2012年12月21日リリース
カルチュア・パブリッシャーズ
エドガー・ライト製作ということで、ぶっ飛んだコミカルさを期待していただけに、意外に地味で若干物足りなさはありましたが、ティーンの不良グループのリーダー、モーゼスが、徐々にヒーロー化していく様子がうまく描かれていた点はうまいなと思いました。作品のイメージからはこんなテーマが描かれているとは予想もしませんでしたが、恐れられることで自分の存在に価値を見出す若者ならではの考え方から、人に感謝されることで認められたと感じるようになっていくモーゼスの成長ぶりがこの映画の一番の核であるように思いました。とはいえ、そんなに堅いイメージで観る映画ではないので、少年たちが大人数で“侵入者”に対抗する『ホーム・アローン』のSF版みたいなノリで気楽に楽しむのが良いと思います。 |
関連記事:
■TJE Selection イイ男セレクション/ジョン・ボイエガ
2012.12.20 TEXT by Myson