『映画 えんとつ町のプペル』
2020年12月25日(金)より全国公開
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
声の出演:窪田正孝/芦田愛菜/立川志の輔/小池栄子/藤森慎吾/野間口徹/伊藤沙莉/宮根誠司/大平祥生(JO1)/ 飯尾和樹(ずん)/山内圭哉/國村隼
配給:東宝=吉本興業
公式サイト
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
5000部でヒットと呼ばれる絵本業界で55万部を超える異例の大ヒット作となった「えんとつ町のプペル」が遂に映画化されました!原作者は、お笑い芸人という枠を超え、新しいフィールドでさまざまな挑戦を続けているキングコング西野亮廣氏。本作は新しい道で悔しい体験をしながらも前例のないことに挑んできた彼の思いが詰まった作品となっていますが、映画好き女子の皆さんは本作をどう評価したのでしょうか?
※20代、30代の女性24名が参加
Q:本作はおもしろかったですか?
“おもしろかった”以上が92%!
Q:観る前のイメージと比較していかがでしたか?
Q:感動しましたか?
“ウルッときた&泣けた” 79%
みなさんの感想1
- まるで冒険に出ているような臨場感で、とにかくすごいものを見たなという感じ。
- 映像、音楽、物語、すべて良かった。
- 原作は読んだことはないが、想像してた以上に心温まる感動のお話だった。
- ストーリーの起承転結、映像の綺麗さ、声優さんも上手い。
- いろいろな場面で涙腺崩壊でした。
- 子ども向けだと思っていましたが、大人も泣けるいい話でした。
- プペルとルビッチの友情にウルっとしました。
- 想像以上に何もかものクオリティが高かったです。
- 映画を観て、とても前向きで、自分を信じる、突き進む、あったかい気持ちになれました。たまに入るクスッと笑えるところもおもしろかったです。
- ただの友情物語ではなく、親子愛や周りの声に押し潰されずに勇気を持って一歩踏み出すことの素晴らしさ等、さまざまなメッセージが込められていて大変心に響きました。
- 西野さんの背景も考えながら観ていて、学びもありつつ、伝えたいメッセージが本当にグッときた。
- とても壮大なストーリーと魅力的なキャラクターと世界観が相まって物語に引き込まれました。
- ルビッチの性格やそのキャラクターから伝わってくるメッセージがとても印象的でした。えんとつ町という舞台が、現実とどこかリンクしているような気持ちで鑑賞しましたが、明日からまた頑張ろうと勇気づけられる作品でした。
- 作画において絵本の絵柄がそのまま動いているのはすごい。
Q:本作を観てどんな気持ちになりましたか?(複数選択可)
Q:本作を100満点で採点すると何点ですか?
得点平均 90.83点!!
Q:本作を他の人にオススメしたいですか?
オススメしたい 92%!!!
みなさんの感想2
- 予想以上にとても楽しかったです!絵本も買いたいと思います。
- こんなことができる西野さんはすごいと思います。
- アニメは普段観ないのですが、とてもおもしろかったです。アニメで泣いたのは初めてかもしれません。
- 劇場公開時はぜひパンフレットも買いたいと思いました!
- 年齢を問わず子どもから大人までが楽しめる作品だと思った。誰が何を言おうとまだ見ぬ世界を諦めない強い気持ちはとても大事で忘れてはならないと思った。とても良い作品で楽しかった。
- 映像が綺麗で、カメラワークやストーリーもよかったです。
- 作中にいろいろなテイストの絵が登場しておもしろいなと思いました。
- 期待以上の作品でした。友達やお子さんがいる方へお薦めしたいと思います。
- とても感動しました。今の日本社会を映しているようでとてもグサッときました。また観たいと思いました。
- 西野さんの物語だと思った。自分は素敵な世界にいるんだと思った。
- 原作を数年前に読みましたが映像になるとこうも深まるのかと感動しました。
- JO1大平くんが声優をしているのがきっかけで観ましたが、普通に物語に引き込まれました。
- 少しでも目立った発言や新しいことをしようとすると世間からバッシングをすぐに受ける最近の風潮を包み込んで背中を押してくれるようなストーリーにとても心打たれました。久しぶりに映画で涙を流しました。
- とても感動しました。世界観やストーリー、キャストさんの演技も素晴らしく、作品としてとても良かったです。また西野さんの才能に驚きました。
- コロナ制限が多いなかですが、“ヴァイオレット・エバーガーデン”“鬼滅”に続いて、泣ける映画としてヒットすると思います。
映画“プペル”のここが、映画好きに刺さる!
マイソン:ではまず感想をお願いします。
Aさん:映像の綺麗さが際立っていて、メッセージもすごく伝わってきました。
Cさん:久しぶりに映画で号泣しました。涙が途中から止まらなくなっちゃって。えんとつ町がすごく綺麗なので、映像の綺麗さを期待して絶対スクリーンで観たいなと思ってたんですけど、途中から主人公がこれまでバッシングされてきた西野さんの姿と重なっちゃって、泣けて泣けて(笑)。
マイソン:元々西野さんファンで絵本も知っていて…という感じですか?
Cさん:絵本は話題になってたけど読んだことはなくて、西野さんの個展で絵を見たことがあります。映画化するって聞いて、だったらそれを待とうと思って敢えて絵本は読んでませんでした。
Dさん:私も絵本のことは知らなかったんですけど、西野さんがお笑い芸人の枠を超えて活動されている姿を追ったテレビ番組を観たことがあって、このことだったのかなって思いながら観ました。映画のクオリティとしてちゃんと作られていて感動しました。想像以上でしたね。
Eさん:知ってる絵本の知らない映画だと思いました。映画にするためのバックグランドがかなり追加されていて、物語の結末は知っているけど、全然知らない映画として観ました。2,3年前に絵本を読んだのでしっかりは覚えてないんですけど、(脇の)キャラクターにあんなに背景はなかった気がして新鮮でした。
Fさん:映像が綺麗でした。予告しか観てなかったので、こんなにカメラワークがスゴいんだと思いました。体験型アトラクションみたいでした。
これは私達の物語でもある!?
マイソン:現代社会のメタファーに思える部分もあったかなと思うのですが、皆さんが身近に感じるストーリー、自分のストーリーとして楽しめる、もしくは大人でも楽しめるといったようなところがあれば教えてください。
Dさん:こういうご時世だし、信じるものに向かって突き進む気持ち、下を見ないで上を見て進もうっていうメッセージが印象に残りました。
Eさん:金融学っぽいところは、社会人に刺さるわって思いました。確か西野さんはお金の本を出していて読んだことがあるんですが、アニメの中にその話を持ってきたのには驚きました。今年はいろいろと富裕層、貧困層にまつわる話もあったので、敢えてなのかわからないですけど、推してきたなと思いました。
マイソン:あのシーンは、なるほどって感じでしたよね。Fさんはどうですか?
Fさん:昔自分が信じていたことを否定された人が、今それを信じている人を攻撃しちゃうっていうのは現実的にもよく見ることだなと思いました。
Gさん:私は保守的になりすぎるところが日本っぽいなと思いました。異端な人がいたらさげすんだり、罵詈雑言を浴びせるのに、実際に異端とされる側の誰かが大きな声をあげて反抗に出たら、今までその人に文句を言っていたり、いじめていた人も立場を変えて同じ側に加わるんだなって。結局自分に溜まっていたうっぷんをそこではらすんだなと思いました。
マイソン:良くも悪くも?
Gさん:良くも悪くもやっと動き出したことではあるんですけど、「今までのあなた達の行動ってどうなの?」って思っちゃいました。
Aさん:私は当たり前にあるものを疑うことって意外と大事だなと思いました。お金の話もすごく納得できて、同じ空でも違う景色があるんだなって。
マイソン:そうですよね。Bさんいかがですか?
Bさん:結局皆にわかってもらおうと思ったら、ものを作って示してみるしかなくて、ものを作るというのが大事なのかなと思いました。
マイソン:行動で示していかないと、っていうことも感じましたよね。
Cさん:私はいろいろなキャラクターがいて、それぞれの正義とか思うところがあって、誰かしらに感情移入できる作りになっているなと思いました。
マイソン:この物語はいろいろな立場で観ることができますよね。では、映画好きとして刺さりそうなところはどんなところでしょうか?
Gさん:映像とアクション系のシーンが思ったよりスゴかったので、そこは普段アニメ映画を観ない人にも楽しめそうだし、結構風刺的な内容も見どころですよね。
Eさん:私も映像かなと思いました。色も全体的に綺麗ですし、エンドロールに出てくる図面も「これ好きな人は、きっとすごく好きだろうな」っていう感じで、いろんな人が好む画がどこかしらにありますよね。固定することなく、いろいろなテイストを持ってくるんだなっていうところが印象的でした。
Fさん:映像もそうだし、キャラクターは、クセが強すぎて「何これ?」ってならない程度にすぐに受け入れられるキャラクターになっていて、程よいクセが良かったです。
マイソン:キャラクター設定も良かったですよね。Dさんはいかがですか?
Dさん:スリリングなシーンが結構あって、最初のシーンはディズニーで自分がアトラクションに乗っているような感覚になりました。
一同:そうそう。
Cさん:えんとつ町の背景というかディテールに、最初ディズニーっぽさとか、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を彷彿とさせるものを感じたんですけど、よくよく観ていくと、スナックや横丁みたいなところや、『千と千尋の神隠し』に出てきそうな古い建物があったり、渋谷のスクランブル交差点みたいなアングルもありましたよね。結構日本的な要素が盛り込まれていて、昭和の懐かしい感じと幻想的な感じがミックスされた唯一無二の世界観が楽しめました。
マイソン:異世界にいるけど、どこか馴染みがあるといった感じでしたよね。
Bさん:私も背景とか舞台が良かったなと思って、ジオラマで見てみたいです。あと車のナンバーとかも西野さんなりに意味があるんじゃないか、適当につけたのではないんじゃないかって思いながら観てました。そういうところがジブリだったり、ディズニーに似てるなと思いました。
マイソン:皆さんいろいろな視点で見どころを発見していただいて、映画好きがハマるポイントがたくさんありますね!では、どんな人に観て欲しいか、またはオススメの映画鑑賞シチュエーションというとどうでしょうか?
Eさん:せっかくクリスマスに公開(12月25日劇場公開)で、夢があってイヤな気持ちにならない映画なので、クリスマスのイベントとして観るのも良いと思います。
Dさん:家族愛も深いなと思ったので、小学生のお子さんがいる家族で年末年始に観てもらうのも良さそうですよね。
Bさん:アトラクション要素があるので、お子さんがいる家族で観るのも良いですよね。
Aさん:子ども目線でも感情移入できるし、親目線でも感情移入できるし、どなたでも感情移入できそうですね。
Cさん:私は敢えて一人映画をオススメしたいです。このストーリーのメッセージとして、世間の目を気にして殻に閉じこもっているところを解放して前に出ようみたいなところもあるので、敢えて1人で観て心をほぐして涙を流してデトックスして、っていうのもアリかなと。1人で観て感じて変わるきっかけにするのも良いかなと思います。
マイソン:年末年始で気持ちをリフレッシュするのにもピッタリですよね。Gさんはいかがでしょう?
Gさん:キャスト目当てとか、軽い気持ちで観に行っても良さそうですよね。内容とかアクションとかいろいろなおもしろさがあって、誰でも満足できる内容なんじゃないかと思います。最初はボイスキャスト目当てでも、それを忘れてストーリーに入り込めるし、内容を知らずに観たほうが一層楽しめるかも知れないですね。
マイソン:(プペルの声を担当した)窪田正孝さんの声とか、良い意味で窪田さんぽくなかったですよね。
Gさん:初めて聞いた人だったら、誰の声かわからないくらいでしたね。
マイソン:すごく上手でしたよね。Fさん的にはどんな風に本作を楽しむのがオススメですか?
Fさん:私自身、今回タイトル以外知らずに観て、ボイスキャストも全員把握してない状態で観て、それでも結構楽しめたので、ちょっと観てみようかっていう軽いノリでもいけるし、いろいろな人に観て欲しいと思います。私的には一人映画をして帰り路に「あそこ私わかるわ〜」って思いながら余韻を噛みしめるのが良いと思います。
マイソン:それも良いですね!皆さん今日はいろいろなご意見ありがとうございました!
アンケート結果や座談会のお話から、映画好きの女子の皆さんがすごく楽しんでいただいたのが伝わってきました。皆さんそれぞれに注目ポイントが異なることからもおわかりいただけるように、原作の絵本を知る方もそうでない方も老若男女楽しめる作品となっています。座談会では「映像がスゴい」「映像が綺麗」という言葉が何度も出てきましたが、本当にこれはスクリーンで観ないともったいない!ぜひ劇場で本作を観て、デトックス&パワーチャージをしてください。
『映画 えんとつ町のプペル』
2020年12月25日(金)より全国公開
東宝=吉本興業
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REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
厚い煙に覆われ、星一つ見えない“えんとつ町”で唯一“星”について語っていたブルーノが突然消えてしまう。息子のルビッチは、父の教えを守り“星”を信じ続けていたが、町のみんなには嘘つきと後ろ指をさされ…。
©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
TEXT by Myson
2020.12.15 event