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『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』
2013年6月8日ブルーレイ&DVDリリース
2013年5月13日実施
都内某試写室にて
鑑賞会&座談会 計32名
公式サイト 予告編 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
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今回は男女逆転の“大奥”について女子でとことん話し合いました。堺雅人と菅野美穂の結婚報道についてや、脇を固める豪華キャストについて、そして綱吉の女性としての生き様についてなど話題がつきることはありませんでした。男女逆転の特徴やこの時代だからこそのじれったい部分もあり、考えてはまた違う話へと展開した熱い座談会となりました!
※一部、ネタバレする箇所があります。
TKさん:私はよしながふみさんの原作がすごく好きなのですが、前作の映画や今回のドラマ版も含めてこの映画が一番良かったと思います。実は今日で2回目の鑑賞なのですが、主演の2人の結婚報道後に観るのは初めてなのでいろいろと想像しながら観てしまいました。
NMさん:私も原作が大好きなのですが、映画では主演の2人が結婚したことでよりリアルでしたよね。
一同:うんうん!
IGさん:私は主演の2人が結婚したのがきっかけで興味を持って、観てみたいなと思いました。原作やテレビドラマ版も知らずに観ましたがすごく楽しめました!
マイソン:なるほど〜。やっぱり主演の2人の結婚をきっかけに本作に興味を持った方がかなり多そうですね!
IJさん:私は正直漫画が原作の映画はもう飽きたと思っていましたが、この作品は実際に観てみて衣装などにすごくお金がかかっているようですし、格が違うなって感じました!
マイソン:確かに豪華でしたよね〜。TKさんはなぜ2回目を観てみたいと思ったのですか?
TKさん: 1回目は大きいスクリーンの端から観たので、もう一度ちゃんと観たかったんです。あとはセットの襖に新しい技術が使われているというのを何かで読んだので、それを確かめたいなと思って今回の部活に参加しました!
マイソン:本当に衣装や美術などかなり細かいところまできれいでしたよね。物語以外のところにもこだわりが見えましたね!
IJさん:ところで原作だと右衛門佐はもっと美青年に描かれているんですか?
NMさん:結構すっきりした雰囲気で、今回演じた堺雅人も近いと思いますよ(笑)。
マイソン:そうなんですね〜。あとは宮藤官九郎が御台所の役でちょっとスネてしまうシーンがおもしろいなと思いました(笑)。この作品では、男性の方に女々しさが出ていましたよね。
NMさん:男女逆転だとどうしても男性が女々しくなってしまうんでしょうね。結局性別はあまり関係なく、どちらかというと立場が“人”をつくるんだなって思いました。
一同:なるほど〜。
マイソン:始めと終わりの方で、綱吉のキャラクターはだいぶ見え方が違いましたが、綱吉に共感できたところはありましたか?
NMさん:綱吉は悪名高い将軍という感じでしたが、違う側面から見るとまた違った面が見えたのはおもしろいなと思いました。この作品の良いところは、綱吉が一人の人間として描かれていたところだと思いました。
マイソン:確かにそうでしたね。IJさんはどうですか?
IJさん:私は綱吉が国の最高権力者なんだからもっと好き放題にやっても良いのになってちょっと物足りなく思いました(笑)!なにも世継ぎつくるために一生を捧げる必要はないのに、「世継ぎをつくらないと」と思ってしまっているところが哀れに思いました。
TKさん:けど将軍という立場だったからこそ好き勝手にできない部分もあったのかなと思います。それに今までの『大奥』だと政治的側面も描いていましたが、この作品に関しては主人公2人の人間らしい部分を描いているのがポイントなのだと思います。
マイソン:なるほど〜。あまり政治的側面を掘り下げ過ぎると日本史の知識が必要だったりするので、私はこのくらいの描かれ方がちょうど良く思いました。
IJさん:きっと映画だけでは描き切れていない部分もあったのかと思いますが、作品そのものは本当に観て良かったですし楽しめましたね。
IGさん:綱吉が立場上いろいろときついことをやっていましたが、結局人間の温かみにあまり触れてこられなかったかわいそうな人なんだなと思いました。それに物語が展開するにつれて、綱吉の女性らしい部分がだんだんと見えてくるのが良かったと思います。
マイソン:そうですよね。将軍の顔がだんだんと女性の顔になるのはおもしろかったですね!
マイソン:TKさんとNMさんは原作に詳しいようですが、原作をもともと知らない人にもこの作品はオススメできますか?
NMさん:普通に切ない恋の物語として楽しめるのでオススメできます!
TKさん:私もオススメです!実際に私の周りでも原作を知らずにこの作品を観ておもしろかったと言っている方が結構いましたよ。
マイソン:IGさんやIJさんは何も情報を入れずに鑑賞されたかと思いますが、特にこういう人にオススメしたいとかありますか?
IGさん:後半の右衛門佐が綱吉に対して言うセリフがすごく良くて、世の中でなかなか子どもができないことに責任を感じてしまっている方に勇気を与えると思ったのでそういう方にもオススメです。
IJさん:ストレートな愛の形が表現されているので、私は少女漫画好きの人にオススメしたいと思いました。
マイソン:女性ってこういうストーリー好きそうですよね。ちょっとプラトニックな感じとか。
TKさん:そうそう簡単には結ばれないというのが良いですよね(笑)。プラトニックは女子にとってはやっぱり魅力ですね!
一同:うんうん(笑)!
…というわけで、今回は男女逆転した“大奥に”ついて語りました!トーク中はついつい内容を思い出して涙する方もいらっしゃいました。本作は物語が展開するごとに人間の本質に触れていく素敵な作品となっています。登場人物に共感しながら観るも良し、堺雅人と菅野美穂の結婚のことを考えながら観るも良し、周りの美しい装飾に見とれるも良しとそれぞれの視点で楽しめる作品です。普段時代劇が苦手な方でも、展開に置いていかれることがないので安心して観ることができますよ。ぜひ観てください!
2013年6月8日ブルーレイ&DVDリリース
監督:金子文紀
出演:堺雅人 菅野美穂
アスミック・エース、TBS/松竹
公式サイト 予告編 映画批評
若い男だけが患う謎の疫病「赤面疱瘡」が流行し、全要職に女が就く【男女逆転】の幕府が誕生してから30年。この元禄の時代は、才能と美貌を兼ね備えた5代将軍、綱吉が治めていた。綱吉は政で辣腕を奮い、将軍の権威をさらに高め、徳川幕府は栄え、盤石な時代を迎えていた。江戸城では綱吉の父、桂昌院が娘を支えるとともに大奥で権力を奮っていた。そんななか、大奥にある男が迎え入れられるが…。
© 2012男女逆転『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』製作委員会
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2013.5.13 event