2014年3月14日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト 予告編
ディズニー映画の常識を覆す展開が多く盛り込まれていてとても新鮮でした。これまでは「女王」と言えば悪いキャラクターというイメージが強かったですが、今回の「雪の女王」は悲劇のヒロイン。そして、主人公はこの雪の女王エルサと妹のアナで、2人の物語がクロスオーバーして、最後にうまく集結していきます。本作で描かれている「類い希な力を持つことは魅力的でもあり恐ろしいことでもある」というテーマも興味深く、単なるプリンセス・ストーリーではないところもかなり気に入りました。そして、日本公開前に既に世界中でヒットをしている要因として上げられている主題歌“Let It Go”。この歌は私も聴いた瞬間に大好きになりました。歌詞もさることながら、字幕版のイディナ・メンゼルの歌声がすごくのびやかで迫力もあり、聴いててスッキリするんですよね。「この女優さんは何者なんだ!」と思って資料を見たら、トニー賞受賞歴もあるミュージカル女優で納得。2014年3月3日(日本時間)に発表された第86回アカデミー賞でも見事主題歌賞を受賞しましたがこれまた納得。本当に聴きごたえのある歌で、何度でも聴きたくなるし、くちずさみたくなる曲です。そして、同アカデミー賞長編アニメーション賞も受賞した本作。予想外の展開が待ち受けるドラマは大人も楽しめるし、最後にほろっとさせてくれる感動のストーリーです。多くの方に観て欲しいのはもちろん、姉妹がいる方は姉妹で観るとより感動します。 |
見た目はいかにもプリンセス・ストーリーですが、男子でも楽しめる意外な展開が待っています。歌も聴き応えがあり、映画を観に行くという感覚プラス、歌を聴きに行くという感覚でも楽しめます。観終わったあとは、こういう展開になると予想がついたかなど、簡単な話題でも会話が盛り上がるはず。日本はゴールデン・ウィークあたりまで雪を楽しめるスポットもあるので、本作で雪の世界に浸ったら、「今度はスキーやスノーボードなどに行こう!」なんて誘ってみても良いのではないでしょうか? |
男女問わず、キッズから楽しめる内容です。姉妹の愛情がふんだんに描かれたストーリーは大切なことをたくさん教えてくれます。大人も飽きずに観られる物語とはいえ懲りすぎて難しいわけではなく、子どもでもわかりやすい内容なので、親子でぜひ観てください。最後はとても温かい気持ちになれるし、人を思いやる気持ちが大切だと知る機会になると思います。 |
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2014.3.4 TEXT by Myson