2011年11月5日より全国公開
東映
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世に広く知られているヒーローと、その影で指導者を支えているヒーローが両方描かれていて、革命は1人じゃ起こせないということを強く感じさせる内容でした。また、革命を成功させる段階において、革命の意味が個々にとって微妙に違っていて、誰が大統領になるのかというところがさらにネックになるという展開が興味深かったです。本作が公開となる2011年には、実際にエジプトやリビアで革命が起こり、国のトップが倒されましたが、独裁者がいなくなるだけでは革命は終わらないし、国の再編を組織されて初めて次の歴史が作られていくんだなということを、さらにリアルに感じました。 また本作で100作目の出演となるジャッキー・チェンがとてもクールで男らしい役を演じていたのが新鮮でした。いつもはカンフー・アクションで派手にちょっとコミカルな役柄が多いですが、今回はそういう雰囲気が無く、いつもとは違った格好良さを感じました。 今、急激に変わりつつ中国は日本にとっても興味深い国ですので、彼らの歴史を知ると、国民性も少なからずわかる気がしました。 |
好みが分かれそうですが、勉学真っ盛りの学生だったら、逆にデートをする前に2人で予習をしてから観ると、ちょっと賢くなるし楽しめて一石二鳥ですね。学生はとっくに卒業した大人でも、孫文、清王朝、ラストエンペラー、溥儀(ふぎ)…という言葉は、何のことだったかは忘れたり、知らなかったとしても、聞いたことはあるのではないでしょうか?いろいろな映画や文献で登場するキーワードということはそれだけ魅了される人が多いということで、この時代の歴史はドラマチックであることはお墨付きです。デート向き映画という感じでは正直ないですが、お互いの好みが合えば観に行くのも良いと思います。 |
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■TJE Selection イイ男セレクション/ジャッキー・チェン
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2011.11.4 TEXT by Myson