前半メチャメチャ笑いました。オラフはコメディ感全開で、クリストフの歌のシーンは「急にここだけどうしたんだ?」という演出が笑いを誘います。というか、私はめっちゃツボでした(笑)!字幕版で観たのですが、クリストフのシーンは日本語吹き替え版ではどんな風に見えるのかもとても気になります。良い意味で、前作であれだけのヒットを飛ばしたので、2作目ではのびのびと作れたんだろうなと、王者の風格というか余裕を感じられます。公開初日に劇場で観て、お隣には中国人の若い女性がお2人でいたのですが、笑うところが一緒(笑)。万国共通でウケるんだなと実感しました。そんなコミカルなシーンは、私達だけでなく、劇場全体が割と声に出して笑っていて、一体感も味わえました。これぞアナ雪パワーですね。同時にドラマもスケールアップしていて、姉妹の絆をより一層感じさせるストーリーになっています。ファンタジーではありますが、私達の日常に置き換えてみると、例えば姉は才能で、妹は知恵で、一緒に問題に立ち向かうというようなところが、とてもドラマチックで共感できるところではないでしょうか。今作の物語を象徴する歌は、やはりエルサのシーンで歌われる曲だと思いますが、エルサの声を演じるイディナ・メンゼルのパワフルな声と、映像の美しさで鳥肌が立ちました。ぜひ大きなスクリーンでこの世界観に浸ってください。あと前作の内容忘れっちゃったという人もご安心を。あるキャラクターがおもしろい解説をしてくれます。エンドロールの後もオラフが登場するので、最後までお見逃しなく!
プリンセスストーリーとはいえ、1作目で社会現象を起こしたシリーズなので、男女問わずこの続編に興味が湧くのではないでしょうか。それに今回はクリストフもかなり良い味を出してくれるので、男性目線でも楽しめます。字幕版、日本語吹き替え版でそれぞれにおもしろさがあると思うので、相談して決めることをオススメします。
これはわざわざオススメしなくても、キッズやティーンの皆さんは観てくれそうですよね。前作で、エルサは本当の自分を見つけ乗り越えますが、今作では自分のルーツに向き合います。エルサだけでなく、妹アナのたのもしさも増して、2人の成長が見えるストーリーになっていて、皆さんもきっと共感して、勇気と元気をもらえるはずですよ。
『アナと雪の女王2』
2019年11月22日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト
TEXT by Myson
©2019 Warner Bros. Ent. All Right Reserved