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『パーフェクト・プラン』ジェームズ・フランコとケイト・ハドソンが初共演で夫婦役を演じた映画『パーフェクト・プラン』を鑑賞。さらに本作の脇役には、トム・ウィルキンソンやオマール・シーなど名優揃い。経済的に追い込まれた夫婦が偶然3500万円という大金を手にし、完全なる計画で幸せを手に入れようとするも、恐ろしい展開に巻き込まれていくクライム・サスペンスです。キャスト、物語共に語り甲斐のある本作ですが、皆さんはどんなところに注目したのでしょうか？
※一部、ネタバレする箇所があります。
マイソン：まず、感想と観る前に興味を持ったポイントを教えてください。
Aさん：普通の一般人が本物の悪党と絡んじゃうってところがすごく観たいなって思いました。始まったら本当に悪党とやりあうじゃないですか。一般人が本気になったらここまでできるのか、ずっと考えて観ていました（笑）。
Bさん：私は何も情報を知らなくて、ジェームズ・フランコとオマール・シーがどういう役なのかってことに興味がありました。オマール・シーは、お金持ちのマフィア役でしたが、偉そうに登場したから手下がたくさんいるのかと思ったら…っていうのが笑えました（笑）。
マイソン：オマール・シーは今までどちらかというと、貧乏な役や、おもしろい役をやっていましたが、怖い役もできるんだなって思いましたよね。
Cさん：私はケイト・ハドソンが出ているんだくらいしか知らずに参加しました。観始めるとすごく引き込まれて、「次はどうなるんだろう？あの伏線は後半で生きるのだろうか」とか、集中を反らすことなくラストまで飽きずに観られました。
Dさん：私はビビリなので、怖いシーンはちょっと観られないところもありましたが、結構ツッコミどころがあったので楽しく観られました。
Bさん：私も観られないシーンがありました。でも顔を隠して横を向いたらEさんが笑っていて、ビックリしました。
------------------その後、いろいろなシーンを皆思い出して、ツッコミを入れては笑い、誰かが別のシーンで笑えるシーンを言えばまた爆笑してというラリーが続き…----------------------
マイソン：大人版『ホーム・アローン』みたいなところもありましたよね。では、ジェームズ・フランコはカッコ良い以外で、気になるところはありましたか？
Eさん：今回の役だと、もうちょっとしっかりしなよっていうカッコ悪いところもありましたよね。でも良い意味でダメな感じが出ていたと思います。
Cさん：そのダメな感じが、一般人がこんな大きな事態に巻き込まれて大丈夫なのだろうか？っていう不安に繋がった感じがします。
Fさん：私は大金を目にしたときの彼の顔がすごいなって思いました。男女で反応の違いが色濃く出ていたので、おもしろかったです。あれがもし自分の夫だったら怖くなっちゃったかも知れません。人が変わる瞬間ってああいうところなのかなって思いました。
マイソン：そういう意味では、こういったサスペンス系の作品でもちゃんと演技力を発揮しているってことですよね。
マイソン：ではもし3500万という大金をたまたま見つけてしまったらどうしますか？
A：すぐに警察に届け出る ４
B：数日考えてみる ４
C：長期間寝かせておいて、持ち主が現れないと確信できたら使い始める 0
D：ばれないようにちびちび使う ０
E：即パッと一気に使ってしまう ０
マイソン：数日考える方は、その後使う気で置いておく感じですか？
Aさん：本当に何もなかったら使うかも知れませんね。でも逆に100〜200万の方がリアリティがあってすぐに届けようって思えるんですけど、あまりにも金額が大き過ぎて、夢かも知れないから良いかなって、思考が停止しちゃう気がします。
Gさん：私はすぐに届けちゃうと後悔しそうな気がするので、まずは家に置いておきます。でもだんだん罪悪感が増してくると思うので、いずれ届けると思うんですよ。そこまでくると、罪悪感があった上で届けるから未練がなくなると思います。
Fさん：私は周りの人に聞くと思います。未知過ぎて現実にはあり得ないことなので、話題のネタにしたいなと思います。
マイソン：もし誰かがもらっちゃいなよとか、半分もらって一緒に隠そうとか言ってきたらどうします？
Fさん：なるべく多くの人に広めて、みんなで分けようってするかも知れませんね。あまり少数ではやりたくないです。
マイソン：すぐに警察に届ける出る方は、大金に未練なく行きますか？
Hさん：怖いなって思います。やっぱり大金をいきなり手にするのって普通あり得ないことなので、何か悪いことで得たお金かなって思う気がします。
Eさん：これだけの大金だと、たぶんキレイなお金じゃないなって思うし、もし闇関係のお金だったら届け出られないわけじゃないですか。そうすると正統にこちらに回ってきますからね（笑）。
Dさん：私も怖いので、落ちていた場合なら持って帰らないと思います。基本的に落ちているものって、みんなそんなに拾わないじゃないですか。もし怪しそうだったら警察に通報するくらいですね。
マイソン：日本人はあんまり拾ったりとかしませんよね。でももし、鞄が開いていて札束が見えていて、さらに人通りがなかったら1万円くらいなら取る人もいるかも知れませんよね（笑）。
マイソン：皆さん“スシ・ナイト”の意味はわかりましたか？
Cさん：最初は貧乏な人たちがこの日だけスシを食べに行くのかと思いました。
Aさん：“Yes／No枕”的なやつですね（笑）。
マイソン：あの夫婦の間では、“スシ・ナイト”を子作りのための合図に使っているんでしょうね（笑）。不妊の話とか、意外と夫婦のドラマも入っていて親近感が沸きましたよね。
Fさん：私、“スシ・ナイト”は本当にお寿司食べに行くのかと思いました。全然気づいていなくて、今やっと納得しました。
マイソン：実際に周りで“スシ・ナイト”みたいなことをされている方はいますか？
Eさん：朝からうなぎとか精のつくものを旦那さんに食べさせたりするって聞いたことがあります。そういう朝食が出たときは、奥さんから旦那さんへ「今日は早く帰ってきて」という意味で、言葉でなく朝食で合図するみたいな。
マイソン：なるほど〜。じゃあこの映画を夫婦で観たら“スシ・ナイト”が使えるかも知れないですよね（笑）。ではこの作品をどんな人にオススメしますか？
Aさん：おもしろく笑える人に観て欲しいです。「あんなにバカなことやってるよ！」って言える人にオススメしたいです。
Fさん：怖いシーンもあったんですけど、目を反らさずに観られたのは、コメディっぽいところがあったからなので、笑いどころを発見しながら観られる方に観て欲しいです。
Bさん：デートで観ても良いんじゃない？“スシ・ナイト”もあるし、笑いながら話せるかも知れませんね。
Cさん：そういう意味だと、夫婦の倦怠期とかがわかる世代以上の人の方が良いかも知れませんね。
Bさん：夫婦の間で“スシ・ナイト”が流行るかも知れませんよね（笑）。
鑑賞中は、痛そうでちょっと怖いシーンをハラハラドキドキしながら観ている方と、笑いながら観ている方とで2パターンに分かれていましたが、座談会では細かいところにツッコミを入れ始めると止まらなくなり、笑いが絶えませんでした。
本作は、クライム・サスペンスというジャンルではありますが、夫婦関係が描かれるドラマ性アリ、ツッコミどころアリの女子でも十分楽しめる作品となっています。ジェームズ・フランコ、ケイト・ハドソンなど豪華キャストの共演も必見です。ぜひ観てみてください。
2015年2月28日（土）シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、ユナイテッド・ シネマ豊洲ほかロードショー
監督：ヘンリク・ルーベン・ゲンツ
出演：ジェームズ・フランコ／ケイト・ハドソン／オマール・シー／トム・ウィルキンソン
配給：東京テアトル、日活
公式サイト 映画批評&デート向き映画判定
TJE Selection イイ男セレクション／ジェームズ・フランコ
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