6月に入り、一部の劇場で料金の値上げが行われました。それにちなんで映画館についてのアンケートを実施しました!今回は、その第1弾として劇場鑑賞料金についての結果を発表します。
アンケート回答人数 556名 ※15歳以上の女性
<映画鑑賞頻度>
週に3回以上 4.3% 週に1回以上 24.7% 月に1回程度 40.8%
年に数回程度 29.3% 劇場では全く観ない 0.9%
Q1:劇場の映画鑑賞料について、どう感じていますか?定価(大人1800円/学生1500円)を基準にお答えください。
★「適性な金額設定だと思う」を選んだ方の理由
■世界を見回せば高いと思うが、私にとっては劇場に観に行く作品は吟味して選び、値段以上の上質な体験ができていることが多いから。(20代前半)
■満員の時よりも、ガラガラな時の方が多いし、映画の儲けが少なくなってしまうのは、個人的にあまりよく思わない。作った人達に敬意を込めて、あの値段なら逆に安いと思う。(20代前半)
■正直、料金は高いと思いますが、あまり安いと、 マナーの悪い客などが押しかけそうなので、これくらいで良いかなと思います。(20代後半)
■2時間を飽きさせずに楽しませてくれるので、ランチと比べたら2回分なので、適正だと思う。(50代)
★「高いと思う」を選んだ方の理由
■私は親から毎月8000円のお小遣いをもらっているのですが、学校関連の出費以外は、基本的にもらったお金から出しているので、1回の映画鑑賞にお小遣いの20%弱である1500円を使ってしまうのはかなり大きな出費です。(10代後半)
■安価な動画配信サービスが主流になっているため、高いと思います。(10代後半)
■ポップコーンを食べたりするとトータルで3000円くらいかかってしまうので頻繁には行けない。(20代前半)
■1100円で観られる日があることを考えると、700円の差は大きい。「ランチ1回分もする」と思ってしまう。(20代前半)
■普段は、レディースデーや前売りを利用しています。海外のようにもう少し安くして、客数を増やした方がいいのではと思う。(20代後半)
■映画館に映画を観に行かない友人から、おもしろいかわからない作品の約2時間に1800円も支払うのはギャンブルだと聞いてなるほどと思いました。 (20代後半)
■座席位置によってはスクリーンが歪んで見えるにの同一金額は解せない。プレミアシートの金額を高く設定するなら、逆に低く設定する座席もしあっていいのでは?また、公開日から何日か経過後は料金を段階的に引き下げて欲しい。(30代後半)
■海外ではだいたい700〜800円が相場で、高くても1000円を少し超えるくらいだというのに、日本は明らかに高いと思う。外国人の友人達が驚いていた(物価が高いと言われる北欧の人にまで!)。(30代前半)
■大作もマイナーな映画も一律に1800円は高過ぎる。作品によって鑑賞料を変えるべき。大作が1800円でも高いと思う。(30代前半)
■正直自分はそんなに興味のない作品を誘われて観に行く場合は、大きな出費だなあと感じてしまいます。(30代前半)
■ホスピタリティやサービスが良いと感じる劇場とそうではないところの差が大きいから。 金額相応のサービスを感じられない。(30代後半)
■長時間上映の映画(2時間以上)なら1800円でも良いと思うが、それより短い映画や、大人が付き添ってみなければいけない子ども向けの映画などで1800円という料金は高いと感じる。(30代後半)
■飲み物や食べ物の金額を入れると結構かかるので、本当に観たい映画だけにしてしまう。もう少し安かったら、劇場で観たいなと思う作品が多いです。(40代前半)
■映画好きはこの値段でも頻繁に観に行くが、それ以外の人にはハードルが高いと思う。(40代前半)
■割引がなければやはり高いと思います。最低賃金の時給と比較してもかなり高いですし、外国の料金と比べても高いです。(40代後半)
★「安いと思う」を選んだ方の理由
■作品そのものができるまでにかかる金額、劇場の高環境、それらに還元するのなら安いと思います。ただ、スクリーンや劇場サイズによって観やすい席と観にくい席、音響がベストでない席などがあると思います。価格競争があまり生まれない程度に上手く値段設定できないものかと思います。それが適うなら、レディースデ—やファーストデーは廃止しても良いと思います。(20代後半)
■映画が大好きで自宅にシアターを設置しましたが、やはりクオリティーが低く、映画館で観たい人にとって映画鑑賞料は安いと思います。(30代前半)
自由記述なのに、556名の回答者のうち、なんと427名の方がコメントを記入。それほど皆さんのもの申したいという気持ちが伝わってきました。「なるほど」と思うご意見もあり、こちらが言うのも何ですが、劇場の運営のヒントになれば良いなと思いました。
Q2:劇場での鑑賞料が値上がりするところがありますが、あなたの観賞頻度にどう影響すると思いますか?
Q3:今からどれくらい値上がりしたら、映画館で観るかどうかの判断がよりシビアになりそうですか?
Q1で現在の劇場鑑賞料金が高いと感じている方が多かったので、「こちらの結果は?」と思いましたが、意外と数百円の値上がりなら、変わらず劇場に観に行かれる方がいるようで、少しホッとしました。とはいえ、もちろん安く鑑賞できたら嬉しいですし、もし値上がりしたとしても、より良い環境での良質な作品を期待したいですね。
多くの方が、お財布と相談しながら、いつどの作品を劇場で観るのか厳選されているようですね。また、映画を観る上で、現在は劇場で鑑賞する以外にもレンタルや配信など、いろいろな方法がありますが、「やっぱり映画好き女子としては劇場で観たい!でもお金がかかるしな…」というジレンマを抱えている方が多いことも伺えました。今後技術がさらに進歩し、鑑賞環境、作品の質共にさらに向上した時に、将来どんな鑑賞価格になるのか気になります。
TEXT by トーキョー女子映画部正式部員&Shamy
【グランドシネマサンシャイン】が2019年7月19日に開業!
佐々木興業株式会社と東急不動産株式会社が協力して進めている<キュープラザ池袋>内に、シネマコンプレックス【グランドシネマサンシャイン】が出店し、2019年7月19日(金)に開業となります。
【グランドシネマサンシャイン】には、国内最大サイズのスクリーンを有する「IMAX®レーザー/GTテクノロジー」シアターがあり、このたび、開業を記念し、ショートフィルム『TRANSPHERE』が上映されることが決定しました。全編フルサイズのIMAX®映像の制作は、日本史上初の試みで、国内最大サイズのスクリーンが持つスケール感と最高峰のサウンドシステムをフルに活かした極上の視覚×聴覚体験ができること間違いなしです。また、開業時にはその他にも『天気の子』『東京喰種 トーキョーグール【S】』『トイ・ストーリー4』などの上映作品が決定しているそうなので、今後の上映情報も要チェックです!
さらに、劇場オリジナルブランドのカフェとレストランも出店。5階のカフェ【クラッパーズダイナー】は、アメリカンヴィンテージの映画のような居心地の良い空間で、焼きたてのワッフルを楽しめるアメリカンワッフル専門店。そして、12階のレストラン【バールパノーラマ】は、街の景色を贅沢に眺めながら、オールデイ楽しめるイタリアンバルとなっています。いずれの店舗も、劇場利用者はもちろん、お食事だけでも楽しむことができ、従来のシネマコンプレックスの基準を上回るオリジナルメニューが用意されているそうです。新しい劇場はやっぱりワクワクしますね。ぜひ足を運んでみてください!
【グランドシネマサンシャイン】
2019年7月19日開業 公式サイト
キュープラザ池袋内/東京都豊島区東池袋1-30-1
12スクリーン/座席数約2443席