や脚本のおもしろさ、演出の付け方は、とても興味深かった。それに彼はユーモラスで、クレバーなんだ。この映画は想像力に溢れていて、ユニークで、コメディタッチなところもあれば、シリアスで悲しい部分もある。戦争の新しい部分を見せている作品だよ」とコメントしました。
続いて、スカーレットは「脚本を読んで感激したわ。ユニークな見方をしていて、想像と全く違う物語になっていたことに驚いたわ。この映画は、心に響き、人間性に溢れた作品に仕上がってる。誰もが作れる映画じゃないわ。タイカ自身が繊細であり、情熱的な人間だから作れたのよ。そして彼はユーモアで人々を引き寄せて、一体にさせる力があると思う。驚くほど賢い人よ。観客の皆がこの映画を楽しんでくれることを祈るわ」と話しました。サム・ロックウェルは、「この作品は、独創的なアイデアで、とてもユニークな作品だ。おもしろくて美しい。物語を語るのに完璧で、天才的な方法だよ。監督のタイカは特別だと思うよ。脚本を書けて、監督もできて、演じることもできるからね」と語りました。
その後、開催されたワールドプレミアの上映後にも、キャスト&スタッフ陣がステージに登壇し、客席からは約2分間にわたるスタンディング・オベーションが起こり、スカーレットはサムと喜びのハグを交わし、監督は主役を演じた子役のローマンをアピールし、自らに向けられた拍手にローマンも照れた様子を見せるなど、キャスト陣の仲の良さを伺われる素敵なプレミアとなりました。
なお本作は、見事トロント国際映画祭で観客賞を受賞しました!監督は、「本作は寛容と理解を失った時代を舞台にした、寛容と理解の物語です。そして私はこの映画を製作するにあたって、私達が最も混乱した状況にあっても、どんな年齢、宗教、人種、性別であれ、まだお互いが繋がりあうことができることを思い出せるよう願います。この映画を作ることは素晴らしい体験でしたし、世界がトロント映画祭を皮切りにこの映画を見る機会を持ってくれたことを幸せに思います」とコメントしました。本作への期待がますます高まりますね!日本での公開を楽しみに待ちましょう。
『ジョジョ・ラビット』
2020年1月より全国公開
公式サイト
©2019 Twentieth Century Fox