REVIEW

43年後のアイ・ラヴ・ユー

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『43年後のアイ・ラヴ・ユー』ブルース・ダーン/カロリーヌ・シロル

妻を亡くし、L.A.の郊外に1人で住む元演劇評論家のクロードは、近所に住む親友と共に老後の生活を謳歌していました。そんなある日、かつての恋人リリィがアルツハイマーを患い、施設に入ったことを知り、彼女にもう一度会いたいと願ったクロードはある嘘をついて施設に入所します。クロード役を演じたのは、名優ブルース・ダーンで、本作ではアルツハイマーを患った初恋相手に自らを思い出してもらうべく奮闘するおじいちゃん役を好演。70歳のクロードが若かりし頃の初恋相手に会いに行く展開はすごくロマンチックですが、その手段には思わず笑ってしまいます。また、クロードの娘や孫も登場し、それぞれの恋愛模様が観られるのも本作の魅力となっているので、どの世代の人が観ても共感ポイントを見つけられると思います。そして、クロードの恋愛物語に限らず、それを支えて応援する周囲の人達の大きな愛の物語ともいえるので、ぜひ家族や友人と一緒に観てほっこりする時間を共有してください。

デート向き映画判定
映画『43年後のアイ・ラヴ・ユー』ブルース・ダーン/カロリーヌ・シロル

デートで観てもOKです。70歳のクロードのアプローチ方法がとてもロマンチックなので、ぜひ参考にして欲しいと思います。また、クロードの娘の結婚生活や、孫の恋愛模様も描かれているので、それぞれの良い点悪い点を観察して、自分ならどうするのか考えながらご覧ください。観賞後は、デート相手と一緒に感想をシェアすると、お互いの恋愛観や家族観も見えてくるかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『43年後のアイ・ラヴ・ユー』ブルース・ダーン

皆さんの場合は、クロードの孫目線で観られると思います。70歳のおじいちゃんが若かりし頃の初恋相手を今も思う気持ちは、若い皆さんからすると「信じられない!」と思うかもしれませんが、本作を通して、人はいくつになっても恋をしたり何かに夢中になれるんだということをぜひ覚えておいてください。そして、初恋に限らず、誰かを好きになった時は、クロードに負けないくらい真っ直ぐに向き合い、後悔のない恋愛をしてくださいね。

映画『43年後のアイ・ラヴ・ユー』ブルース・ダーン/カロリーヌ・シロル/ブライアン・コックス

『43年後のアイ・ラヴ・ユー』
2021年1月15日より全国公開
松竹
公式サイト

© 2019 CREATE ENTERTAINMENT, LAZONA, KAMEL FILMS, TORNADO FILMS AIE, FCOMME FILM . All rights reserved.

TEXT by Shamy

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『シンシン/SING SING』コールマン・ドミンゴ シンシン/SING SING【レビュー】

エンタテインメントの力は、観る側だけではなく作り手にも発揮される…

映画『アマチュア』来日ジャパンプレミア:ラミ・マレック、レイチェル・ブロズナハン、ジェームズ・ホーズ監督/三宅健(スペシャルゲスト) オスカー俳優ラミ・マレックの役作りとは?『アマチュア』来日ジャパンプレミア

『アマチュア』の日本公開を目前に控え、主人公チャーリー・ヘラーを演じたラミ・マレックと、妻のサラを演じたレイチェル・ブロズナハン、ジェームズ・ホーズ監督が来日…

映画『アマチュア』ラミ・マレック アマチュア【レビュー】

ラミ・マレックが主演と製作を務める本作は、ロバート・リテル著「アマチュア」(「チャーリー・ヘラーの復讐」の改題)を原作とした…

DMM TVオリジナルドラマ『ドンケツ』伊藤英明 DMM TV オリジナルドラマ『ドンケツ』キャスト登壇!完成披露試写会 5組10名様ご招待

DMM TV オリジナルドラマ『ドンケツ』キャスト登壇!完成披露試写会 5組10名様ご招待

映画『Page30』唐田えりか/林田麻里/広山詞葉/MAAKIII Page30【レビュー】

エグセクティブプロデューサーの中村正人(DREAMS COME TRUE)が堤幸彦監督にオファーし始まった本作は…

映画『花まんま』鈴木亮平/有村架純 花まんま【レビュー】

原作の朱川湊人著「花まんま」は、2005年に発表され、第133回直木賞を受賞…

映画『ナミビアの砂漠』中島歩 中島歩【ギャラリー/出演作一覧】

1988年10月7日生まれ。宮城県出身。詳しいプロフィールは→所属事務所公式サイト/『敵』…

映画『ゴーストキラー』髙石あかりさんインタビュー 『ゴーストキラー』髙石あかりさんインタビュー

飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍中の髙石あかりさんにインタビューをさせていただきました。『ゴーストキラー』は、“ベイビーわるきゅーれ”シリーズでタッグを組んできた、園村健介さんが監督を務め、阪元裕吾さんが脚本を担当…

映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』ファン・ジョンミン/チョン・へイン ベテラン 凶悪犯罪捜査班【レビュー】

2015年に韓国で大ヒットを記録した『ベテラン』の第2弾となる本作は…

映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』記者会見:ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督 自分の人生をしっかりと生きている方がベテラン『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督来日

『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』の公開を記念し、ファン・ジョンミン、チョン・ヘイン、リュ・スンワン監督が緊急来日を果たし、記者会見が行われました。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

映画『セトウツミ』池松壮亮/菅田将暉 映画好きが推すとっておきの映画を紹介【名作掘り起こし隊】Vol.4

このコーナーでは、映画業界を応援する活動として、埋もれた名作に再び光を当てるべく、正式部員の皆さんから寄せられた名作をご紹介していきます。

映画『オッペンハイマー』キリアン・マーフィー 映画好きが選んだ2024洋画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の洋画ベストを選んでいただきました。2024年の洋画ベストに輝いたのはどの作品でしょうか!?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『BETTER MAN/ベター・マン』ジョノ・デイヴィス
  2. 【映画でSEL】森林の中で穏やかな表情で立つ女性
  3. 映画『風たちの学校』

REVIEW

  1. 映画『シンシン/SING SING』コールマン・ドミンゴ
  2. 映画『アマチュア』ラミ・マレック
  3. 映画『Page30』唐田えりか/林田麻里/広山詞葉/MAAKIII
  4. 映画『花まんま』鈴木亮平/有村架純
  5. 映画『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』ファン・ジョンミン/チョン・へイン

PRESENT

  1. DMM TVオリジナルドラマ『ドンケツ』伊藤英明
  2. 映画『金子差入店』丸山隆平
  3. 中国ドラマ『柳舟恋記(りゅうしゅうれんき)〜皇子とかりそめの花嫁〜』QUOカード
PAGE TOP