アンケート特集

映画好き女子が信頼を寄せる映画賞・映画祭ランキング【世界編】

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映画『The Dead Don‘t Die』(原題) 2020年春、全国公開 監督・脚本:ジム・ジャームッシュ 出演:ビル・マーレイ/アダム・ドライバー/クロエ・セヴィニー

今回はカンヌ国際映画祭の時期にちなんで、国内、海外で開催される数々の映画祭・映画賞についてのアンケートを行いました。今回はその第1弾として、映画好き女子が信頼を寄せる映画祭やアメリカの映画賞についての結果を発表します!

アンケート回答人数 406名 ※15歳以上の女性

<映画鑑賞頻度>
ほぼ毎日観賞11.1% 週に3作ほど観賞21.7% 週に1作ほど観賞 33.0%
毎月1、2作ほど観賞 28.6% 2、3ヶ月に1作ほど鑑賞 5.1%
年に1、2作ほど鑑賞 0.5%

Q1:あなたが信頼、共感を寄せている映画祭はどれですか? ※複数選択可

女子の本音調査:映画好き女子が信頼を寄せる映画賞・映画祭ランキングQ1

<回答理由>
■カンヌ国際映画祭は、1番有名であり、公平そうなイメージがある。(20代前半)
■カンヌ国際映画祭のある視点部門の作品が、私にとっていつもツボなのでチェックしています。東京国際映画祭は、日本で1番大きな映画祭だと思っていて、応援しています。(20代前半)
■東京国際映画祭はまだ知って2年だけど、そんなに話題でない良作を取り上げていて、多くの人に知ってもらいたいという感じが好き。映画好きの祭りって感じで皆で盛り上がる感じが素敵。カンヌ国際映画祭は、正解を教えてくれない、問いかけて考えさせる作品がノミネートされ、受賞する印象。考えが深まって好き。(20代前半)
■サンダンス映画祭の観客賞はとにかくハズレがないと思っています!(20代前半)
■カンヌとベルリンは、日本映画もコンペに出ることが多く、また、ベルリンは賞レースの中でも早いタイミングでやるので気にしています。サンダンスは、他の映画祭よりも着眼点が独創的で先進的な印象があるので、参考にしています。(20代後半)
■カンヌ国際映画祭とモントリオール世界映画祭は、商業主義的な作品よりも芸術性の高い作品が受賞しているイメージ。(20代後半)
■カンヌ国際映画祭とヴェネツォア国際映画祭は、アカデミー賞にも繋がる良作が受賞するイメージがあり、サンダンス映画祭はアカデミー賞とは違うチャレンジングなテーマの作品が受賞する印象がある。(20代後半)
■カンヌ映画祭での受賞作品をみると、ハズレが少ない気がします。好みもあるかも知れませんが、観る前後に映画の影響を受けるような体験をすることが多いです。東京国際映画祭は、毎年参加しているので、応援もしているし、一番身近な映画祭なので、自分自身も楽しめるという点で好きです。(30代前半)
■ヴェネツィア映画祭は、北野武監督や宮崎駿監督のイメージが強い。カンヌ映画祭と聞くと河瀬直美監督の『光』などで改めて認識した映画祭です。(30代前半)
■ベルリン映画祭、東京国際映画祭には参加したことがあり、ラインナップが出る時期はいつも楽しみにしています。フィルメックス映画祭は、ボランティアサポートしたことがあるため、非常に共感を寄せていて、日本で開催されているイタリア映画祭やフランス映画祭、EUフィルムデーズも大好きです。(40代前半)
■カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアは、歴史と格式を兼ね備えているイメージがあり、トロントはアメリカのゴールデングローブ賞やオスカーへの流れを作るイメージ。(40代前半)
■アメリカのインディーズ映画の良作がわかるサンダンス映画祭は、大手にはないいろいろな映画があって、商業主義に偏らない興味深い作品があるのが見どころです。その他には、ホラー作品専門のイタリアの、シッチェス映画祭に取り上げられる作品も楽しみにしています。(50代)
■カンヌ国際映画祭は、いつもメジャーではないが、マイナーギリギリの良作を選出してるので素晴らしいと思う。『万引き家族』がパルム・ドールを獲得した時の次点のグランプリが『ブラック・クランズマン』であることを最近知りました。問題提起してる作品がきちんと選ばれるのは、作り手側にも励みになるし、観る側にも刺激になります。今後も受賞作品を期待しています。(50代)

それぞれの映画祭の特徴と自分の好みを比べて作品選びをしている方が多いとは、さすが映画好き女子!海外の大きな映画祭はもちろん、日本国内で開催される【東京国際映画祭】も身近で参加しやすく、応援しているという意見の方が多く挙がっていました。また、実際に海外の映画祭に参加したことがあるという方もいて、皆さんの映画愛を感じました。

Q2:あなたが信頼、共感を寄せているアメリカの映画賞はどれですか? ※複数選択可

女子の本音調査:映画好き女子が信頼を寄せる映画賞・映画祭ランキングQ2

■アカデミー賞は授章式自体に歴史やドラマがあっておもしろい。ゴールデングローブ賞はドラマも含まれるところが良い。(20代前半)
■ティーン・チョイス・アワードは、私も最近までティーンだったのでかなり共感できる部分がありました。授賞式も一風変わっていておもしろいですし、彼らが素直に選んだ作品や俳優さん達は、本当に素晴らしい!他の賞より信憑性があるかも知れません。(20代前半)
■アカデミー賞は映画の祭典!いろいろ言われてるけど毎年観てしまう。全米映画批評家協会賞は、作り手が選ぶので、一見地味でも優れた作品が選ばれていると思う。(20代後半)
■MTVムービー・アワードは、特にエンタテインメント性が高い!(20代後半)
■アカデミー賞&ゴールデングローブ賞は、やはりアタリの作品がかなりあると思います。そしてラズベリー賞も、案外おもしろい作品があったり、「つまらなさすぎて笑える」というものもあったりするので注目しています。(20代後半)
■オスカーはやはり一番メジャーですし1年の集大成というかお祭りのような感じで楽しんでいます。推し作品や俳優が受賞すると嬉しいのですが、いろいろなしがらみや政治的な面もあるので作品の評価の基準としては微妙な部分もあるなと思います。ゴールデンラズベリー賞は、選ばれた作品が本当にひどいと思っているわけではなく、そこに選ばれるのも、また選ばれたことに対しての俳優の度量やユーモアセンスも含めて好きです。 自分の好みには、ゴールデングローブ賞が一番近いです。(30代後半)
■ゴールデンラズベリー賞も MTVムービー・アワードも一般庶民の声を活かした賞だから信頼しています。(30代後半)
■賞自体がエンターテインメントで盛り上がっているので、好きです。特に楽しみなのはラジー賞(=ゴールデンラズベリー賞)です。ラジー賞のグランプリ作品がおもしろいこともあり、予想するのも楽しいです。(30代後半)
■賞レースシーズンはいつもネット検索で楽しんでいます。どの映画賞というよりは、全体的な傾向を把握し、日本での公開に繋がるように祈っています。(40代前半)
■ゴールデングローブ賞で受賞した作品が、その後の映画賞でノミネートされている印象。批評家協会賞は、選択する作品に信頼を感じる。(50代)
■やっぱり映画賞といったらオスカーです。“Oscar goes to”という言葉が大好き。(50代)

映画賞に関しては、誰が選んでいるのかという点に注目されている方が多いようですね。また、授章式を一種のお祭りとして楽しみにされている方が多いこともわかりました。ただ結果を知りたいというより、やっぱり授章式で毎度何か印象的なコメントがあったり、ハプニングが起きたりするので見逃せませんよね!

今回のアンケートでは、各映画祭への皆さんの注目度、結果についての分析力がうかがえました。現在は、カンヌ国際映画祭も開催(2019年5月14日~24日)されているので、そちらの様子や受賞結果にもご注目ください。こちらのアンケート結果は次回へと続きます(5/21掲載予定)。お楽しみに!

TEXT by トーキョー女子映画部正式部員&Shamy

第72回カンヌ国際映画祭にて

映画『The Dead Don‘t Die』(原題) 2020年春、全国公開 監督・脚本:ジム・ジャームッシュ 出演:ビル・マーレイ/アダム・ドライバー/クロエ・セヴィニー

鬼才ジム・ジャームッシュ監督、3年ぶりの最新作“The Dead Don’t Die(原題)”がオープニング作品&コンペティション部門作品として上映されました。本作は日本では、2020年の春に全国公開されることが決定。ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローバー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、トム・ウェイツという超豪華キャストで贈る、カンヌ国際映画祭の常連ジャームッシュ監督のゾンビ映画は遂にパルムドール受賞を果たすのでしょうか?他にも魅力的な作品が多く出品されているカンヌ国際映画祭。どんな作品が受賞するのか、楽しみですね。

“The Dead Don‘t Die”(原題)
2020年春、全国公開
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ/アダム・ドライバー/ティルダ・スウィントン/クロエ・セヴィニー/スティーヴ・ブシェミ/ダニー・グローバー/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/イギー・ポップ/セレーナ・ゴメス/トム・ウェイツ
配給:ロングライド

Credit : Abbot Genser / Focus Features © 2019 Image Eleven Productions, Inc.

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REVIEW

  1. 映画『チネチッタで会いましょう』ナンニ・モレッティ/マチュー・アマルリック
  2. 映画『Back to Black エイミーのすべて』マリサ・アベラ
  3. 映画『ドリーム・シナリオ』ニコラス・ケイジ
  4. 映画『六人の嘘つきな大学生』浜辺美波/赤楚衛二/佐野勇斗/山下美月/倉悠貴/西垣匠
  5. 映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』ブレイク・ライブリー

PRESENT

  1. 映画『バグダッド・カフェ 4Kレストア』マリアンネ・ゼーゲブレヒト/CCH・パウンダー
  2. 映画『型破りな教室』エウヘニオ・デルベス
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
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