時代劇ですが、言葉使いや衣装など現代風に演出されているので、観やすいと思います。忍者といえばアクションが期待されるポイントですが、アクション監修は、俳優としてもアクションを得意とする坂口拓が担当している点が見どころです。主演は若手俳優の中でも、めきめきと頭角を現している寛一郎。劇中ではウェーブのかかった長髪を束ねたスタイルがとても似合っています。本作でアクション映画にも進出したので、より一層役の幅を広げていきそうで今後が楽しみです。
デートで観て気まずいシーンはなく、ちらっと恋愛的なムードもありますが、基本は1人の忍者の物語で、特にデート向きとまでは言えません。また、どちらかというと、男性好みの作品だと思うので、たまには男性の好みに合わせた作品を選ぼうと思える場合に良いかも知れません。
とてもわかりやすいストーリーで、爆破シーンが派手、上映時間も88分と観やすい長さなので、忍者好きの人にはオススメです。女性キャラクターもキリッとしていたカッコイイので、アクション映画が好きな女子にも楽しめる要素があります。斬るか、斬られるかという時代のストーリーなので、多少痛々しいシーンもあるので、そこは覚悟しましょう。
『下忍 赤い影』
2019年10月4日より全国公開
AMGエンタテインメント
公式サイト
© 2019「下忍」製作委員会
TEXT by Myson