REVIEW
“ヴェノム”シリーズが遂に最終章を迎えます。本シリーズでは、ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)と、彼に寄生した地球外生物シンビオートのヴェノムの奇妙で絶妙なコンビネーションが描かれてきました。3作目となる本作では、2人のあうんのやり取りを観るのが楽しくて、絆の強さにはエモさを感じます。ちなみにエディを演じるトム・ハーディは、原案、プロデューサーを務めているところから考えても、このシリーズへの愛を感じます。
そして本作では、今まで観たことがないようなロードムービーが描かれています。そうか、ヴェノムと旅をすると、こんな風に移動するのかと納得しながらも、ぶっ飛んだ移動手段にワクワクします。そして、旅の途中には出会いが付きものです。エディとヴェノムが出会う、リス・エヴァンスが演じる男性とその家族の存在にはホッコリさせられます。彼等は私達観客の目線に近いので、もしも自分もこの世界に入ったら、こんな風にリアクションするんだろうなという感覚で笑えます。そして、この一家の小さな男の子が超かわいいんです。クライマックスでは、名演技を披露していて、キュンとなりますよ。
スピーディーで迫力のあるアクションが見どころなのはもちろんのこと、クライマックスは“ラストダンス”にふさわしい展開が満載です。一体どうやって究極の危機に立ち向かうのか、頭脳戦ともいえる結末にもジーンときます。ぜひ、初回は劇場で体感してください。
デート向き映画判定
前半はクスクス笑える展開も多くあり、楽しく観られます。後半はハラハラドキドキが高まり、エモい展開が多めなので、スクリーンに釘付けになりつつも、観終わった後は誰かと話したくなる内容です。デートで観るのもオススメの王道ハリウッド超大作です。
キッズ&ティーン向き映画判定
皆さんと同世代のキャラクターも登場するので、同じ目線で観られると思います。「宇宙人って本当にいるの?」というテンションで観ると、より「そりゃ、そういうリアクションになるわ(笑)!」と思えて共感できます。地球のあらゆるお楽しみを味わうヴェノムのはしゃぎぶりも観ていて楽しいです。
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
2024年10月25日、26日、27日先行上映/2024年11月1日より全国公開
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト
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TEXT by Myson
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情報は2024年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。