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『アンコール!!』
2013年6月28日全国公開
2013年6月8日実施
都内某試写室にて
鑑賞会 38名
座談会 6名
公式サイト 予告編 作品詳細
映画批評&デート向き映画判定
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※一部、ネタバレする箇所があります。
マイソン:今日は思いっきりり泣ける映画観賞会ということだったのですが、みなさん結構泣けましたか(挙手を求めて)?
<号泣した 3、泣けた 2、ウルッときた 1>
マイソン:皆さんウルッと以上だったようですね。ちなみに一番泣けたところや印象に残っている場面などありますか?
TMさん:序盤から結構泣いてしまったのですが、私が印象に残っているのはマリオンがソロで歌った歌詞がさりげなくアーサーに向けられていたところです。実際にちゃんとそれがアーサーに届いていることに余計に泣けました。
AOさん:私もマリオンがソロで歌っているシーンで心が通じ合っている2人の姿にまず泣けて、さらにそのあと家に帰ってからまでの一連の流れにすごく泣けました。
HFさん:私はマリオンが病気になってからも人生を思いっきり楽しみたいという意志があるところに共感できました。一方アーサーは少しでもマリオンに長く生きて欲しくて、お互いになかなか上手く気持ちが噛み合わなくて、けどそれはお互いを思い合っているからこそなんだなと感じてグッときました。
TKさん:この作品は、あんまり泣かせようとして作っている感じがなくて良いなと思いました。邦画だといろいろな細かいところを全部説明するものが多いように思いますが、この作品はちょっと匂わせて観ている側に想像させてくれるのが良かったですよね。
一同:うんうん!
HFさん:アーサーは妻のマリオンにだけは素直で、妻の言うことは叶えてあげたいっていう思いがあって、そういうのはやっぱり長年連れ添った夫婦だからこそできるものなんだなと思えてグッときてしまいました。
SYさん:そうですよね〜。私はこの夫婦のやり取りを観ていて、長年一緒にいてもやっぱり男女なんだなっていうことをすごく感じさせられました。例えば謝罪ひとつでも、仕方がなく謝るみたいな態度だと女性ってどうしても納得できないじゃないですか。そういう男女の気持ちの永遠にわからない部分みたいなものも垣間見ることができて良かったです。
マイソン:口をきかないシーンも妙にリアルでしたよね(笑)。アーサーとマリオンの夫婦愛はすごくロマンチックで素敵だなと思いました。
TKさん:長年連れ添っているのに、すごくラブラブでお互い好きっていうのが伝わってきましたよね。私は離婚を経験しているのでこうやって連れ添いたかったなって思ってしまいました(笑)。
マイソン:次こそはですね!ちなみに皆さんもしアーサーが夫だとしたら何点を付けますか?
<8点 2 / 7点 2 / 6点 2>
TMさん:アーサーはすごく愛してくれそうですし、不器用な感じも好きなので7点にしました。けれどあんまり頑固で周りと打ち解けなさ過ぎるのも微妙だと思ったのでそこをマイナス3点しました。
SRさん:私も7点です。すごく頑固なところは自分に似ていて共感できましたが、旦那さんにするとなるとちょっと嫌だなと思って3点引きました(笑)。
マイソン:自分の相手にするとなると確かに難しいですよね(笑)。AOさんはどうですか?
AOさん:私は8点にしました。SRさんの意見と似ているのですが、夫にするなら愛してくれそうだし面倒もみてくれそうだから良いなって思いました。けれど不器用なところがマイナスです。
TKさん:私の場合はそういう不器用なところがかわいいなって思います。本当はそうじゃないくせにとか思ってしまいます(笑)。けどまだ伸びしろを感じるので6点です。
マイソン:伸びる可能性を感じての6点なんですね。なるほど(笑)!アーサーの不器用な性格の好みもやっぱり人それぞれですね。
マイソン:皆さんは誰に一番共感できましたか?
<アーサー 2、マリオン 2、ジェニファー 1、エリザベス 1>
マイソン:結構分かれましたね。アーサーに共感した方は特にどんなところに共感できましたか?
AOさん:親しい人に素直になれないところとか、歌も本当はやりたいのになかなか踏み込めないところとかが人としてものすごくわかるなと思えました。
TMさん:アーサーはあまり感情を表に出さないけど、たまにポロッと出る素直なところに共感しました。奧さんをすごく愛しているところとか謝る気持ちが本当はあるのに素直に言えないところとかがすごくよくわかります。
マイソン:では妻のマリオンに共感した方はどこに一番共感できましたか?
SYさん:自分のやりたいことや言いたいことを隠さず言うところが良くて、それも計算ではなく本当に素直な気持ちから出ていたところですね。
HFさん:人生楽しまないと損だなということをマリオン自身が表していて、私も人生は楽しむものということをテーマにしているので、すごく共感できました。
マイソン:そうですよね。マリオンは意志がすごくはっきりしていて、それでいてアーサーのこともちゃんとわかっている良き妻でしたよね!ではジェニファーに共感できたSRさんはどうですか?
SRさん:お父さんとおじいちゃんとの間で自分がどっちに付くこともできなくて。けれどちょっとお父さんを応援したくなっているところが、やっぱり父と娘だからこそだなと感じました。
TKさん:この子は本当に無邪気でみんなを繋ぐ役割をしていましたよね。
マイソン:そういう意味ではマリオンに似ているのかも知れませんね。TK さんはエリザベスのどういうところに共感できましたか?
TKさん:ある面ではしっかりできているけど、ほかのところではダメダメっていうところが共感できました。誰にでもそういうところはありますし、それがこの映画ではエリザベスによく出ていたと思います。
マイソン:そうですよね。特にアーサーとのやり取りに結構表れていましたね。
マイソン:どんな人にオススメしたいと思いますか?
SYさん:一番は友人ですが、やっぱり幅広い年代の人に観て欲しいと思います。もしこれが邦画だったら、この仲間の人間関係でストレスになることが起こってしまう展開も出てきそうですが、そういうのもなくカラッとしていて良いですよね。
マイソン:泣ける映画なのに湿っぽくならないのが良いですよね。HFさんはどうですか?
AOさん:私は親世代の人にオススメしたいなと思いました。私の両親は2人ともリタイアしているんですけど、この映画を観てもらって何かに挑戦しようとか、今後2人しかいない家庭のなかでどうやって生きていこうとか考えてもらえたら良いなって思いました。
マイソン:この映画を夫婦で観たら、旦那さんがちょっと妻に優しくしようかなって思ってくれそうですよね。中年離婚しようとしていても踏み留まれるかも知れませんね(笑)。
TKさん:やっぱり言葉にすることって大事ですよね。日本人は言わなくてもわかって欲しいっていう人が多いんですが、やっぱりはっきり言ってくれないとわからないものはわからないですよね。
マイソン:アーサーはちょっと日本の男性に近いところがあって、素直に言えない感じとか、そういうところは男性が共感できそうですよね。男性が観たらまた違うところで号泣しそうですね。
一同:うんうん。
…というわけで、今回は夫婦愛について学び、アーサーを通して夫の在り方について考えました!日本の男性のような性格のアーサーに、皆さん自分の旦那さまや周りの男性に当てはめて考え、かなりリアルな意見が出ていました(笑)。またひとりひとりが今までの経験や感情に照らし合わせながら鑑賞していたようで、それぞれが別のポイントで泣けたようです。
本作はどの世代の方でも観ることができる心温まる作品です。最近泣いていない方はぜひ観て思いっきり泣いてみてはいかがでしょう?
2013年6月28日(金)よりTOHOシネマズシャンテにて、
7月5日(金)より全国公開
監督・脚本:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ
出演:テレンス・スタンプ/ヴァネッサ・レッドグレイヴ/ジェマ・アータートン
主題歌:セリーヌ・ディオン
配給:アスミック・エース
ロンドンに住むアーサーは、無口で気難しく、ご近所でも有名なガンコ者で有名。息子との関係もギクシャクしているが、最愛の妻マリオンにだけは優しく、笑顔も見せる。妻のマリオンは病弱ながら、趣味の合唱団に夢中で、アーサーは嫌々ながらいつも練習についていく。そんなある日、マリオンたちの合唱団が国際コンクールのオーディションに出場することになるが、不運にもマリオンのガンが再発してしまう。
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2013.6.8 event