ジョナサン・ノーラン、リサ・ジョイ、ヴィンチェンゾ・ナタリ、クロエ・グレース・モレッツ、ジャック・レイナー…、この錚々たるメンバーの名前を聞くと、海外ドラマファンはもちろん、映画ファンも興味をそそられる方が多いのではないでしょうか。本作は、ウィリアム・ギブスンによる同名ベストセラー小説を映像化。製作総指揮には、ジョナサン・ノーランや、映画『レニミセンス』で監督を務めたリサ・ジョイ、海外ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』のグレッグ・プレイグマンなどが名を連ね、映画“キューブ”シリーズでお馴染みのヴィンチェンゾ・ナタリは、製作総指揮と1、2、5、6話の監督も務めています。
ジョナサン・ノーラン、リサ・ジョイ、ヴィンチェンゾ・ナタリといった、海外ドラマ『ウエストワールド』のスタッフが手掛けており、『ペリフェラル〜接続された未来〜』というタイトルからもどんな世界観かイメージできる方もいらっしゃると思います。その期待通り、私達がまだ観たことがない近未来の姿にまず魅了されます。同時に、ヴィンチェンゾ・ナタリが監督する1話目から、ギョエっとなるシーンがあり、スリラーとしての緊張感も抜群です。物静かで知的なムードが漂うシーンが多いところに、強烈なインパクトを持つシーンや激しいアクションシーンが挟まれるのでメリハリも効いています。また、クロエ・グレース・モレッツの美しさが際立っており、ほのかにロマンスを予感させるシーンがとてもセクシーに映ります。
正直なところ、1話目でそこそこ過激なシーンがありテンポ良く進むかと思えば、5話あたりまでちょっと進行が遅く感じるので、そこは我慢が必要かもしれません。ただ、7、8話あたりから急展開があり、そこで伏線が一気に繋がってからがすごくおもしろいです。伏線がつながると、“接続された未来”という副題が本当に意味するところがわかるので、シーズン2への期待が膨らみます。8話目のエンディングの途中にも予告的シーンがあるので、最後までお見逃しなく。
『ペリフェラル〜接続された未来〜』
2022年10月21日よりAmazon Prime Videoにて配信中
公式サイト
©Amazon Studios
TEXT by Myson