Category Archives: 大学生・専門学校生

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海外ドラマ『glee/グリー シーズン1』マシュー・モリソン/コーリー・モンテース/リー・ミッシェル/ジェーン・リンチ/ジェイマ・メイズ/ディアナ・アグロン

映画業界人インタビューVol.6 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社 マーケティング本部 山本一成さん【後編】

名だたる監督とすごく近い距離で仕事をしているという実感も

おこめとパン:今までのお仕事で一番楽しかった事は何ですか?

海外ドラマ『glee/グリー シーズン1』マシュー・モリソン/コーリー・モンテース/リー・ミッシェル/ジェーン・リンチ/ジェイマ・メイズ/ディアナ・アグロン

『glee/グリー』 全シーズン好評発売中&レンタル中 ©2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

山本さん:自分が担当したものでいうと『glee/グリー』かな。

一同:お〜〜!

山本さん:映画じゃなくてごめんなさい(笑)。以前は劇場公開後の新作も担当してたんですけど、海外ドラマ担当に変わった時、初めてに近い担当作品が『glee/グリー』だったんです。知識も経験もほとんど無いから、自分がどこまでチャレンジできるか、ずっと突き詰めながら取り組みました。当然、周囲の協力があったからこそ結果が残せたのだと思うんですけど、やっぱり思い出深い作品です。担当していて楽しかったし、今でも好きな海外ドラマに『glee/グリー』を挙げてくださる方も多いですし。

一同:確かに。

おこめとパン:では、今やっていらっしゃるお仕事全般的にいうと、どんなところにやりがいを感じますか?

山本さん:自分が携わったものが世の中にあって、それに対して良くも悪くも反応を見られることかな(笑)。そういう反応を少しでも良くしようと志して取り組むので、すごく良い反応があると、やって良かったって思います。

おこめとパン:反応を見るのって、ちょっと怖いと思う時もありませんか(笑)?

山本さん:アハハハ(笑)。ありますけど、だからこそ毎回自分の経験を思い出して、ちゃんとベストの環境を作ろうと考えられるんじゃないかなって思います。どんどん作品がリリースされるので、経験が積めるんですよ。ここは映画配給の方達と違うところだと思いますが、映画のDVDだと、毎月3作品というペースで同時進行していたり、海外ドラマでも、ちょっとタイトルを絞っても、1人で月2本を担当する状況もあります。

一同:大変そう。

海外ドラマ『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』スティーヴン・モイヤー/エイミー・アッカー/ナタリー・アリン・リンド/パーシー・ハインズ・ホワイト/ショーン・ティール/ジェイミー・チャン/ブレア・レッドフォード/エマ・デュモン/コビー・ベル

海外ドラマ『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』

山本さん:あとは、ホームエンターテイメントのおもしろさみたいなものはあります。特に外資系だと、世界各国の中で自分達のレベルをすごく意識できるんです。他の国の成績をシェアされるので、改めて日本ってすごいって思います。他国はほとんどDVDレンタルがなくなっていますが、日本にはまだあって、だからこそすごくおもしろい。あとは、企画を立てて、説明して、承認をもらってっていう、本国(アメリカ)の人達とのやりとりもすごくおもしろいです。それに海外ドラマって、本国のもとのビジュアルから、日本用のビジュアルに変えることが多いんですが、大物監督の作品は、承認をもらうために本人まで話が行くこともあるんです。自分で直接プレゼンをするわけではないですけど、直接やりとりをしているんだって感覚があります。最近だと、新しい“X-MEN”のテレビシリーズで『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』という作品があるんですが、僕等がアメリカの本社に提出して、本社の人達がマーベル(“X-MEN”の著作元)にプレゼンして、承認をもらってくるんです。

一同:スゴい!!

海外ドラマ『X-ファイル 2018』ジリアン・アンダーソン

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン最新作『X-ファイル 2018』

山本さん:それって、嬉しくないですか!スピルバーグが携わる作品なら、彼まで話が届くんです。“X-ファイル”だって、クリス・カーターまで話が行ったりね。そう思うと、なんだかすごく距離が近く感じるし、自分の存在がグローバルに感じますよね(笑)

おこめとパン:次に皆さんにお聞きしているのですが、それほど好きではない作品を担当される場合、どういう風にモチベーションを持っていきますか?

山本さん:難しいですよね。でも、好きになる努力はします。でも、一旦自分の中で好きじゃないと認めます。やっぱり、コンテンツホルダーにいて、作品に携わる立場としては、そこって必ずつきまとうところなんです。でも、何か好きになるポイントを1つだけでも見つけて、まずそれをもう1から100くらいの好きに変えていく。それは職種柄ではあるんですけど、いろんな違う要素を足して、なるべく自分も含め何万人という方が好きになるように仕上げるという感じですかね。あと、基本的に嫌いって言わないです(笑)。

局長:ですよね(笑)。

山本さん:だから、いろいろな方と話すと、「毎回良いって言ってるよね」って言われますけどね(笑)。でも、その時に、推しのポイントを明確にしておくと「ここがやばいんです」って言えますから。

TAKE:逆に、「なぜ自分は好きじゃないんだろう?」を突き詰めていくのもアリですよね?

山本さん:アリだと思います。ただ、そういう場合も必ず客観的になるように注意しています。主観で、強く周りを動かせる方ももちろんいますが、僕はそういう能力は長けていないと思うので(笑)。

一同:いやいや(笑)。

山本さん:毎回自分の頭の中でいろいろな方の考え方を想像するし、その作品を自分が気に入った時も同じです。「すごく好き!」って愛情が溢れすぎちゃうと、絶対空回りするんです。好きだからこそ見えない部分もできちゃうのが一番ダメなので、何度もいろいろやってきた経験上、俯瞰して見たほうが良いなって思ってやっています。

一同:なるほど。

TAKE:それでは、最後にずっと好きな映画ナンバーワンは何ですか?

山本さん:ナンバーワンは、『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』です。男同士のロードムービーで、ドイツの映画なので文化の違いはありますが、自分としてはすごく感じることがありました。もっとわかりやすい作品でいえば、『君の名は。』にハマって、3回も観ちゃいました(笑)。スクリプトがしっかりしていて、自分が持ってないものに憧れるという感じで、音楽も良かったですしね。

一同:ありがとうございました!

今回の記事担当:おこめとパン
■取材しての感想
『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』の企画でお世話になった山本さんにインタビューさせて頂けたことが、すごく嬉しいです!企画中、迷っている私達にくださったご助言は、「こういう経験があったからなのか!」と感銘を受けるばかりでした。情熱を支える冷静さと、客観的に視点を変えることのできる姿勢はまさにプロフェッショナルです。何より、お仕事に対する自信がひしひしと伝わりました。単に「できる!」と思うのではなく、積み重ねてきた過程があってこそ自分を信じられる。それがすごく心強い存在になるんだと思いました。

取材日:2018年5月16日

【前編へ戻る】

 

★20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン 海外ドラマ最新作

海外ドラマ『X-ファイル 2018』デイビッド・ドゥカブニー/ジリアン・アンダーソン『X-ファイル 2018』
2018年7月18日よりDVD発売&レンタル中
公式サイト
製作総指揮:クリス・カーター
出演:デイビッド・ドゥカブニー/ジリアン・アンダーソン/ミッチ・ピレッジ
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

完全復活から2年。前作で世界記録を樹立した”X-ファイル”新シーズンが日本初上陸!FBI捜査官モルダーとスカリーが真実を求めて再び未解決事件に挑む、世界的メガヒット超常現象サスペンスの続編。
©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

 

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『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』がきっかけでできたご縁に感謝


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トーキョー女子映画部主宰/学生映画宣伝局・局長。
映画分野を中心に、紙媒体、WEB媒体の編集者、ライター歴は約25年(2024年11月現在)に及ぶ。また、大手教育系企業の紙媒体、WEB媒体でも約10年間、ディレクターとして従事した。
インタビューはハリウッドスターを含め、国内外の映画人はもちろん、宇宙飛行士や各分野の専門家、経営者、一般の方まで600名以上に取材経験あり。保有資格等は、認定心理士、キャリアコンサルタント/ビジネス著作権検定上級。
同志社大学文学部英文学科卒業。一般企業勤務を経て、2010年に株式会社TSトーキョーを起業(現職)。社会人学生として、武蔵野大学人間科学部人間科学科心理学専攻(通信制)3年編入にて卒業。その後、某大学院に進学、2024年現在は博士後期課程に在学中。研究専門分野は心理学と映画。資格の学校で臨床心理学の講師歴あり,某大学でアカデミックライティングの指導員も務める。


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映画業界の方にインタビュー:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社 マーケティング本部 山本一成さん

映画業界人インタビューVol.6 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社 マーケティング本部 山本一成さん【前編】

【映画業界の方にインタビュー】第6弾も、エージェントのおこめとパン、TAKEが担当。2人とも『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』の課題で、山本さんにお世話になったメンバーです。今回も2回に渡ってお届けします。

英語は絶対勉強しておいたほうが良い

TAKE:この業界に入ろうと思ったきっかけ、どういう経緯で今のお仕事に就いたか教えてください。

山本さん:映画や海外ドラマが好きで、中学時代からレンタル屋でDVDを借りて観るのがとても好きでした。映画館が近くになかったので、なかなか行けなかったんですが、漠然と映画業界に対して憧れはありました。なのに、大学卒業後はその道に進まずに、金融を学んで、実は一回銀行員になったんです(笑)。

一同:えええ(笑)!?

山本さん:ただ、金融の勉強はしていましたが、実際に働いてみると、やりたいこととは違うなと、ちょっと戸惑いがあり、銀行を辞めて広告代理店に入りました。その時に、自分が本当は何がやりたいんだろうと考えるようになりました。中途採用の場合、特に弊社のような外資系の会社は、25歳以上しか応募ができないんですよね。前の仕事に不満があったわけじゃないんですが、25歳になった時にたまたま、もともと気になっていた映画業界を受けてみようと思って、挑戦してみたんです。広告代理店にいた時に販促に携わっていたこともあり、経験を活かせるかなと思い、DVDなどの販売促進チームに応募して、意外にも受かったので、今に至ります(笑)。

TAKE:撮るほうに、興味はありませんでしたか?

海外ドラマ『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』スティーヴン・モイヤー/エイミー・アッカー/ナタリー・アリン・リンド/パーシー・ハインズ・ホワイト/ショーン・ティール/ジェイミー・チャン/ブレア・レッドフォード/エマ・デュモン/コビー・ベル

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント最新作『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』

山本さん:撮るほうにも興味はありましたけど、能力がないと自覚していました。代理店にいた時にCM等を作ったりして、クリエイティブで本当におもしろかったんですけど、圧倒的に敵わないと思いました。これからそういう勉強するって選択肢もあると思いますが、僕には考えられなくて。だから、自分に何ができるかと考えると、ここだったら活かせるかもって、それが今やっている仕事に就いた理由だったりします。今の僕にとっては、既にあるものをどういう風に人に受け入れてもらって、ヒットさせるかを考えるのがすごく合っているんです。海外から入ってきたコンテンツを、文化の違いなども考慮しながら、どういう風に日本で展開しようかと考えるのは、すごくおもしろいし、だから外資系企業が合っているんだと思います。

TAKE:では、学生の頃にやっていて今仕事で役に立っている事はありますか?学生のうちにやっておいたほうが良い事は何ですか?

山本さん:ずっと実家の飲食店を手伝っていたので、その流れで大学でも飲食店で働いてたんですけど、周囲の状況を把握するとか、お客様からクレームがあったらちゃんと謝るとか(笑)、そういう基本的な事はそこで学びましたサークルやゼミなどで、それぞれ役割分担して、組織的に運営するという経験も役に立ちました。当時、僕は広報として貢献することが多かったですね。

TAKE:当時からそういう分野に興味がおありだったんですね。

山本さん:そうですね。サークルやゼミでは、アルバイトの範囲ではなかなかできないことに取り組むなかで、今の仕事の基本を学べたと思います。

局長:突然すごく生々しいことを聞くんですが(苦笑)、外資系だとTOEICの点数がかなり高くないと入れないですよね?

山本さん:いろいろなパターンがあって、僕の場合はTOEICの点数はあまり高くなかったですし、ここに入社した時は、販促担当だったので英語はあまり使わなかったんです。英語力が必要なのは、マーケティングやリーガル、ファイナンスなど、本国側と確認をする人達ですね。マーケティングに異動した後は必要になったので、TOEICで何点採れとは言われましたけど、実際はTOEICの点数より、英語でコミュニケーションできるか否かだから。文章は、今ではいろいろなツールがあって、比較的対応しやすいんですけど、直接面と向かって話す時や、電話の場合は、いかに円滑にコミュニケーションできるかが本当に重要なので、英語は学生のうちに絶対勉強しておいたほうが良いと思います。僕も学生時代に短期間でも留学しておけば良かったなって思いますもん。あと、自分としてはマーケティングをもうちょっと勉強しておけば良かったなと思いました。どの学部にいても良いんですけど、マーケティングの基礎をある程度知っていれば、僕のような仕事にはすごく役に立つと思います。

今回の記事担当:TAKE
■取材しての感想
実はタイミングとしては、この回が私の初めてのインタビューでした。山本さんとは『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』の課題で以前にお会いしていましたが、今回のようにお話をゆっくり伺う機会は初めてでした。映画業界についてのたくさんのエピソードを紹介して頂き、改めて自分の好きなことをお仕事にするというのは幸せだなと感じました!!

取材日:2018年5月16日

 

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』に取り組む機会を与えてくださった山本さん。いつも学生の意見を尊重し、優しく見守りながら、伸び伸びとやらせて頂きました。今回のお話からも学生時代の経験の大切さを示してくださったのがわかります。→【後編を読む】

★20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン 海外ドラマ最新作

海外ドラマ『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』スティーヴン・モイヤー/エイミー・アッカー/ナタリー・アリン・リンド/パーシー・ハインズ・ホワイト/ショーン・ティール/ジェイミー・チャン/ブレア・レッドフォード/エマ・デュモン/コビー・ベル『ギフテッド 新世代X-MEN誕生』
2018年8月3日よりDVD発売&レンタル開始
公式サイト
製作総指揮:ブライアン・シンガー
出演:スティーヴン・モイヤー/エイミー・アッカー/ナタリー・アリン・リンド/パーシー・ハインズ・ホワイト
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

ウルヴァリン達、X-MENがいなくなった後の世界で、政府から迫害され、身を隠すミュータント達が奮闘するストーリー。一家が主人公という点でも、これまでの” X-MEN”シリーズと一線を画す。毎話、映画さながらのスケールで魅せる迫力のアクション大作。
©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

 

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トーキョー女子映画部主宰/学生映画宣伝局・局長。
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インタビューはハリウッドスターを含め、国内外の映画人はもちろん、宇宙飛行士や各分野の専門家、経営者、一般の方まで600名以上に取材経験あり。保有資格等は、認定心理士、キャリアコンサルタント/ビジネス著作権検定上級。
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GEO「ノラノロシ」ロゴ

映画業界人インタビューVol.5 株式会社ゲオ メディア商品部 メディア営業企画課 松岡良房さん【後編】

どんな映画でも、それを好きな人はいるという観点で魅力探し

TAKE:今までした中で一番楽しい仕事は?ご自身の仕事のやりがいは何ですか?

松岡さん:映像ストアディレクターを務めさせて頂いた時が一番楽しかったです。これは、映画の価値を伝えることを目的に、弊社で一時的に作られたポジションでした。当時は観た映画のレコメンドを数多く手がけ、ノラノロシというWEB媒体で紹介、その作品を店頭で並べていました。記事を読んでくださった方がその映画を借りたくなるような仕組みができたので、今までで一番楽しかったですね。やりがいを感じるのは、地元の友人が「この間ゲオでレコメンドを見て商品を借りたよ」と言ってくれたりして、遠くてもこういうところで繋がっているんだなと実感する時です。これは全国チェーンだからこそ味わえる感覚だと思います。本社にいるとなかなか実感できない部分ですが、店舗のお客様は見てくれているのだなとやりがいを感じますGEO「ノラノロシ」コーナーWEBtop

おこめとパン:次に、他の方へのインタビューでもお聞きしている質問なのですが、ご自身が「あまり好きじゃないな」と思う作品を扱わなくてはいけない時、どういう風にモチベーションを保っているのでしょうか?

松岡さん:オン・オフじゃないですけど、例えば自分が好きな作品を観る時って、メモとか何もとらずに、本当に純粋に観ているんです。それ以外の映画に関しては、魅力を探しながら、「オススメするとしたら、どういう切り口が良いだろう?」って考えて観るようにしています。どんな映画でも、絶対に好きな人がいると思うので。

局長:観る前は期待していなかったのに、観たらすごくおもしろかった作品はありますか?

松岡さん:今日メモを持ってきたんですよ。(ぎっしり書かれたメモを取り出されて)

一同:すごい!!!

松岡さん:本当に定番ですけどイルミネーション・エンターテインメントの『SING/シング』とか。観たらめちゃくちゃおもしろくて。あとは弊社で先行レンタルをしている作品があって、吹き替えや字幕がまだついていない状態で作品選定をしたりするんですが、あまり情報がない作品だと、フラットな立場で何の偏見もなく観られるんですよね。そういう中にやっぱりおもしろい作品がありますね。

TAKE:では、ずっと好きな映画ベスト1は何ですか?

松岡さん:難しいな〜(笑)。年齢によって変わるのですが、『(500)日のサマー』が好きです。主人公トムと学生時代の自分を重ねて観て、印象に残っています。女性のことを見るとき、結局は男子目線で勝手にいろいろ決めつけていたことを教えてくれたのがこの映画ですね。「これは自分のことだ!!」と深く共感しました(笑)。

一同:ありがとうございました!

今回の記事担当:TAKE
【取材しての感想】
今回お会いした松岡さんは、映画愛に溢れた、観るスペシャリストだと感じました。自分が大好きなものだからこそ、常に映画のおもしろさを伝えようと考えてらっしゃるその姿は、今の私達に共通するものがあると思いました。また機会があればお話を伺いたいです!

取材日:2018年6月5日

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★お知らせ

ゲオ店頭では、2018年8月31日(金)までの期間、『未来のミライ』の公開にあわせて、細田守監督が過去に影響を受けた映画や今まで制作した映画の参考となった作品を集めた「スタジオ地図推薦:夏に見るべき映画」コーナー を設置しています。
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GEO「90分映画」コーナーWEBtop

映画業界人インタビューVol.5 株式会社ゲオ メディア商品部 メディア営業企画課 松岡良房さん【前編】

【映画業界の方にインタビュー】第5弾は、エージェントのおこめとパン、TAKEが取材しました。今回も2回に渡ってお届けします。

アルバイト時代に社内のコンテストでグランプリを受賞して社員に!

TAKE:お仕事の具体的な内容を、簡単に教えてください。

松岡さん:主にレンタル映像、レンタルCD、レンタルブック、音楽などの新品中古商品のの売り場、販売促進に携わっています。店頭のプロモーションが中心です。

おこめとパン:店頭のプロモーションというのは具体的にどんなことをするのでしょうか?

松岡さん:時期に合わせてオススメの作品を選んで商品を陳列します。それに連動して、店内放送やWEBページの調整をしていきます。バイヤーさんが仕入れてきたものをどう売るかということを常日頃考えていますね。

局長:扱うジャンルが広いですよね。

松岡さん:そうですね。知識はある程度必要ですが、チームのフォローを受けながら業務を進めています。

おこめとパン:この業界に入ろうと思われたきっかけと、今のお仕事に就かれた経緯を教えて頂けますか?

松岡さん:僕はもともと、大学生の時にゲオで働いていて、映画をひたすら観て好きになりました。大学4年生の時に、一応は小売業界で内定を頂いていたのですが、あまり気が進まなくて(笑)、映画の仕事をしたいなあと思ったので、卒業した後2年間くらい、そのままフリーターとしてゲオでアルバイトをしていました。ゲオでは2012年度から年に1回、社員もアルバイトも全員対象の社内アイデアコンテストを実施しているのですが、当時お客さんに「あまり時間が無くて映画を観られないんだよね」というご意見を聞いていたこともあって、時間が短い映画を紹介する、“90分映画”というコーナー組のアイデアを出したんです。採用されるとは思っていなかったんですけど、たまたま最終選考までいって、実際に社長ともお話しする機会があったんです。社長を目の前にして、ずっと映画の話をバーッとしてしまったんですが、内容と映画への想いみたいなものが評価されたようで、グランプリ(最優秀賞)を頂きました。その時までは九州の店舗で働いていたのですが、「社員になってみないか?」と声をかけて頂いて、名古屋の本社で社員として働くことになりました。。

一同:シンデレラストーリー(笑)!

おこめとパン:では、学生の頃にやっていて、今のお仕事に役立っていることとか、映画業界を目指している私達のような学生が、学生のうちにやっておいたほうが良いことはありますか?

松岡さん:映画が本当に好きなら、絶対にたくさん観ておいたほうが良いと思います。僕はゲオで働いていたので、フリーターの頃は、年間500本くらい観ていましたね。

おこめとパン:えー!すごい…。

松岡さん:それでも社会人になって、会社の先輩に「お前の映画の知識なんて全然だぞ」とか、「こんな映画しか観てないのか」「これも知らないのか」という洗礼を浴びました(笑)。でも、映画の話ってどんな人にも共通でできると思うので、仮に映画業界に就職するのでなくても、観ていて絶対役に立つと思います

TAKE:確かに。

おこめとパン:映画を好きになるきっかけとなった作品はありますか?

松岡さん:高校生くらいから邦画が好きだったんですよ。詳しくなりたいとかは全く思わずに観ていたんですが、当時は邦画至上主義でしたね。洋画は、字幕と吹き替えで100%ニュアンスが違うけど、それに比べて邦画は日本語だから最強だと思っていました。でも、いざ洋画を観たらおもしろいなーって。親がすごく映画が好きで、子どもの頃に家で『ゴジラ』とかを観る環境もありました。ビョークを好きだった親の影響で、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とかも観ましたね。あんな内容だとは知らずに(笑)。

局長:衝撃的な内容ですものね(笑)。

おこめとパン:学生でまだ映画に目覚めていない人だと、入口としてオススメの作品はありますか?

松岡さん:入口としてオススメは、弊社でもよく借りられている作品で、WEBで“おもしろい映画”って調べても出てくるような作品です。『ショーシャンクの空に』『バタフライ・エフェクト』、最近で言うと『ゴーン・ガール』とか。リリースされてから時間が経っても借りられているのは、そういう作品ですね。『ローマの休日』とかでも、(直近2カ月間の)年代別のレンタル実績で見ると若い方のほうが観ていたり、『ショーシャンクの空に』も若い方が多く観ています。名作と言われるものは、やっぱり何周も回って、観られているんだなと思います。あと、『マイ・インターン』は入口としてオススメです。男女の視点も入っているし、ラブストーリーっぽいけど、中身はハートフルなドラマなので鼻につかないというか。入口として観る映画で、嫌な気持ちになって欲しくないなと思うと、これは温かい映画で悪い人も出てこないんですよね。そこから次に、アン・ハサウェイの他の映画を観ていったり、派生していって欲しいなと思います。邦画は今だと、是枝監督の映画はぜひ観てほしいですね。カンヌ国際映画祭で受賞して話題にもなりましたしね。

今回の記事担当:おこめとパン
【取材しての感想】
終始笑いの絶えない楽しいインタビューでした!どんなに「自分には合わないかも」と思う食わず嫌いな映画でも、「うわ、気になる!」と変えてくださるのが松岡さんです。意識せずとも自然にお客様目線で、「こういうことを聞きたかった~」という気持ちでいっぱいになりました。もっともっと、松岡さんのオススメ映画をお聞きしたいです!ありがとうございました。

取材日:2018年6月5日

松岡さんは、毎月3企画×12ヶ月、作品でいうと年間36企画×100本にも及ぶ種類のコーナー組を考えたりすることもあったそうですよ。これは本当にたくさん映画を観ていてなんぼの世界ですが、大変だけれど、映画好きにはたまらないお仕事にも思えます。→【後編を読む】

 

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映画業界の方にインタビュー:株式会社TSUTAYA 映像レンタル 邦画MD 宮田武雄さんの好物をモチーフにしたイラスト

映画業界人インタビューVol.4 株式会社TSUTAYA 映像レンタル 邦画MD 宮田武雄さん【後編】

学生という敏感な時期にたくさんのものに触れて欲しい

おこめとパン:学生の頃にやっていて、今お仕事で役に立っていること、学生のうちにやっておいたほうが良いことはありますか?

宮田さん:たぶん、学生の最大の強みは“時間”だと思います。映画でも音楽でも良いんですけど、本当に自分が好きなことに時間を使って没頭できる時期だと思います。映画館に通い詰めても良いでしょうし、TSUTAYAでレンタルして映画を観まくるのも良いでしょうし。僕自身も学生時代からずっとある程度映画を観てきたストックをちょいちょい仕事に活かしている部分があります。だから学生の時期にたくさん映画を観てインプットしておくのは、絶対にやっておいたほうが良いと思います。あと、学生の頃って、やっぱり感受性も豊かなので「学生の頃にこの映画を観ていたら、今よりもっと衝撃を受けていただろうな」と思うことがあります。そういう作品を今の若い人達にぜひ観て欲しいなと思うので、敏感な時期にたくさんいろんなものに触れると良いと思います。

局長:TSUTAYAさんのお仕事では、旧作もすごく大事ですよね。

宮田さん:大事ですね。店頭に並んでいる作品量が膨大じゃないですか。お店のデータを見ると、昔の作品なのにずっと借りられているのもあれば、もう世間から忘れ去られちゃって、店頭からも無くなっちゃうような作品もあるんです。その違いって何なんだろうって考えていくのも、この仕事ですごくおもしろい部分です。

おこめとパン:ご自身が一番好きな映画、ベスト1は何ですか?

宮田さん:本当に難しい…。考え過ぎると答えが出ないので、条件反射的にパッと思い付いたものでいうと、『トレインスポッティング』が一番好きですね。

おこめとパン:お〜〜!

宮田さん:中学3年生くらいの時に友達に勧められて観たんですけど、映画を観た後で初めて原作小説やサントラに手を伸ばした作品です。原作も読んでみて、この本を映画化したダニー・ボイル監督の才能に衝撃を受けました。サントラも今でもよく聴いています。

おこめとパン:あと、最後にあまりモチベーションが上がらない作品に対してどう対処してらっしゃるのか、教えてください。

宮田さん:例えば先ほど『トレインスポッティング』が好きと言いましたが、これは誰かにとっての『トレインスポッティング』なんだと思ってやっています。どの作品にも良い部分があるのでその特長がより出るように心がけています。

おこめとパン:なるほど。ありがとうございました!

今回の記事担当:おこめとパン
【取材しての感想】
学生の中でも、「やりたいことが見つからない」と嘆く声をよく耳にします。たとえそうであっても、”やりたいこと”へのきっかけを選ぶのではなく、まず行動した結果として見つけられるのかも…と思いました。行動を起こして自分を理解する。その大切さを噛みしめるインタビューでした。宮田さん、ありがとうございました!!
P.S.宮田さんのお好きな、鯵のお寿司をモチーフにしたイラスト、描かせていただきました。

取材日:2018年5月16日

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★TSUTAYAプレミアム

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TSUTAYAプレミアムなら、お店の旧作DVD借り放題と動画配信の見放題(新作・準新作などを除く 動画見放題対象作品 約8,000タイトル)がセットでお得!
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その他:返却期限/延長料金はかかりません。加えて、レンタル更新料が無料となります。

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映画『ルームロンダリング』池田エライザ/渋川清彦/健太郎/光宗薫/オダギリジョー

映画業界人インタビューVol.4 株式会社TSUTAYA 映像レンタル 邦画MD 宮田武雄さん【前編】

【映画業界の方にインタビュー】第4弾は、エージェントのおこめとパンが単独で担当しました。2回に渡ってお届けします。

入社していろいろな仕事を経て、今の仕事のおもしろさに気付いた

おこめとパン:この業界に入ろうと思ったきっかけと、どういう経緯で今のお仕事に就かれたかお聞かせください。

宮田さん:子どもの頃から映画は好きだったんです。それこそTSUTAYAに行ったりしてたんですけど、あまり明確に「映画業界に絶対入るんだ!」とは考えていませんでした。新卒で入った会社も全然映画に関係のない会社で、営業職として入ったんですね。それで、1年半くらいして、転職をしようと思いまして。その会社がいやだった訳ではないんですけど、一人前になるのに10年くらいかかる業界だったんです。どの業界もそうかもしれないし、それはそれで素敵な業界なんだけど、10年かけて自分はこれをやりたいんだろうかと、ふと思いました。転職先を探していた時は、映画という括りより、新店インストラクターっていう部分を見て「なんかコレ、ちょっとおもしろそうだな」と思ったんです。 “新店インストラクター”っていうのは、例えばTSUTAYAの新しいお店が北海道、愛媛県にできますっていう時に、オープン直前1週間から2週間くらい前に現地に入るんです。何にもないガラーンとした店内に什器を組み立てて、商品を段ボールから開けて陳列してポップをつけて、いわゆるTSUTAYAをつくる。あとはアルバイトさんにレジを一から教えたりして、オープン日に去る。そのようなお仕事だということは後からわかったんですが(笑)。

一同:あはははは(笑)。

映画業界の方にインタビュー:株式会社TSUTAYA 映像レンタル 邦画MD 宮田武雄さんの好物をモチーフにしたイラスト

宮田さんの好きな食べ物をモチーフに、おこめとパンがイラストにしました。

宮田さん:教えることに携われたら良いなという切り口と、「映画も嫌いじゃないしな」くらいの感覚で、たまたまTSUTAYAに入ってみたら、実際はTSUTAYAでアルバイトをしたこともないし、レジの打ち方もわからないし、「何をアルバイトさんに教えるんだ?」という状態でした。もちろん、最初は先輩のインストラクターについていきながら、東京にいる時は自分も店舗の研修に行って、まず自らレジを打って接客や売り場もつくって覚えました。翌日には、さも元から知っているかのように昨日自分が教わったことを、他の人に教えるということを3年くらいやって、100店舗くらいは行きましたね。その後、実際に静岡と東京の店舗で店長をやったり、同時にバイヤーもやりました。その後、“Filmarks(フィルマークス)”という映画アプリのTSUTAYA側の窓口に携わって、ひょんなことから今のお仕事になりました。
当時はどちらかと言うとお店に自分が入って、売り場を作ったり、お店を経営する立場で数字を見たり、お客さんと接するなかで、仕掛けた企画が当たったおもしろさを感じたり、「コレ良かったけど、他にもっとないの?」と言われたりして、それから「作品に関わるのって、おもしろいな」と思い始めました。その時は入社して既に5年くらい経ってたんですが、こんなことに興味を覚えるなんて、自分でも思いもよらなかったです。

おこめとパン:そういったお仕事の中で、今までで一番楽しかったお仕事と、ご自身のお仕事のやりがいをお聞きしたいです。

宮田さん:今やっている邦画のマーチャンダイズ(MD)っていう仕事の中では、やっぱり自分が挑戦した作品がうまくお客さんに気に入ってもらえて、たくさん借りられると単純に嬉しいですよね。あまりまだ世間の人に知られていない小規模の作品でも、良いものは大きく展開して、それがたくさん借りられた時はやっぱり嬉しいです。

局長:DVDになってからが強い作品って結構ありますよね。ご自身で印象に残っているタイトルはありますか?

DVD好評レンタル中!
©2017「全員死刑」製作委員会

宮田さん:『全員死刑』という映画がありまして、イケメン俳優の間宮祥太朗さんが主演で、結構激しい、エッジの効いた作品です。『冷たい熱帯魚』のプロデューサーの千葉善紀さんが関わっていて、とにかく小林勇貴監督の才能がすごいなと思って、カルチュア・パブリッシャーズ(TSUTAYA独占・先行タイトルを扱う会社)に掛け合いました。最初は担当者もビックリしていたみたいで(笑)、言い出した自分は責任重大だなと思いました。でも、5月にリリースされて結構レンタルされています。一年くらい前から動いていたので、今までMDをやった中で一番長く関わった作品かも知れません。

局長:今は、TCP(ツタヤクリエイターズプログラム)*もありますね。

宮田さん:そうですね。あれも本当に長いプロジェクトで、今度第1回TCP作品の『嘘を愛する女』が7月18日にリリースされるんですけど、2015年のグランプリ作品なので、もう足掛け3年ですよね。次は『ルームロンダリング』っていう、2015年の準グランプリ作品が7月7日から劇場公開されます。この後2016年、17年の作品が複数ありますし、今TCP2018が動いています。長期プロジェクトになりますが、俳優さんも含めてここから大きく羽ばたいていく監督がいたら良いなあって思います。

*TCP(ツタヤクリエイターズプログラム)とは <公式サイトより引用>
TSUTAYAには、毎日のように数多くの映画ファンのお客さまが来店されます。そんな映画を愛するお客さまに、もっと新しい感動を、もっとワクワクする作品をお届けしたい。TSUTAYAでは、オリジナル映画企画とクリエイターの発掘を目的に、「良質な映画企画=名作のタネ」を募集しています。2015年から始まり、以降毎年開催しているTCPでは、これまでに総応募数(3年間)1,164もの作品企画の中から、11作品が受賞作に選ばれ、映画化にむけて動き出しています。2018TCP公式サイト

今回の記事担当:おこめとパン

取材日:2018年5月16日

後編では学生のうちにやっておいたほうが良い事などをお聞きしました。→【後編を読む】

 

★TCP(ツタヤクリエイターズプログラム)最新作

映画『ルームロンダリング』池田エライザ/渋川清彦/健太郎/光宗薫/オダギリジョー『ルームロンダリング』
2018年7月7日より劇場公開
公式サイト
監督:片桐健滋
出演:池田エライザ/渋川清彦/健太郎/光宗薫/オダギリジョー
配給:ファントム・フィルム

5歳で父親と死別し、翌年に母親が失踪した後、祖母に引き取られて育った八雲御子は、18歳で祖母が亡くなり、叔父に面倒をみてもらうことに。度重なる不幸で自分の殻に閉じこもってしまった御子は、叔父の仕事を手伝うが、それはワケあり物件に自分が住み‟物件を浄化する“ルームロンダリングの仕事だった。幽霊が見えてしまう御子は、そのワケあり物件で、さまざまな霊に頼られることになり…。霊としか交流しなかった主人公が、ルームロンダリングを通して、人間として成長していくハートフルな物語。
©2018「ルームロンダリング」

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『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.2_2

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.2

現在好評発売&レンタル中の海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』。宣伝を担当したエージェント、“おこめとパン”が、自らの宣伝体験をまんがにしました。今回はVol.2をお届けします。

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.2_1

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.2_2

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.2_3

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.2_4

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★まんが作:おこめとパン

この後の学生達の体験は、活動リポートをご覧ください。

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
2018年2月21日発売&レンタル開始
公式サイト
製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
© 2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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鑑賞者100%が“良かった”&“続きを観る”と回答!『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』アンケート結果発表
『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』がきっかけでできたご縁に感謝
日本にも“THIS IS US”愛がどんどん広まっています!
動画公開!ユーザーが語る『THIS IS US』の魅力
『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1

★エージェントは常時募集中!詳しくはこちら

 


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映画業界人インタビューVol.3 リージェンツ 映画買付 小田寛子さん【後編】

映画業界は狭いと言われるからこそ、知り合いを作っておくのが大事

TAKE:この業界に入ろうと思ったきっかけ、どういう経緯で今のお仕事に就いたか教えてください。

小田さん:子どもの頃から父が映画を観るのが好きで、洋画をたくさん観ていました。高校で、先生に進路について聞かれて思い悩んでいる時に、ふと、「映画を作っている人がいるということは、映画って仕事になるんだな」と認識しました。その後、日本の大学で1年間過ごし、カナダの映画制作の学校に留学しました。

TAKE : カナダでは、実際にどのような勉強をされていたのですか?

小田さん:大学の映画科に入り、助監督の実践的なクラスや編集のクラス、プロデューサーのクラスなどを取り、映画制作について3年間勉強をしました。

局長:交換留学ですか?

小田さん:いえ、日本の大学に1年間通った後、ワーキングホリデーで1年間海外経験を積み、そのまま映画学校の夜間コースを取って、その後さらに現地の大学を受け直しました。

局長・TAKE:すごいっ!!

局長:最初は作るほうに興味があったんですね。その後、どう心境が変化したんですか?

映画業界の方にインタビュー:リージェンツ 映画買付・小田寛子さん小田さん:日本に戻ってきてから、制作会社に就職しようと思ったのですが、英語を活かしたいとなると洋画を扱っているところでないと難しいと感じて、配給会社で洋画を扱っているところに自分でアタックしました。そして、プレシディオという配給会社に入社しました。

局長:プレシディオさんに所属した時には、最初から買い付け担当だったんですか?

小田さん:最初はアルバイトでした。海外の映画を買ってきて、二次使用の権利等を営業している部署と、データ分析をしている方のお手伝いをしていました。買い付けを本格的にやるようになったのはもう少し後です。それまでは、資料を作ったり、海外向けの印税報告を作ったり、作品の情報を調べたりしていました。とにかく、バイヤーの方の業務をずっとサポートしていましたね。

局長:もともと制作志望だったのが、バイヤーになられたことに関してはどのように感じていますか?

小田さん:そもそも、日本に戻ってくるまでバイヤーという仕事自体を意識したことがありませんでした。最初はこういう仕事もあるんだと新しい発見でしたし、日々の業務についていくのに必死でした。今の会社(リージェンツ=株式会社ムサシノ広告社のレーベル)では宣伝の段階でどんなおもしろいことができるかという視点で買い付けを行っているので楽しいです。

TAKE:今までで一番楽しかった仕事や、ご自身の仕事のやりがいは何ですか?

小田さん:映画業界に勤めていらっしゃる方は全員おっしゃると思うんですけど、自分が担当した作品がヒットした時が一番嬉しいです。映画は観てもらってなんぼなので。あとは時々家族が、私が関わった映画を観てくれて、おもしろかったと言ってもらえると嬉しい気持ちになります。

TAKE:学生の頃にやっていて今仕事で役に立っている事はありますか?学生のうちにやっておいたほうが良い事は何ですか?

小田さん:海外では業界人が集まるイベントがたくさんありまして、先生に「そこに行って、大人と話す練習をしろ」とよく言われていました。あとは、撮影現場のアルバイトに行ったり、積極的にそういう場所に行っていましたね。あとは、映画祭のボランティアとか。映画業界は横の繋がりだなと思ったので、そういう場には積極的に足を運んでいました。日本の映画業界は狭いと言われているじゃないですか。インターンとか、アルバイトとかで片足を突っ込む機会があれば、学生のうちから知り合いを作ることは大事だと思います。

TAKE:それでは、ずっと好きな映画ベスト1は何ですか?

小田さん:マーティン・スコセッシ監督が撮った『ラスト・ワルツ』という映画で、“ザ・バンド”というグループのドキュメンタリーです。それが一番観ている映画だと思います。留学中の課題にもこの作品を選んだのですが、「普通の映画でやってくれ」って、先生に怒られました(笑)。機会があったら観てみてください。

TAKE:はいっ!

今回の記事担当:TAKE
【取材しての感想】
とにかく映画祭の裏事情に驚きました(笑)。それと同時に、小田さんのような方々が活躍されているからこそ、私達は映画を日本で楽しむことができるのだと実感しました。これから学生映画宣伝局がどのような企画を作っていくかはまだ未知数ですが、私も学生の皆さんに楽しい宣伝ができるような映画を発掘していきたいなと思いました。

取材日:2018年5月22日

【前編へ戻る】

 

映画『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』ヘレン・ミレン/ジェイソン・クラーク★小田さんが所属するリージェンツの最新作

『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』
2018年6月29日より劇場公開
公式サイト
監督: マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ
出演:ヘレン・ミレン/ジェイソン・クラーク/セーラ・スヌーク
配給:REGENTS、ポニーキャニオン

ウィンチェスター銃を開発し、莫大な資産を築いたウィンチェスター一族が住んでいた“世界で最も有名な幽霊屋敷”ウィンチェスターミステリーハウス。呪われたように増築を続けるウィンチェスターハウスの歴史に隠された秘密とは?名優ヘレン・ミレン、ジェイソン・クラーク主演で、身の毛もよだつ実話を映画化。

映画『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』ヘレン・ミレン

©2018 Winchester Film Holdings Pty Ltd, Eclipse Pictures, Inc., Screen Australia and Screen Queensland Pty Ltd. All Rights Reserved.

 

 

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映画業界の方にインタビュー:リージェンツ 映画買付・小田寛子さん

映画業界人インタビューVol.3 リージェンツ 映画買付 小田寛子さん【前編】

【映画業界の方にインタビュー】第3弾は、エージェントのTAKEが単独で担当しました。2回に渡ってお届けします。

そもそも映画買付って、どんな仕事?

TAKE:お仕事の具体的な内容を、教えてください。

小田さん:海外にある映画のセールス会社とメールでやりとりをして作品情報を収集したり、年に何回かある映画祭(カンヌ国際映画祭など)に付随しているマーケットで商談をして、映画を買い付ける仕事です。映画祭では、本編映像を見せて頂くこともあります。会社によっては、国内で組むパートナー企業を見つけたり、映画を買った後に宣材の許諾を取ったり、キャストやスタッフの来日の手配やアテンドをしたり…。あと宣伝費の使い道など経理の報告を英語でしたりします。

局長:弁護士、弁理士のような方もいらっしゃるのですか?

小田さん:会社によって、英語ができる法務の方がいることもあれば、社外に顧問弁護士を抱えている会社もあります。国際担当の方がご自身で法務を担っていることもあります。

局長:あと、宣伝に近いところもやらなければいけないんですね。

小田さん:宣伝と密に連絡をとって、タイアップの施策やグッズ生産の許諾申請などにも携わります。

TAKE:映画祭に行ったらひたすら映画を観るんですか?それとも、関心のあるものだけ観るんですか?

小田さん:私はほとんど観ないです。ほとんどミーティングに時間を取られるんです。バイヤーは朝の9時、9時半頃から18時頃まで、30分刻みでミーティングが入っているので、映画はだいたい劇場営業や宣伝部の方が観るという会社が多いと思います。同僚が試写に行って、これは観て欲しいとか、女性の意見が欲しいと言われる時には観ることもありますが、1日1本観るか観ないかですね。

TAKE:映画祭ってレッドカーペットのイメージしかなくて、いまいち何をやっているのかイメージがつきませんでした(笑)。意外と事務的なこともされているんですね。

小田さん:基本的には、あまり華やかなところには触れない印象ですね。打ち合わせばっかりしている感じです(笑)。

TAKE:一作品を買い付けるのにどのくらいの期間がかかりますか?

小田さん:会社に寄りますし、誰が決定権を持っているのかにも寄りますが、その日で決まる時もあれば、何ヶ月もかかったこともあります。

TAKE:その日で決まっちゃう時もあるんですね!!

小田さん:作品にも寄るので、結構ケースバイケースです。

今回の記事担当:TAKE

取材日:2018年5月22日

後編ではこのお仕事に就いた経緯などをお聞きしました。→【後編を読む】

 

映画『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』ヘレン・ミレン/ジェイソン・クラーク

★小田さんが所属するリージェンツの最新作

『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』
2018年6月29日より劇場公開
公式サイト
監督: マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ
出演:ヘレン・ミレン/ジェイソン・クラーク/セーラ・スヌーク
配給:REGENTS、ポニーキャニオン

ウィンチェスター銃を開発し、莫大な資産を築いたウィンチェスター一族が住んでいた“世界で最も有名な幽霊屋敷”ウィンチェスターミステリーハウス。呪われたように増築を続けるウィンチェスターハウスの歴史に隠された秘密とは?名優ヘレン・ミレン、ジェイソン・クラーク主演で、身の毛もよだつ実話を映画化。

映画『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』ヘレン・ミレン

©2018 Winchester Film Holdings Pty Ltd, Eclipse Pictures, Inc., Screen Australia and Screen Queensland Pty Ltd. All Rights Reserved.

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映画業界の方にインタビュー:DVD&動画配信でーた編集部・西川亮さん

映画業界人インタビューVol.2 DVD&動画配信でーた 編集部 西川亮さん【後編】

【映画業界の方にインタビュー】第2弾後編をお届けします。今回のインタビュー担当は、エージェントの染井と、おこめとパンです。

 

今の自分に繋がる2本の映画

染井:今まで経験された中で、一番楽しかったお仕事は何ですか?

西川さん:俗な言い方をすると、人より先に映画を観られるっていうのは、まずこの仕事の特権です。その上で、「誰にインタビューできるか?」「どういう画素材があるか?」とか、そういうやり取りを一個一個クリアしていって、1冊の本が出来上がります。そのすべての工程が楽しいし、辛くもあるんですけど、日々楽しいので、自分にはすごく合った仕事だと思います。あとはずっと憧れていた人に会えた瞬間、その人にインタビューできた瞬間っていうのは、感慨深いものがあります。実際にそれが記事になって、いろんな方の目に触れて、読者の方に「すごく良かったです」と言って頂けると、それもまた嬉しいし。だから一個一個積み重ねていることすべてが楽しいですね。

染井:逆に大変なことはどんなことですか?

西川さん:月刊誌なので、スケジュール的に毎月校了時期がキツかったりはします。あと、雑誌とか紙媒体って、このスペースに何文字って文字数が決まっているんですね。これをオーバーしても少なくてもダメなので、確認先から修正で戻ってきた文字数が大幅に違っていると、調整に苦労することもあります。

染井:好きな映画ベストは何ですか?

西川さん:たぶんベスト映画は100本くらいあるので、その時その時によっても変わるんですが、自分が今ここにいるきっかけになった映画、特別な映画っていう意味でいうと、『プレデター』です。小学生の時の親友が映画少年で、その頃僕は全然映画を観てなかったんですけど、彼に薦められて『プレデター』を観たのがきっかけで、映画が好きになりました。どんどん映画の幅を広げていってくれた最初の一本で、自分のなかでは、ジブリとかより『プレデター』が先だったんです。一番の原体験が『プレデター』だから、今こうなっちゃったのかなあ(笑)。
あと、ブライアン・デ・パルマ監督を好きになったきっかけは『スネーク・アイズ』っていう映画なんです。『スネーク・アイズ』は大学生の頃に観たんですけど、最初の13分がワンショットの長回しで、「こんなおもしろいことをする映画監督がいるんだ」と思いました。過去にも長回しをやった監督はいくらでもいるんですけど、とにかくカメラが動き回るんです。ボクシングの試合が始まる前の楽屋裏で、ニコラス・ケイジがウロウロしてるのをカメラがついて行く。いろんなことが起きて、すっごくおもしろいんです。それで「自分も映画撮ってみたいかも」って思って、アメリカに行って、映画を勉強して、回り回って今ここにいます。だから、それも自分の生き方に多少影響を与えた映画です。全体的な完成度としては正直それほど高くない映画なんですけどね(笑)。ブライアン・デ・パルマ監督が大好きなので、作品はほぼ全部観てて『スネーク・アイズ』より良い映画もいっぱいあるんですけど、これが一番心に残ってます。だからこの2本は、ベスト1というより、自分の中で常に別格ですね。

今回の記事担当:染井
■取材しての感想
小学3年で映画少年の親友に出会った西川さんはきっと幸福だっただろうし、親友の方も西川さんが目をキラキラさせて食いついてくるのがたまらなく嬉しかったんだと思います。一人の人間が映画にのめり込んでいく最初の出発点は、やっぱり人にあるのかなぁと思わされたインタビューでした。

取材日:2018年5月16日

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★西川さんがご担当の雑誌

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毎月20日発売
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発行:株式会社ムービーウォーカー

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講師マイソンPROFILE

トーキョー女子映画部主宰/学生映画宣伝局・局長。
映画分野を中心に、紙媒体、WEB媒体の編集者、ライター歴は約25年(2024年11月現在)に及ぶ。また、大手教育系企業の紙媒体、WEB媒体でも約10年間、ディレクターとして従事した。
インタビューはハリウッドスターを含め、国内外の映画人はもちろん、宇宙飛行士や各分野の専門家、経営者、一般の方まで600名以上に取材経験あり。保有資格等は、認定心理士、キャリアコンサルタント/ビジネス著作権検定上級。
同志社大学文学部英文学科卒業。一般企業勤務を経て、2010年に株式会社TSトーキョーを起業(現職)。社会人学生として、武蔵野大学人間科学部人間科学科心理学専攻(通信制)3年編入にて卒業。その後、某大学院に進学、2024年現在は博士後期課程に在学中。研究専門分野は心理学と映画。資格の学校で臨床心理学の講師歴あり,某大学でアカデミックライティングの指導員も務める。


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映画業界人インタビューVol.2 DVD&動画配信でーた 編集部 西川亮さん【前編】

お待たせしました、【映画業界の方にインタビュー】第2弾!今回のインタビューは、エージェントのおこめとパン、染井が担当です。

 

アメリカで映画制作を勉強し、就職・転職でやりたいことに辿り着いた

おこめとパン:この業界に入ろうと思ったきっかけと、どういう経緯で今のお仕事に就いたかを教えてください。

西川さん:小学校くらいから映画が好きで、映画の仕事をしたいなと思っていました。大学を卒業してから、映画を作りたいなと思った時期があって、ハリウッド映画が元々すごく好きだったこともあり、作る勉強をしがてら英語の勉強もできるので、アメリカに留学しました。映画学部が全米でも人気上位の、“ロサンゼルス・シティー・カレッジ”に通いました。コミュニティ・カレッジなので、入学するのもそんなに難しくなく、授業料もそれほど高くないところでした。2年くらいいたと思います。
そこで映画の歴史の勉強や撮影の仕方、脚本をどうやって書くか等、いろんなことを勉強しました。そうしているうちに、「実は自分って作りたいんじゃなくて、完成した作品を観て、それに対して何かをしたい人なんじゃないかな」って思って。もちろん、そのまま制作のほうに進むっていう道もありました。僕の友達でも今まさにその道に進んで、メジャーな作品を監督してる人もいたりします。でも僕は、マスコミ、メディアとか、そういった方向なんじゃないかと。アメリカだとなかなか働き口もないので一旦日本に帰ろうと思い、3年くらいアメリカで過ごして帰って来ました。
それから、どうやれば映画業界に入れるかわからないまま、とりあえず片っ端から当たっていきました。そして、まずポストプロダクションの会社の営業として業界に入りました。営業職なので、自分で手を動かすというわけではなく、主に制作進行をしていました。お客さんから受注した内容を、編集マンに伝えて、DVDを作る仕事です。それを2年くらいやっていたんですけど、「もうちょっと本とかマスコミ系の仕事をしたいな」って思っていた時に、たまたま見つけたのが、DVDレンタル店向けの販促物を作る会社でした。そこに5年ほど務めた後、今の仕事に転職しました。

局長:大学を卒業してからすぐに就職せず、アメリカに行くと決めていたんですか?

西川さん:いえ、大学3、4年の頃に、ある程度の就職活動はしてみたんですよ。普通の企業とか、あとちょっと映像関係とか。もちろん落ちたっていうのもあるんですが、何かイマイチしっくりこないという感じもあって。もうちょっとモラトリアム期間が欲しいなと思い、留学しました。

局長:じゃあアメリカに行っている時は、もしかしたらそのままアメリカで勤められたらいいなと思っていましたか?

西川さん:そうですね。でも、なかなかそんなに上手くはいかないですよ。やっぱり人種、言葉の壁というものがすごくあるので、例えば同じくらいの才能の人が2人いたら、アメリカ人のネイティブ、つまり言葉の壁が全くない人が採用されることが多いのが現実です。アメリカに留学した人って、大体そういった経緯を踏んで帰ってくる人が多い気がします。向こうで成功する人は、ほんの一握りだと思います。

 

映画をいっぱい観てると、映画好きとすぐ仲良くなれる

映画業界の方にインタビュー:DVD&動画配信でーた編集部・西川亮さん

おこめとパン:では、学生の頃のお話について教えてください。私達のように映画業界に入りたいと思っている学生が今やっておくべきことというか、学生の頃にやっていて今のお仕事に役に立っていることはありますか?

西川さん:僕は学生の頃、本当に何もやっていなくて、ひたすら映画を観ていたように思います。周りから見ると結構オタクだし、ダメなほうの学生だったと思うんですよ。成績も悪かったし。でもそれを続けて、その頃に有り余る時間を使って映画をいっぱい観たことによって、知識など蓄えられたものがあります。それって、今から頑張って蓄えようと思ってもたぶん無理なことなので、一見無駄そうなことでもコツコツと、地道に続けることって、わりと重要なのかなって、ここ最近で思うようになりました。当時はバカにされるまではいかないですけど、周りに理解されないこともありました。でも、結果的に今自分が幸せにこういう仕事をできているっていうことは、無駄じゃなかったのかなと思います。

局長:1年で何百本観ているとしたら、すごい差がつきますもんね。

西川さん:そうですね。その頃に観て衝撃を受けた映画とか、当時の感覚がのちのち人格形成に影響を及ぼすというか。僕は学生の頃、B級も含めてホラー映画ばっかり観ていたので、そういう人間になっちゃいますよね(笑)。

一同:あはははは(笑)。

西川さん:でもやっぱり、この業界で働いている人って少なからずそういう人たちが多いので、仲良くなるきっかけにもなったりします。「学生の頃に映画ばっかり観てて、こういう映画観てたんだけどね」って言うと、「ああ、俺も」みたいな。そういう仲間意識が芽生えたりするんです(笑)。
毎年、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭というのがあって、映画祭自体は日中、夕方くらいまでやっていますけど、その後にマスコミも演者も監督も皆、その辺りの地元の居酒屋に集って、映画談義に花を咲かせるんです。すごくアットホームな良い映画祭なんですけど、そこで「俺、実は学生の頃からブライアン・デ・パルマがすごい好きで」って言うと、「きた!!」みたいに意気投合して、「デ・パルマ・ベストムービーは何だ?」みたいな話で盛り上がったりとか(笑)。で、「俺、シュワルツェネガーが好きなんですよね」って言ったら、「俺はスタローンだわ」とか言って、シュワVSスタローンの討論が始まったり、そうやってすごく仲良くなります。映画祭に限らずですが、至る所でそういうことが繰り広げられていると思います(笑)。皆それぞれ偏った映画愛みたいなものがあって、この業界に入って来てるんだなって感じますね。

今回の記事担当:おこめとパン
■取材しての感想
インタビューをさせて頂いて、ご自身がなさってきたことすべてが現在に通じていることに、素直に「すごい」という気持ちでした。外に飛び出して好きなことに食らいついていく、この姿勢は少なからず勇気が必要だと思います。けれど、「やってみたいけどいいのかな?」と迷っている学生には、西川さんのこれまでのお話が原動力になると思います。もちろん、私もその1人です!好きなことが洗練されて、本当にやりたいことを掴めるよう、私も諦めずにコツコツと努力し続けます!

取材日:2018年5月16日

西川さんのインタビューは、2回に渡ってお届けしますので、続きもお楽しみに。→【後編を読む】

 

DVD&動画配信でーた:毎月20日発売★西川さんがご担当の雑誌

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講師マイソンPROFILE

トーキョー女子映画部主宰/学生映画宣伝局・局長。
映画分野を中心に、紙媒体、WEB媒体の編集者、ライター歴は約25年(2024年11月現在)に及ぶ。また、大手教育系企業の紙媒体、WEB媒体でも約10年間、ディレクターとして従事した。
インタビューはハリウッドスターを含め、国内外の映画人はもちろん、宇宙飛行士や各分野の専門家、経営者、一般の方まで600名以上に取材経験あり。保有資格等は、認定心理士、キャリアコンサルタント/ビジネス著作権検定上級。
同志社大学文学部英文学科卒業。一般企業勤務を経て、2010年に株式会社TSトーキョーを起業(現職)。社会人学生として、武蔵野大学人間科学部人間科学科心理学専攻(通信制)3年編入にて卒業。その後、某大学院に進学、2024年現在は博士後期課程に在学中。研究専門分野は心理学と映画。資格の学校で臨床心理学の講師歴あり,某大学でアカデミックライティングの指導員も務める。


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映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース

映画業界人インタビューVol.1 ギャガ株式会社 映画宣伝部 宣伝プロデューサー 竹本誠吾さん【後編】

前回に引き続き、ギャガ株式会社、宣伝プロデューサーの竹本さんのインタビューをお届けします。インタビューを担当したのは、エージェントのらいらいとサンです。

 

宣伝方法に正解はない。だから楽しい

らいらい:年間どのくらい映画を観られるんですか?

映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース

竹本さん:昔は結構観てました。毎週土日に2、3本はしごしたりとか。多い時では、劇場鑑賞とビデオ鑑賞合わせて200本くらいは観てたと思います。今は子どもが小さいので、やや劇場での観賞機会は減りましたが、宣伝に紐づくものを観ますね。今僕が担当している『ホース・ソルジャー』は戦争映画なので、最近はいろいろな戦争映画を観なおしました。作品だけでなく、どんな風に宣伝してたのかなってチラシ予告も研究したりします。

らいらい:お仕事相手の方と、よく映画のお話はされるんですか?

竹本さん:人にもよりますが、やっぱり今公開している作品については詳しく話しますし、それに紐づく旧作の話はしますよ。あとは飲み会とかで好きな映画の話になることもありますが、好きな映画っていっても、答えるのが意外に難しいんです。基本どんな映画も好きなので。そういう点では自分のイメージも持ってもらう意味で、好きな映画は『ロッキー』って言ってます。会社でもよく『ロッキー』のTシャツを着てるんですけど、「ぽいでしょ?」って感じになるから(笑)。

サン:映画宣伝の仕事をしていて良かったと思える瞬間は何ですか?

竹本さん:ありがちですけど、自分が宣伝している作品がヒットすることです。達成感という意味では、設定した目標が達成できたとき、プランしたプロモーションが形になったときは嬉しいです。映画の宣伝は劇場公開日に向けて、宣伝をしていきます。その過程で、例えば雑誌なんかに掲載をお願いして載せてもらって、そこでちゃんと映画の内容が語られて、お客さんに届けられるきっかけを作れたりすると、良かったなと思います。ポスターや邦題など、「こう伝えたいから、こうしたい」と思ったものが採用されるのも、もちろん嬉しいです。映画を人に届けるにあたって、配給宣伝は映画の中身は作ってないけど、フィルムメイカーの意思を尊重し相談しながら、伝える内容を噛み砕いたり、何かプラスオンができたり、それが形になっていくのも嬉しいです。時に世の中の反応によって、凹むこともあるけれど、人によっていろいろな考え方があるので、それを受け入れながらやるのはやり甲斐があります。扱っている商材が楽しいものだからっていうのもあるかも知れません。

らいらい:宣伝する際に映画を観て、個人的におもしろくないと感じた作品でも宣伝しなければならないと思うんですが、そういう時はどうやってモチベーションを維持されるんですか?

竹本さん:宣伝って「宜しく伝える」ことかなと思っています。どんな映画にも良いところは必ずあるので、それを見つけて、膨らませてあげるのも、楽しい作業です。ある人がおもしろそうじゃないと感じても、別のある人はおもしろそうと感じるかも知れない。おもしろそうと思ってくれる人に一人でも多く伝えることが良いと思うので、つまらない、嫌だということはありません。ただジャンルの得意不得手みたいなのはあると思います。

らいらい:ご自身の好き嫌いは介入させないんですね。

竹本さん:そうですね。宣伝は映画を広めていく過程ですし、その過程は一通りしかないってことではないと思います。宣伝とは、フィルムメイカーの想いをくみ取りながら、観てもらうべき人を想像(あるいは創造)し、形にして伝えていく仕事かと。映画が公開したとき、観客の数が一人でも多くなるよう選択しながら進めていますが、最終的には蓋を開けてみないとわからないところもあります。確かに好みの映画なら自分=観客と想像しやすいことはあります。ただ映画にはいろいろな考え方や見方があって然るべきなので、それすらそれだけが正解とも限らない。どんなお客さんにどう届けるかを提示する仕事として、やり甲斐がありますし、日々難しいとも感じます。

今回の記事担当:らいらい
■取材しての感想
映画宣伝について語る竹本さんの表情がとても楽しそうだったのが印象的でした。その表情は“好き”を仕事にされているからこそなのだと思いました。映画宣伝の魅力が大いに伝わってくる時間でした。ありがとうございました。

取材日:2018年5月10日

【前編へ戻る】

映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース/マイケル・シャノン/マイケル・ペーニャ/トレバンテ・ローズ/ロブ・リグル/ウィリアム・フィクトナー★竹本さんがご担当の映画
『ホース・ソルジャー』
好評劇場公開中
公式サイト
監督:ニコライ・フルシー 製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:クリス・ヘムズワース/マイケル・シャノン/マイケル・ペーニャ/トレバンテ・ローズ/ロブ・リグル/ウィリアム・フィクトナー/エルサ・パタキー
配給:ギャガ

これまで秘密にされてきた、9.11直後にあった衝撃の事実を映画化。敵勢5万人に対し、たった12人で戦いに挑んだ米軍騎馬隊の活躍を描く。アベンジャーズ“ソー”としてお馴染み人気俳優クリス・ヘムズワース主演、実妻との夫婦役での共演も話題になっている。

映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース

© 2018 BY HS FILM, LLC.  ALL RIGHTS RESERVED.

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トーキョー女子映画部主宰/学生映画宣伝局・局長。
映画分野を中心に、紙媒体、WEB媒体の編集者、ライター歴は約25年(2024年11月現在)に及ぶ。また、大手教育系企業の紙媒体、WEB媒体でも約10年間、ディレクターとして従事した。
インタビューはハリウッドスターを含め、国内外の映画人はもちろん、宇宙飛行士や各分野の専門家、経営者、一般の方まで600名以上に取材経験あり。保有資格等は、認定心理士、キャリアコンサルタント/ビジネス著作権検定上級。
同志社大学文学部英文学科卒業。一般企業勤務を経て、2010年に株式会社TSトーキョーを起業(現職)。社会人学生として、武蔵野大学人間科学部人間科学科心理学専攻(通信制)3年編入にて卒業。その後、某大学院に進学、2024年現在は博士後期課程に在学中。研究専門分野は心理学と映画。資格の学校で臨床心理学の講師歴あり,某大学でアカデミックライティングの指導員も務める。


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映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース

映画業界人インタビューVol.1 ギャガ株式会社 映画宣伝部 宣伝プロデューサー 竹本誠吾さん【前編】

【映画業界の方にインタビュー】第1弾!今回から連載がスタートします。いろいろな職種の方に、普段は聞けないお話を聞いていきたいと思います。今回のインタビューは、エージェントのサンとらいらいが担当です。

 

音楽でも勉強でも恋愛でも、将来全部必ず活きてくる!

らいらい:この業界に入ろうと思ったのはいつ頃ですか?

竹本さん:中高生の時ですね。周りがファッション誌を読んでいるなか、「ロードショー」とか「SCREEN」を読んでいました。そうしているうちに、映画を扱う仕事って良いなと思って。洋画を観ることが好きだったせいか、映画を作りたいという発想より、素敵な作品を送り届ける配給に興味がわきました。映画に携わる仕事をしてみたいなって漠然と思いながら大学生になって、普通に就活をして、縁があってこの会社に入れました。

らいらい:宣伝の仕事を目指す学生に、何かアドバイスはありますか?

映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース

竹本さんご担当作品『ホース・ソルジャー』

竹本さん:作品を好きであれ」ということですね。どんな作品も良いところがあるはずで、それを見つけ、どうやって伝えるかに宣伝の醍醐味を感じます。狙い通りの宣伝ができて、かつ多くの人が劇場で映画を観てくださった時は、本当にうれしい瞬間です。よく華やかですねと言われますが、華やかそうに見せるのが仕事なので、宣伝は裏方だと思ってます。

らいらい:邦画だったらエンドロールに名前が載るのが羨ましいです。

竹本さん:人によっては、いろいろな解釈があるんですよ。映像を作ったわけではないのに名前が載るのは気恥ずかしいっていう人もいれば、そこに無上の喜びを感じる人もいますしね。

らいらい:自分だったら絶対に嬉しいです(笑)!

サン:学生の頃にやっていて、今仕事で役に立っていることはありますか?

竹本さん:う〜ん、趣味でよく映画は観ていたのですが、あとはバイトも役立ちました。コンビニのバイトでしたが、いろんな雑誌とか、商品のキャンペーンとか、店頭には何でもあったので、情報はこうやって展開されるんだなって、自然と宣伝という仕事に興味がわきました。これは別にコンビニのバイトじゃなくても良くて、いろんなことがきっかけになって、それが知識になって役に立っているってことだと思います。映画って全部違うから、音楽でも勉強でも恋愛でも、何でも興味も持っていれば必ず活きてくるのではないでしょうか?だから、学生時代からの興味の延長が今に至っているかも知れないですね。それだけじゃだめだって思ったら、数字とかマーケティング手法とかは後から身につければ良いと思います。それも興味の延長ですけど。

サン:私は今三年生で、趣味の映画を仕事にすべきか悩んでいます。

竹本さん:よく言われていますよね。でも僕は仕事にしても良いと思いますよ。仕事で映画を扱うことになったから趣味で映画観なくなったとかはないですね。楽しい仕事は楽しいし、もし飽きて楽しめなくなっちゃったら、そこまで好きじゃなかったのかなって気付くと思います。やりたいことをやったほうが、就活でもうまくしゃべられると思いますし。

らいらい:今就活真っ最中なのですが、映画業界は募集が少ないですよね。

竹本さん:新卒はあまり採っていないですもんね。だけど、業界的には一つの映画村という感じなので、映画につながっている何らかのお仕事に関わっていたらいつかチャンスはあると思いますよ、何がきっかけになるかわからないですし。そもそも本当に映画業界で良いのかもわからないですし、扱いたい商材もさることながら、やりたい仕事、興味がある職能をもう一度考えてみるのも良いと思います。

今回の記事担当:サン
■取材しての感想
「やりたい商材ではなく、やりたいことをする」という言葉は、映画業界を目指すべきか悩んでいる私にとって、自分の将来を考える上での大きなヒントになりました。ありがとうございました!

取材日:2018年5月10日

トップバッターでご登場頂いた竹本さんのインタビューは、2回に渡ってお届けしますので、続きもお楽しみに。→【後編を読む】

映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース/マイケル・シャノン/マイケル・ペーニャ/トレバンテ・ローズ/ロブ・リグル/ウィリアム・フィクトナー

★竹本さんがご担当の映画

『ホース・ソルジャー』
好評劇場公開中
公式サイト

監督:ニコライ・フルシー
出演:クリス・ヘムズワース/マイケル・シャノン/マイケル・ペーニャ/トレバンテ・ローズ/ロブ・リグル/ウィリアム・フィクトナー/エルサ・パタキー
配給:ギャガ

これまで秘密にされてきた、9.11直後にあった衝撃の事実を映画化。敵勢5万人に対し、たった12人で戦いに挑んだ米軍騎馬隊の活躍を描く。アベンジャーズ“ソー”としてお馴染み人気俳優クリス・ヘムズワース主演、実妻との夫婦役での共演も話題になっている。

映画『ホース・ソルジャー』クリス・ヘムズワース/エルサ・パタキー

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映画分野を中心に、紙媒体、WEB媒体の編集者、ライター歴は約25年(2024年11月現在)に及ぶ。また、大手教育系企業の紙媒体、WEB媒体でも約10年間、ディレクターとして従事した。
インタビューはハリウッドスターを含め、国内外の映画人はもちろん、宇宙飛行士や各分野の専門家、経営者、一般の方まで600名以上に取材経験あり。保有資格等は、認定心理士、キャリアコンサルタント/ビジネス著作権検定上級。
同志社大学文学部英文学科卒業。一般企業勤務を経て、2010年に株式会社TSトーキョーを起業(現職)。社会人学生として、武蔵野大学人間科学部人間科学科心理学専攻(通信制)3年編入にて卒業。その後、某大学院に進学、2024年現在は博士後期課程に在学中。研究専門分野は心理学と映画。資格の学校で臨床心理学の講師歴あり,某大学でアカデミックライティングの指導員も務める。


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『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1 _3

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1

現在好評発売&レンタル中の海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』。宣伝を担当しているエージェント、“おこめとパン”が、自らの宣伝体験をまんがにしました。まずはVol.1をお届けします。

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1 _1

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1 _2

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1 _3

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1 _4

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★まんが作:おこめとパン

 

 

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウンTHIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
2018年2月21日発売&レンタル開始
公式サイト
製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
© 2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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鑑賞者100%が“良かった”&“続きを観る”と回答!『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』アンケート結果発表
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日本にも“THIS IS US”愛がどんどん広まっています!
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学生映画宣伝局:2017DVDメーカー協同企画ショップコンテスト

学生映画宣伝局のコーナー組が全国のレンタル店で展開されました!

2017年夏から秋にかけて取り組んだDVDメーカー共同企画についての続報です。今回は、エージェント達が作ったDVDレンタル店用のツール(およびお店独自で追加で作られたツール等)を店頭展開頂いた様子をご紹介します。今回店頭展開を促進するにあたり、毎年「ショップコンテスト」を行っている、日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(CDV-JAPAN)さんにご協力を頂きました。ここで掲載するのは、この「ショップコンテスト」に応募されたお店の写真です。学生映画宣伝局から、最優秀賞、優秀賞(2店舗)を選ばせて頂きました。その発表も兼ねて、ここでご紹介させて頂きます。

【最優秀賞】ハイパーブックス 彦根店

学生映画宣伝局:2017DVDメーカー協同企画ショップコンテスト

上からぶらさげたり、床ににも貼ったり、誰でも目に留まる工夫が印象的な装飾。何より地元の大学生にも協力頂いてのコーナー展開が素晴らしいです。地元密着というところに、お店の姿勢も感じられて、通いたくなるお店だなと感じました。楽しいコーナーを作って頂いて、ありがとうございました!

【優秀賞】平和書店 TSUTAYA 藤の森店

学生映画宣伝局:2017DVDメーカー協同企画ショップコンテストお店の学生アルバイトさん自ら、ポップをアレンジ頂いたり、お店も一緒に「学生映画宣伝局」に参加頂いた雰囲気を出して頂きました。お店の熱意も店頭のお客様に伝わったのではないかと思います。ありがとうございました!

【優秀賞】TSUTAYA 高田馬場店

学生映画宣伝局:2017DVDメーカー協同企画ショップコンテスト

こちらも地元の大学生とのコラボを取り入れられていて、他に来店される学生ユーザーさんの興味をより引いたのではないかと想像できます。映画をきっかけに人が繋がるというところが見えて、お店への親近感も一層沸きますね。ありがとうございました!

ショップコンテストについて詳細はこちら

他にも沢山のお店がこの企画に参加され、店頭展開頂きました。本当にありがとうございました!今回宣伝に取り組んだ映画もDVDが好評レンタル中です。名作ばかりですので、ぜひご覧ください!

企画詳細はこちら:2017DVDメーカー共同企画

映画『バーニング・オーシャン』DVDレンタルジャケット『バーニング・オーシャン』
ブルーレイ&DVD好評発売・レンタル中
KADOKAWA
公式サイト
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ/カート・ラッセル/ジョン・マルコヴィッチ/ジーナ・ロドリゲス/ディラン・オブライエン/ケイト・ハドソン
© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

映画『LOGAN/ローガン』ヒュー・ジャックマン『LOGAN/ローガン』
ブルーレイ&DVD好評発売・レンタル中
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
公式サイト
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン/パトリック・スチュワート/ダフネ・キーン/ボイド・ホルブルック
© 2017Twentieth Century Fox Film Corporation

 

映画『家族はつらいよ2』橋爪功/吉行和子/西村雅彦/夏川結衣/中嶋朋子/林家正蔵/妻夫木聡/蒼井優

『家族はつらいよ2』
ブルーレイ&DVD好評発売・レンタル中
松竹
公式サイト
監督・原作:山田洋次
出演:橋爪功/吉行和子/西村雅彦/夏川結衣/中嶋朋子/林家正蔵/妻夫木聡/蒼井優
© 2017「家族はつらいよ2」製作委員会

 

 

映画『ハクソー・リッジ』アンドリュー・ガーフィールド『ハクソー・リッジ』
ブルーレイ&DVD好評発売・レンタル中
バップ
公式サイト
監督:メル・ギブソン
出演:アンドリュー・ガーフィールド/サム・ワーシントン/ルーク・ブレイシー/テリーサ・パーマー/ヒューゴ・ウィーヴィング/レイチェル・グリフィス/ヴィンス・ヴォーン
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

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2017DVDメーカー共同企画
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学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

動画公開!ユーザーが語る『THIS IS US』の魅力

好評発売&レンタル中の海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』。今回は、学生映画宣伝局で先日行ったイベントで収録した映像を披露します。エージェントのあっちゅが撮影・編集した映像です。イベント参加者が本作の良さを語ってくれています。

動画にあるように、観た方は皆好きになる本作。観て頂ければ、絶対にこの作品の良さを感じて頂けると思うので、ぜひ1話だけでも観てみてください。
ただ今期間限定で、公式サイトにて、1話を無料でご覧頂けます!
視聴する

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウンTHIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
2018年2月21日発売&レンタル開始
公式サイト
製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
© 2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝始動!
本番が迫ってきました!準備も大詰め『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント
和気あいあいで盛り上がった『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント
鑑賞者100%が“良かった”&“続きを観る”と回答!『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』アンケート結果発表
『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』がきっかけでできたご縁に感謝
日本にも“THIS IS US”愛がどんどん広まっています!
『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1
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『THIS IS US』その他イベント:町山智浩

日本にも“THIS IS US”愛がどんどん広まっています!

全米放送時、視聴率ナンバー1を記録し、第69回エミー賞で主演男優賞、ゲスト俳優賞の2部門を受賞、第75回ゴールデングローブ賞でも主演男優賞を受賞した大人気海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』はただいまDVD好評レンタル&発売中です。こんなに心から好きになれる作品に出会えて本当に幸せで、日本でもこれからジワジワと本作のファンが増えていくだろうと確信していますが、宣伝もまだまだ続いています。

学生映画宣伝局が運営させて頂いた他にも、本作のイベントがたくさん開催されたので、今回はずらっとご紹介します。

『THIS IS US』その他イベント:“涙活” 園崎未恵、林りんこ

『THIS IS US』が感涙ドラマ第1号に認定!

3月6日の日本記念日協会認定“THIS IS USの日”に、“涙活”とコラボレーションした試写イベントが開催され、日本語吹替版でレベッカの声を担当した声優の園崎未恵さん、ケイトの声を担当した林りんこさんが登壇しました。“涙活”は離婚式プランナーの寺井広樹さんが提唱した、“能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動”であり、泣ける映画や詩の朗読などテーマを変え、月に数回イベントを開催しているそうです。本イベントにはプロデューサーの寺井さんと、涙ソムリエールの後藤智香さんも登壇し、なぜ『THIS IS US』が泣けるのかを熱く語りました。
物語の主人公である三つ子の母親レベッカ役を演じた園崎さんは作品について「大変ななかでポジティヴな気持ちで頑張りました。36歳の頃のお母さんや、30代の自分を思い出しながら演じました。現場の雰囲気は本当に家族みたいで、休憩時間喉を休めずにいろんな話を皆とできました」と収録現場でも作品同様温かい空気感であったことを明かしました。

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』クリッシー・メッツまた、三つ子の長女ケイトを演じた林りんこさんは「ケイトはとても繊細な女性なので、些細なことも取りこぼさないように表現していきました。収録の時、実際に私も36歳で、自分の36年間すべてを詰め込んで演じました。私も36歳でいろんなことがありました。でも躓いた時に必ず誰かがそばにいて支えてくれました。この作品はそういった優しさが散りばめられています」と涙ながらにコメント。お二人のお話から、これまで演じた作品のなかでも、この作品は特別なんだなと伝わってきました。
“涙活”プロデューサーの寺井さんは「全編3回観ました。一粒の涙で一週間の癒し効果があると言われているのですが、この作品は毎回新たな発見がある、まさに感涙作品です」と太鼓判。涙ソムリエールの後藤さんは「哀しさの裏にも優しさがあって、感情を引き出される作品。36歳にとらわれることなく、登場人物誰かしらに共感できます!」と幅広い層に涙活効果があるとコメントしました。さらに、寺井さんより本作が国内外のTVドラマで初めて“感涙ドラマ”として認定されることが発表されました。と急遽認定授与式が執り行われ、劇中で肝っ玉母さんのレベッカを演じた園崎さんが代表してトロフィーを受け取りました。授与された園崎さんは「一人、一人の人生の涙を拭うひとかけらになればと思って収録しました。時間が経ったらもう一度観て、人生の一コマで愛される作品になってほしいです」と喜びを言葉にしました。

※日本で“涙活”を行っている当団体は、本部がアメリカのワシントンC.にある“全米感涙協会”の日本支部だそうです。

このイベントに参加したエージェント、エリーのコメント

※本作全話を既に観た上での参加
海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』声優さんの声を入れる時のこだわりだとか、現場の状況がトークから垣間見えてとてもおもしろかったです。普段字幕でしか海外ものを観ない私でも吹き替えでもう一度観てみようかなと思うきっかけになりました。また、”THIS IS USの日”と”涙活ドラマ認定授賞式”の2つのサプライズがあり、特別な気持ちになり何か得した気分になりました。こういった特別感はSNSにアップしたいと思ってもらいやすいと感じました(自分中心のSNSではない私でもアップしやすいです)。
一緒に参加した友人は、本作1話をこの日初めて観ましたが、1話を観ただけだと、出てくる主人公達が皆36歳ということもあって、時代感も掴めず大人向けという印象があったようです(2話以降に出てくる、ビッグ3の子ども時代の設定を観ていない方や学生の方はそういう印象を持ちやすいのかもしれません)。一方で、声優さんのトークは楽しめたようで、その話を聞いた上で2話以降の作品を観てみようと思えたようです。ドラマの中で使われている音楽も気に入っていました。

 

『THIS IS US』その他イベント:町山智浩

「毎話泣いた」町山智浩氏が全米大ヒットドラマ『THIS IS US』の魅力を徹底解説!

本作の大ヒットの要因について町山氏は「簡単ですよ、イケメンが脱ぐシーンが多いからです(笑)」と独特の町山節で会場を沸かせ、「アメリカでは白人が観るドラマと黒人が観るドラマは違うんです。でもこの作品は皆観てますよ。今TVだけじゃなく配信とかも含めて500作品くらいドラマのシリーズがあるので、昔のように家族全員でTVを観るということはなくなって、各部屋でPCやスマホで自分の好きなドラマを観るという視聴スタイルに合わせて、細分化されてしまっています。その中で、この『THIS IS US』は昔ながらの老若男女が楽しめる久しぶりの作品だったので、これだけ沢山の視聴者を集めたられたんです。逆に言うと、地上波が生き残る道はそっちしかないんですね」と解説しました。
海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』スターリング・K・ブラウン/ロン・セファス・ジョーンズさらに、主人公の一人であるランダルが36年ぶりに実の父親に再会する境遇について、自身も同じような状況であったことを告白。「全く同じ境遇だったので、この作品を観たときはもう大変でしたよ」と当時の心境を明かし、「僕はそういうところが一致したけど、誰でもこれは俺だ、私だというところが出てくる。皆が誰かしら自分に近い人物を見つけることができるのもこのドラマの素晴らしいところ」と語りました。また、「登場人物の本当のことがどんどん暴かれていくんですが、毎話すごく上手にびっくりさせてくれる。さらに毎回泣かせてくるんです。特にラスト3話はずっと号泣です。これはすごい」と絶賛し、観客を楽しませました。

このイベントに参加したエージェントTAKEのコメント

こんにちは!前回のトーク&プレビューイベントの運営に引き続き、今回は町山智浩さんトークショー付き試写会に参加しました!映画評論家のお話を直接聞く機会は今回が初めてだったので、作品の裏話やアメリカの文化的背景などを聞けてドラマへの理解が深まりました。シーズン2も楽しみです!!

 

『THIS IS US』その他イベント:ダイアモンド☆ユカイ、森下悠里

ダイアモンド☆ユカイ、森下悠里にアドバイス「ゆうリッチな子育てを!」

ダイアモンド☆ユカイさんと森下悠里さんが登壇した、このイベントが行われたのは、2018年2月20日。“夫婦の日”にちなんでの開催でした。本作は恋愛、家族、仕事など人生の岐路で迷いながらも未来へと歩んでいく男女4人の物語。3つ子を育て上げる、ジャックとレベッカの夫婦のドラマが見どころの1つですが、男性不妊を乗り越え、現在1女2男の父となったダイアモンド☆ユカイさんは本作について「こんな驚異的なドラマは初めてだね。俺史上No,1のドラマになった。特に三つ子を育て上げるジャックの姿に親父を思い出した。若い人はもちろんだけれど、歳を重ねていればいるほどこのドラマの深みに夢中になるはず」と太鼓判を押しました。そしてこの日はまだ第一子を妊娠中で2月末に女の子を出産した森下さんは「登場人皆が愛しいです。老若男女誰もが楽しめると思うし、必ず誰かに感情移入できると思います。それぞれがデリケートな悩みを抱えていて、彼らの人生に温かい涙が流れます」と感想を述べました。さらに、子育ての先輩としてアドバイスを求められたユカイさんは、森下さんの下の名前にかけて、「悠里はやっぱりセレブなキャラクター!ゆうリッチな子育てをしてほしいな!」と独特のアドバイスをして会場を沸かせました。
海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーアさらに“夫婦の日”にちなみ、夫婦円満の秘訣を訊かれたユカイさんは「サムシング&ステーキング!俺と嫁はステーキを食べに行くのが大好き。最近嫁が更年期障害で苦しんでいるけれど、ステーキは今も大好きだから行きますね」と紹介し、森下さんは「映画や海外ドラマを一緒に観ることですね。笑いや感動、ハラハラという感情を一緒に楽しめるのは最高です」と秘訣を語りました。夫婦で一緒に観る海外ドラマとして、本当に本作はオススメです!

 

次回の投稿では、エージェントのあっちゅが、2月16日に行ったイベント風景を撮影し、制作した動画を公開します。お楽しみに!

 

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
2018年2月21日発売&レンタル開始
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製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1
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学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』がきっかけでできたご縁に感謝

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベントを行ってから早2週間が経ちました。まだ余韻が残っているくらい、充実した時間でしたが、ここで、今回はイベントについてのお客様の感想と、学生映画宣伝局エージェントによるコメントをお届けします。

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

ご来場者よりイベントの感想

「同じドラマを観ている」という共通点一つで人と話すことができた!(19歳/学生/女性)
■シーズン2を既に観たセニサックさんのお話も良かったです。(20歳/学生/女性)
司会の頑張りが伝わった!(21歳/学生/女性)
アットホームな雰囲気だった。(22歳/学生/女性)
心が温かくなりました。(26歳/学生/男性)
■上映だけでなく、トークショーやストーリーにちなんだレモネードが良いアイデアだと思いました。(26歳/会社員/女性)
■イベントの内容をほとんど知らずに来たのですが、レモネードが出てきたり、粋な演出だなぁって思いました。(21歳/学生/女性)
海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア■普段は全く海外ドラマを観ないので、新しい経験ができて良かったです。(22歳/学生/女性)
■【続き予想クイズ】やトークセッションが他ではあまり経験できないことなので良かった。(22歳/学生/女性) 

イベントの演出から、本作の温かい世界観が伝わったかなと思える嬉しいコメント、ありがとうございました!楽しんで頂けて本当に良かったです。そして、何度も集まって、今回のイベントの準備をしてきたエージェント達はどう感じているのでしょうか? 

 

エージェント達のコメント

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』ジャスティン・ハートリー/スターリング・K・ブラウン

この作品を試写させて頂いた時から、この作品をもっと多くの方に観て頂きたい、特に人生の岐路で悩んでいる学生などに広めたいと思っていました。イベント後、参加者皆さんが充実感のある表情をされていたのがとても印象的でした。ドラマはもちろん、【続き予想コンテスト】で知らない方達が話し合い、ゲストのセニサックさんと意見交換をしたり、普段会わない人達同士が交流していらっしゃる姿を見て、良い企画になったのではと感じました。スマホで何でも調べられて解決できる時代ですが、今回のような人間味のある生の交流や試写会を、後になっても「そう言えばあんな試写会あったな〜、あのドラマもう一回観ようかな」なんて思い出して、作品をより親しんでもらえたら本望です。
『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』は、これから将来を考える機会が増える学生にも未来に起きうるできごとが描かれているので、具体的に考えるきっかけにもなると思います。観た後に「私も頑張ろう」だとか、「何かに挑戦してみよう」と一歩を踏み出す後押しもしてくれる作品です。私は今まで映画派でドラマは長いので挫折してきましたが、この作品で初めてハマりました。続きが気になって寝不足になりながらも観てしまう自分と戦っていました(笑)。構成がかなりおもしろいので、1話観ただけでも映画を観た時のような満足感を得られます。ドラマはちょっと…と思っている映画派の方はぜひ!良い裏切りがあるはずです。さらに、ドラマ内で使われている音楽もどれも良いものなので、そういう視点で音楽が好きな方にもオススメです。私の音楽プレイヤーの中は本作のサウンドトラックでいっぱいです。
byエリー(進行補助・受付担当)

とても温かい雰囲気のイベントになり、企画した側としても達成感を得ることができました。来てくださったお客様の中には「シーズン1は一通り観た。それでも最初のほうを今回もう一度観ることで、また違った感動と驚きを覚えた」とおっしゃっていた方もいて嬉しい限りでした。この作品は年齢に関わらず、誰しもが共感するシーン、人物、言葉に溢れた宝箱のような作品です。なのでこれからももっと学生のあいだで認知度が高まるよう、活動していければと思います。
by あっちゅ(動画撮影担当)

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント司会

学生映画宣伝局に応募する前の自分には、まさか試写会イベントの運営に携わるなんて信じられなかったと思います。このような機会を与えてくださった局長を始め、配給会社の担当の方、実際に足を運んでくださったお客様、そして何より一緒にこの素晴らしいイベントを企画した仲間達に感謝の思いで一杯です!
この作品は、グッとくるシーンがギュッと詰まった、人を共感の渦に巻き込むすごいドラマです。一度観ると、その内容を無性に人と共有したくなるんです(笑)。人生のヒントが欲しいと考えているいる人にオススメします。
by TAKE(司会担当)

1つのドラマを通して、あれだけ輪を広げて盛り上がれるなんて、想像もしていませんでした。このドラマは、役それぞれに共感できる作品になっているので、人間の多様性を理解できて、寛容になれる気がします。自分は自分で良いし、人は人で良いんだと気づける作品です。
by Daiki(司会担当)

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝用イラスト by おこめとパン(本業とされている)宣伝さんって、なんて大変なんだろう…と痛感しました。でも、試行錯誤した時間が長い分だけ、イベント後の安心感と充実感が身に染みる…ということを知りました。これだからやめられない!私達が自由にできるように優しく見守ってくださった方々、本当にありがとうございました。
by おこめとパン(進行補助・受付担当/イラスト)

「本当におもしろい!と心から思った作品を、多くの学生に紹介することができて幸せでした。この作品は、人間ドラマと人との繋がりをリアルに描いているので、多くのシーンでキャラクターに共感し、誰かに伝えたくなるところが魅力!“ドラマの続きを観たい!”だけではなく、“ドラマの続きを誰かと観たい!!”って思わせられるドラマです。
by HH2(進行管理・台本担当)

今回初めて、早い段階から宣伝に取り組ませて頂き、何度も打合せを行っただけでなく、それぞれの得意分野で宿題をしたり、大変だったと思います。でも、本当に一人ひとりが一生懸命で、チームワークもバッチリでした。局長としても、皆が頑張る姿にとても力をもらいました。そんな私達のチームも“THIS IS US”だな、な〜んて思いましたが、チームメンバーを始め、関係者の皆様、そしてご来場頂いたお客様、この作品が結んでくれたご縁に感謝したいと思います。
今後もまだまだこの作品を盛り上げていくべく、活動を続けますので、見守って頂けると嬉しいです。

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

この作品の宣伝に挑戦する機会をくださった、20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンの宣伝担当Yさん(左後)と記念撮影

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
2018年2月21日発売&レンタル開始
公式サイト
製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
© 2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』宣伝体験まんがVol.1
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海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン

鑑賞者100%が“良かった”&“続きを観る”と回答!『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』アンケート結果発表

2018年2月16日に行った、海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベントでは、ご来場頂いた方々にアンケートに答えて頂きました。今回は、皆さんの感想、コメントをご紹介します。

※15歳以上20歳未満 5%/20歳以上25歳未満 60%/25歳以上30歳未満 15%/30歳以上35歳未満 5%/35歳以上40歳未満 10%/60歳以上 5%

Q1:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』を観た感想は?

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベントアンケート

なんと100%の方が、本作を良かったと回答!

Q2:本作は2月21日から発売&レンタル開始です。この続きを観ようと思いますか?

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベントアンケート

ここでも、続きを観るだろうと答えた方が100%となりました。海外ドラマは、1話目からおもしろいものもあれば、数話観てみないとおもしろさが伝わらないものもあります。今回のイベントでは2話だけ観て頂いたのですが、1話目のラストから衝撃があり、2話目まで観て、充分にそのおもしろさを感じて頂けたようです。

さらに本作のオススメ度を聞いてみたところ、オススメ度平均=84.5%と出ました!

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア

ここで、皆さんのコメントをご紹介します。

登場人物一人ひとりに共感できるポイントがあって、ストーリーに入り込みやすい。(19歳/学生/女性)
■内容が詰まっていて時間があっという間でした。特別な人達じゃなく、どこにでもいる一般の人達の物語というところに強く共感できました。(20歳/学生/女性)
「どんなにすっぱいレモンも、おいしいレモネードになる」っていうセリフに感動しました。(21歳/学生/男性)

■それぞれのキャラクターにストーリーがあって、リアルだった。キャラクターが皆優しくて心が温まった!22歳/学生/女性)
各話で衝撃的なエンディングだったので、次を観たくなるような演出でした。(23歳/学生/女性)
■英語の勉強になりました。続きが気になります。色々なコンプレックスを持った登場人物がこれからどのように過ごしていくのか楽しみです。(25歳/学生/女性)
説明できないくらい感動しました。(26歳/学生/男性)

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』クリッシー・メッツ/クリス・サリヴァン

オススメしたい相手としては、

●いろんなことに悩んでいる、すべての人に。
●特にいろんな刺激を受けやすい若者に観て欲しいです。
●自分の進路について悩む時期だと思うので、20歳以上の人達にオススメです。
●兄弟のいる人。
●一人暮らしの人とか、なごみそう。最近実家に帰っていない若者など。
●キャラクターの年齢やステイタスがそれぞれバラバラだから、さまざまな人に勧められる作品だと思う。
●自分の身近にいる大切な人。
●海外で生活したい人。

などがあがりました。サブタイトルに“36歳”とついていますが、皆さんのコメントにあるように、年齢を問わず、共感できるポイントがあります。この作品は1度観てもらえれば、その良さが実感して頂けます。

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/

ただ今期間限定で、公式サイトにて、1話を無料でご覧頂けます!
視聴する

この後も、本作を盛り上げるべく、イベント当日の模様を収めた動画等、引き続き情報発信していきます。お楽しみに!

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
2018年2月21日発売&レンタル開始
公式サイト
製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
© 2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

和気あいあいで盛り上がった『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

2018年2月16日、東京、銀座にある、HANDS EXPO CAFE(ハンズエキスポカフェ)にて、海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベントを行いました。本作の世界観を体感してもらうべく、イベントメニューを企画し、アットホームな雰囲気でお客様をお迎えできるよう、心がけました。来場頂いた順に、キャラクターの名前を付けたテーブルに座って頂き、イベント開始。

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

1話本編を上映した後は、【続き予想コンテスト】を行いました。テーブル毎にチームになり、まずは本作にちなんで、何人兄弟の何人目かという情報を入れて自己紹介をしてもらいました。さらに本作の1話目最後に出てくる、レモネードに喩えた名言にちなんで、レモネードが配られました。本作を観てから飲むレモネードは格別に美味しかったです。

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

そして、コンテストの審査員として、この日のスペシャルゲスト、セニサック・ウィリアム・ジュンさんにも参加頂きました 

【続き予想コンテスト】の1問目は、「ジャックとレベッカは、どのような関係になっていくでしょうか?」でした。このコンテストは、続きの内容が正解かどうかではなく、ユニークさで競って頂きました。賞に選ばれたチームには、全員1本ずつ、20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンがリリースする名作DVDが贈られました。

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

1問目で豪華賞品がプレゼントされたのを見て、さらにテンションが上がり、第2問目へ。「ウィリアムは今後どんな人生を送るでしょうか?」というお題も、ユニークなアイデアで盛り上がりました。

コンテストでチームも打ち解けたようで、その後の休憩タイムも皆さん会話を楽しまれているようでした。そして、2話本編を上映し、ラストの展開でざわめきが起きました(笑)。このお客様の反応に、これからもっとドラマチックになっていく本作の魅力を感じてもらえたと実感し、メンバー達もにんまり。

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント、セニサック・ウィリアム・ジュン

続いて、スペシャルゲストセニサック・ウィリアム・ジュンさんのミニトークショーを行いました。セニサックさんは、既にシーズン2(全米で放送中)を先に観ていらっしゃるとのことで、ネタバレに注意しながら、本作の魅力を語って頂きました。セニサックさんが特に気になるキャラクターは、ランダルだそうで、理由の一つはビッグ3での立ち位置(これはネタバレになるので表現をこれくらいにしておきます)。もう一つの理由は、黒人であること。「アメリカ社会では、未だに差別は一般的にあることで、ああいった白人社会のなかで、ランダルはどういう風に受け入れられていくのか…。そのなかで兄弟姉妹の絆があり、ランダルとケヴィンの関係が大人になっていくなかで徐々に変わっていくんですね。ランダルがこういうキャラクターになったのは、子どもの頃の影響がすごく大きかったんです」とコメント。セニサックさんが英会話講師ということで、英会話の勉強をする上でこのドラマはどうかという質問には、「こういうテレビ番組を観て英語の勉強をするのは効果的です。この番組は日常生活で使う表現が盛りだくさんで、親子の会話、子ども同士の会話、学校での会話、恋愛関係のなかで使う会話もあります。シリーズを観ながら、アメリカの社会、文化を学べることもたくさんあると思います。家族にもこの作品をオススメしましたが、ちょうど今日父親と話していて、“薦めてくれてありがとう!”と素直に言われました。皆がいろいろな場面で共感できて、自分も同じ悩みを抱えているんだなと思えるドラマです」と、本作の魅力を交えて答えてくれました。ドラマを楽しみながら、英会話の勉強になるなんて、一石二鳥ですね。

セニサック・ウィリアム・ジュンさんPROFILE
日米のハーフでロサンゼルス出身。Hapa Eikaiwa(=ハーフがお伝えする英会話)の講師としてお馴染みのジュンさんは、チャンネル登録数約19万人を誇る人気YouTuberです。→ジュンさんのページ

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

ミニトークショーの後は、交流タイム。セニサックさんがテーブルを周り、お客様と英語で会話を交わしました。流暢に話すお客様が多くてビックリ!皆さん、交流を楽しんで頂いて、最後は記念写真も撮り、盛り上がりました!

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

あっという間でしたが、最後はお土産を配布し、無事イベントが終了。皆さん、お帰りの際に「楽しかったです!」とおっしゃってくださいました。本当に感謝です!この日、お客様にご協力頂いたアンケートの結果は、次の投稿で発表します→こちら

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

 

学生映画宣伝局:『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』トーク&プレビューイベント

 

海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから シーズン1』マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』
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公式サイト
製作総指揮・企画・脚本:ダン・フォーゲルマン
出演:マイロ・ヴィンティミリア/マンディ・ムーア/ジャスティン・ハートリー/クリッシー・メッツ/スターリング・K・ブラウン
日本語吹き替え版:高橋一生
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
© 2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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