世界中で社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した冒険ファンタジー超大作『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作の原作者、J・R・R・トールキンの前半生を描き出す映画『トールキン 旅のはじまり』が、FOXサーチライト配給にて8月より日本公開となります。伝説の作家トールキンを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルト、彼のミューズとなるエディス役を『あと1センチの恋』のリリー・コリンズが演じます。
そして先日、日本公開に先駆け、ロンドンとLAにて本作のプレミアイベントが行われ、ニコラス・ホルト、リリー・コリンズ、そして本作のドメ・カルコスキ監督ら豪華キャスト&スタッフが登場しました。各会場とも大勢のファンが集まり、大盛り上がりだったようです!
主人公のトールキンを演じたニコラス・ホルトは、本作について、「トールキンが若い頃の物語が描かれる。孤児として育った幼少時代から友情と愛を見つけ、そして戦争を経験する。そのすべてが彼の執筆した物語の源となっているんだ」とコメント。自身が演じたトールキンについては、「彼の人生への理解を深めていくなかで、彼は本質的に孤立していたことに気付いた。だから彼は進むべき道を迷うことがなかったんだと思うし、彼の人生経験そのものが、他に比を見ない素晴らしい物語であることがわかったんだ」と役へのアプローチを明かしました。また、共演したリリー・コリンズについて「彼女は、煌めいていて、元気で、素晴らしい女優だよ。彼女の演じたエディスがエルフのプリンセスに影響しているのがわかると思う」と絶賛しました。
リリー・コリンズは、本作で演じたエディスについて「この映画では、トールキンが執筆した物語の起源や、彼の仲間たちとの友情や、私が演じたエディスとの恋愛模様も描かれているわ。エディスは彼の作品に出てくる“エルフの乙女ルーシエン”をはじめとするトールキンのファンタジーの世界に多くのインスピレーションを与えた存在でもあるのよ」と話しました。また、本作の見どころについて「激しい戦争の光景や、当時の人々の苦悩も描かれるけど、言語やファンタジーへの愛情、毎日マジックを発見する素晴らしさなどを体験できる作品よ。ピーター・ジャクソンが映画で描き、トールキンが小説で創った世界への賛辞と共に、当時の現実社会の中で人々が経験したことや、その中でどのようにあの壮大な世界が生み出されていったのかを観ることができると思う」とコメントしました。さらに、ニコラス・ホルトとの共演について問われると「彼は…、言わなくてもわかるでしょってくらい素敵な人よ。おもしろくて、才能に溢れていて、情熱もたくさんある。彼と演じるシーン、そしてそれ以外の仕事すべてが楽しかったわ!」と笑顔で明かしました。
監督を務めたドメ・カルコスキは、トールキンの大ファンというだけあり、作品について「僕は資料を読み込んで、彼の体験と作品には多くの共通点があることに気付いたんだ。小説でも描かれるように、彼自身がアウトサイダーで、孤独で、親友や自分の居場所を探していた。彼の人生を、このように共感できて、親近感が持てることがとても重要だと思ったよ」と語り、ニコラスとリリーについては「2人は最高だったよ。撮影もとても楽しんでくれていたし、知的で才能豊かで、キャラクターを繊細に演じてくれたおかげで、輝いて見えるほど素晴らしいラブストーリーに仕上がったと思う」と絶賛。そして最後に「観客の皆にとって、インスピレーションの行路の物語になることを祈っているよ。劇中で描かれる少年達の仲間の物語はとても美しいんだ。彼らはアートで世界を変えようと誓い、お互いに影響し合い、助け合う素晴らしい存在。僕は彼らのようになりたいと思ったし、映画を観た人にもそれを感じて、劇場を出たら友だちとこの物語をシェアしてもらいたいな」と本作に込めた想いを述べました。
日本での公開が待ち遠しい!!夏の公開に向けて『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作を今のうちに復習しておくのもアリですね。
『トールキン 旅のはじまり』
2019年8月30日より全国公開
20世紀フォックス映画
公式サイト
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©2019 Twentieth Century Fox