2016年7月16日より全国公開
KADOKAWA
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27歳という若さで亡くなった歌姫、エイミー・ワインハウス。彼女のデビュー前から死に至るまでの足跡を、周囲の人々の証言と貴重なプライベート写真や映像とともに追ったドキュメンタリーです。亡くなる直前は奇行やスキャンダラスなイメージばかりが取り沙汰されていましたが、本作を観れば彼女のチャーミングな素顔を知ると同時に、いかに才能豊かなアーティストであったかを再認識するでしょう。アシフ・カパディア監督率いる制作チームは生前のエイミーとは面識がないそうですが、綿密な取材と彼女の書いた歌詞をもとに、知られざる彼女の本心を解き明かしていきます。グラミー賞5部門受賞の栄光に輝き、多くのアーティストからリスペクトされ、音楽の神様に愛されていたはずのエイミー・ワインハウス。彼女はなぜ27歳という若さで死ななければならなかったのか?その本当の答えは誰にもわかりません。しかし、本作を観た人の胸には、魂を揺さぶる彼女の歌声と、音楽家としての類まれなる才能が、新たな感動をもって蘇生するに違いありません。 |
デートで観る時は相手を選ぶ作品です。エイミーのファンなら問題ないですが、彼女の破滅的な恋愛をどう感じるかは人によって大きく意見が分かれるでしょう。男性からすると、エイミーは尻軽かつ精神的に重い女性に見えるかもしれませんが、そんな彼女を「ほっとけない!」と思うのか、「めんどくさっ!」と思うのかで彼の恋愛傾向も見えてきそう。ダメ男好きを自覚している女子は、一人または友人同士で観るのがオススメです。本作を観てしっかりと自分の恋愛と向き合ってください。 |
エイミー・ワインハウスを知らないキッズやティーンには、あまり楽しめない作品かもしれません。しかし、スターという職業が華々しいだけのものではないと知る機会にはなるでしょう。ドラッグ依存や過食嘔吐など、精神的なバランスを崩していくエイミーの姿はかなり痛々しく、キッズの目にどう映るのかは少し心配です。せめて中学生以上になってから観るとよいでしょう。 |
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2016.7.6 TEXT by min