『シックス・センス』『スプリット』などの話題作を次々と生み出すスリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督の最新作『オールド』が、8月27日より全国公開となります。本作のテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、時間が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルが描かれています。
そして先日、本作の全米公開に合わせてプレミアイベントが開催されました!本作のメガホンをとったM.ナイト・シャマラン監督のほか、ビーチに訪れる一家の父親役を演じたガエル・ガルシア・ベルナル、さらに、アレックス・ウルフ、エリザ・スカンレン、トーマシン・マッケンジーらが登場し、本作の舞台となるビーチをイメージした砂が敷き詰められた“サンドカーペット”を歩きました。
砂のレッドカーペットについて素晴らしいと笑みを見せたガエル・ガルシア・ベルナルは、「このような機会でプレミアを開催できるのは素晴らしいことだよ。僕自身はよく劇場に足を運んでいるんだ。メキシコでは劇場が営業しているからね」と話し、M.ナイト・シャマラン監督作品でのお気に入りのポイントについて問われると「監督は真の映画人そのものだ。物事へのアプローチ、映画に関する知識や言語を自由自在に操ることができる。多くの試みをしてそれを随所に活かしている。創造力に満ちた雰囲気づくり、世界観を現場にもたらす方法を知っている。リスクも伴うけどリスクをおかしてチャレンジしていかないと良いものは生まれないと思う」と魅力を明かしました。
そしてM.ナイト・シャマラン監督は、プレミアについて「このプレミアの開催日を選んだ時はまだコロナ禍で、上手くいくことを願っていたよ」とコメント。さらに、監督は「劇場での映画鑑賞が最高のアートである理由は、1つの空間で観客同士が影響しあうなど、たくさんある。1人で映画鑑賞、読書をしても自分自身の世界観や感想しか生み出さないが、500人以上の見知らぬ人と鑑賞することでいろいろな視点を共有することができる。集団の世界観は素晴らしく、13歳の少女だって50歳の男性に影響を与える。例えば少女が何かに笑っていたら、男性は笑うところなのか?と考え始める。反対に男性は13歳では考えが及ばない深い何かのヒントに繋がる考えに辿り着くかもしれない。皆が互いに影響し合う。こうやって集まるということは素晴らしいことだ」と、劇場体験がもたらす素晴らしさについて語りました。
本作は、コロナ禍でオーディションや撮影が行われ、1800万ドルもの製作費を監督自らが出して製作された肝入りの作品となっています。実は本作のアイデアは、監督の娘達が父の日にプレゼントした“サンド・キャッスル”というグラフィックノベルが原案になっているそうです。監督の言葉も胸に響きますね。ぜひ劇場に足を運んで、本作をご覧ください!
『オールド』
2021年8月27日より全国公開
東宝東和
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