クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』 が、2020年1月17日より全国公開となります。 先日、日本時間11月21日(現地11月20日)に、L.A.チャイニーズ・シアターにてワールドプレミアが開催され、レッドカーペットにクリント・イーストウッド監督をはじめ、主演のポール・ウォルター・ハウザー、弁護士役のサム・ロックウェル、 FBI捜査官役のジョン・ハム、主人公の母親役を演じたキャシー・ベイツら、豪華キャスト&スタッフが集結しました!
御年89歳の巨匠クリント・イーストウッド監督は、本作でリチャード・ジュエルという人物を題材にしたことについて問われると、「ジュエルは、ひどい悲劇の犠牲者だったからだよ。彼は“疑わしきは罰せず”という扱いを受けなかった。適切な調査をされずに犯人だと判断されたんだ。それは、憲法に反することだし、僕らが信じているすべてのことに反している」とコメント。さらに、今この作品を公開する理由について「今世界で起きていることにとても似たことだからだよ。人々はちゃんと確認する前に、早まった判断をするんだ」と語りました。
主演のポール・ウォルター・ハウザーは、本作について「僕はこの映画が大好きだよ。僕にとってものすごく大切なものだ。クリントと仕事をするのは喜びだったし、とても奥行きのあるキャラクターや意義のあるストーリーを語るのは喜びだったよ」と話しました。そしていよいよ作品がお披露目されることについて、「僕は多くの観客がこの作品を楽しんでくれることにとても興奮している。観た人はきっと一礼して映画館を後にするよ。そして自分自身、それか誰か知っている人をリチャード・ジュエルの中に見出すんだ。今ここにリチャードが僕らと一緒にいて、僕らと一緒に祝うことができたら良かった。彼の魂はここにいるよ。そして、実は今日彼の母親がここにいるんだ」と、リチャード・ジュエルの母ボビー・ジュエルのレッドカーペット登壇が実現したことを明かしました。
さらに、作品と今の社会の関連について「残念なことに、この映画はいつも今日的な意味を帯びているんだ。僕らが同じ間違いを犯し続けている限りは、歴史は繰り返される。FBIのようなグループの人々は、もっとちゃんとわかっているべきだ。リチャード・ジュエルは、88日間も捜査をして何も見つからなかった上に、彼の人生を台無しにしたんだ。この映画はそれを明らかにすると思う。歴史と真実に光を当てているんだ。だから僕らは今夜ここにいるんだ。リチャード・ジュエルを称賛し、彼のストーリーを語るためにね」と語りしました。
これまでもさまざまな実話を映画化してきたクリント・イーストウッド監督ですが、本作ではどんな真実を見せてくれるのか、期待が高まります!日本公開を楽しみに待ちたいと思います。
『リチャード・ジュエル』
2020年1月17日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
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