グッチ家の光と影を描いたサラ・ゲイ・フォーデンの“ハウス・オブ・グッチ 上・下”を原作に、華麗なるグッチ一族崩壊の闇に包まれた真実を描いたラグジュアリー・サスペンス『ハウス・オブ・グッチ』が2022年1月14日より全国公開となります。そしてこのたび、現地時間の11月9日に本作のロンドンプレミアが開催されました!
キャスト一人ひとりの大きなポスターが掲げられた会場には、レディー・ガガの楽曲が次々と流れ、集まったファンは大合唱をしながらキャストの登場を待ちました。そして、ついに本作でパトリツィア・レッジャーニ役を演じた主演のレディー・ガガが登場。ガガは先日、アレッサンドロ・ミケーレが発表した“GUCCI LOVE PARADE”コレクションの華やかなドレスに身を包み、本プレミアで初お披露目しました。
そして、リドリー・スコット監督の妻で本作のプロデューサー、ジャンニーナ・スコットも登場し、指輪を見せ合ったり、ガガとキスを交わそうとするなど仲睦まじい姿を見せました。
さらに、パトリツィアの夫マウリツィオ・グッチ役のアダム・ドライバー、マウリツィオの従兄弟パオロ・グッチ役のジャレッド・レト、マウリツィオの父ロドルフォ・グッチ役のジェレミー・アイアンズ、パトリツィアの友人の占い師ピナ・アウリエンマ役のサルマ・ハエック、マウリツィオの新恋人パオラ・フランキ役のカミーユ・コッタン、グッチ・グループのCEOドメニコ・デ・ソーレ役のジャック・ヒューストンら豪華キャストも続々と登場!時折、サインや記念撮影といったファンサービスにも応じ、会場はますます盛り上がりました。
ガガは初主演映画『アリー/ スター誕生』(2018)以来、3年ぶりの映画主演となったことについて、「今回は以前ほど怖くなかったわ。それがなぜかはわからないんだけど。ただそうだったの」と話し、今回のプレミアについて「最高に興奮しているの。ファンが至るところにいて、とても大きなイベントだからね。ここでロンドンの人々を見るのは素敵よ。何百人、何千人もの人がいるのを見るのは素晴らしいわ。皆に劇場で観てもらえるのが嬉しいし、本当に素晴らしいことよ。監督のリドリー・スコットや、今日ここに集結したキャスト陣にとってもこれは喜ばしいことよ」と、喜びを語りました。
また、脚本を読むまで知らなかったというパトリツィア・レッジャーニ役について、「脚本そのものだけでなく、このキャラクターに惚れ込んだの。正直なところ、私は彼女の強さを尊敬するわ。そして弱さもね。殺人犯を演じるのは難しいものよ。彼女が晩年に共謀したその邪悪さを私は本質的に支持しないからね。それからマウリツィオは彼女の強さに惚れたの。この作品において、私達はある女が崩壊していく物語を観るのだと思う。彼女についてというのは、ある意味女だけが理解できる物語だと思うわ。でも、この映画が素晴らしいのは、伝説的な監督リドリー・スコットが、ある家族についての作品を作ったということ。イタリア人一家のビジネスについて、そして1人の女性がそのビジネスに参入しようとするとどうなるか。そして、男性達がそれを阻止する様についてよ」と本作の魅力を話しました。
アカデミー賞受賞キャストが勢揃いした豪華さも見どころとなっている本作については、「このキャスト陣は素晴らしいわ。大好きよ。アダム・ドライバーと毎日共演するのは、最高にワクワクするものだった。彼は熟達したプロで、優秀で、理知的で、楽しくて愉快なの。共演はとても楽しかったわ。ジャレッド・レト、ジェレミー・アイアンズ、アル・パチーノ、サルマ・ハエック、ジャック・ヒューストンも、全員と一緒に仕事をするのが楽しかった。この映画は決して忘れることのない経験になったわ」と、振り返りました。続けて本作のメガホンをとったリドリー・スコットとの初タッグについて、「彼は毎日私に“さあ、このシーンは何についてだと思う?”と聞いたの。それは彼がそれについて知らなかったからではなく、私がどう言うかに興味を持ってくれたからなの。私は男社会に生きる女だと感じるけど、男性に“君はどう思う?”と言われることによって力を与えられるし、愛されていると感じるの。富や家父長制がテーマの作品では、私達に高揚感を与えてくれたし、リドリー・スコットにはお礼を言っても言い切れないわ」とコメント。
最後に本作を楽しみにしている日本のファンに向けて、「私の日本のファンの皆さん、“アイシテマス(日本語で)”。皆のことを心から愛しているわ。長年に渡って私に愛と支援をくださり、どうもありがとう。皆さんの恵み、健康、家族のために祈っているわ。そして『ハウス・オブ・グッチ』を楽しんでもらえますように。本作は世界のために作った映画なの。日本の女性が1つになり、この映画を観て男性の世界で私達女性が持つ感情を抱いてもらえればと願っているわ」と日本語を交えながらメッセージを送りました。
ジャレッド・レトは、ガガとの共演について「彼女との共演は最高だったよ。彼女の勇気、仕事に対する姿勢は素晴らしいと思うし、共演できて光栄だね。彼女と一緒のシーンがもっとあったら良かったのにと思うよ」と話しました。そして、共演シーンの多かったアル・パチーノについては、「彼と共に過ごした時間はとても素晴らしかった。アル・パチーノは僕のお気に入りの俳優の1人なんだ。仕事を通して彼には演技やその可能性について教わったよ。そして思い切って賭けに出ると何が可能となるかについて教わった。彼との共演は最高だったし、とても感謝している」と語りました。
アダム・ドライバーが演じたマウリツィオの父ロドルフォ・グッチ役を演じたジェレミー・アイアンズは、自身の役について「彼はイタリア人の父親で、独占欲が強く、型にはまった保守的な男なんだ。自分の未来ではなく過去に囚われている。本作のキャスト陣との共演は楽しかったよ。錚々たる面々だ。素晴らしい物語であり、リドリー・スコットという優れた監督がいた。彼は壮大な映画を作る術を知っている。正に往年の映画をね。我々はずっと長いこと閉じ込められてきたわけだから、本作はファンが今観たいと願う作品だろう。ずっと小さな画面ばかり観てきたが、今では劇場に行って大画面で最高に素晴らしい作品を観ることができるんだ。リドリー・スコットはフィルムメーカーであるだけでなく、画家でもあると言える。彼はスクリーン上に素晴らしい絵を描くんだ。ファンはそれも楽しむことができるだろう」と、本作の素晴らしさをアピールしました。アダム・ドライバーについては、「アダムとの共演は素晴らしかったよ。彼のことはずっと長いこと高く評価してきた。彼は僕の息子役を演じたが、彼と知り合うことができたのはとても嬉しかった」と語り、レディー・ガガについては「レディー・ガガは類稀だ。俳優としては比較的経験は浅いと本人は思うだろうが、彼女は素晴らしい。とてもプロ意識が高い。才能に溢れ、地に足のついた素晴らしい女性だよ。最高だね」と絶賛しました。
その後、プレミア上映の舞台挨拶にもキャスト達が揃って登壇すると、ファンからの歓声が終始響き渡り、ロンドンプレミアは大盛況で幕を閉じました。
レディー・ガガをはじめとしたキャスト達のGUCCIの衣装がとても華やかですね!劇中ではどんな物語が展開し、豪華キャスト陣達のどんな共演が観られるのか、ますます期待が高まります。日本での公開は2022年1月14日!ぜひ今後の新情報にもご注目ください。
『ハウス・オブ・グッチ』
2022年1月14日より全国公開
東宝東和
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