いろんな意味でちょっと心配だったのですが(笑)、意外にというかだいぶ予想を超えて見応えがありました。一方でハッチャケてた部分は予想通りでしたが、本作はそういうハッチャケがないとおもしろくないジャンルなのでこれで正解だと思います。アクションがとにかく激しいのと、描写がかなり痛い(直接的に映ることはなくても)ので好き嫌いは出ると思います。ただ「タランティーノが贈る!」というキャッチで観に来る人はこういうのを期待していることを考えると、これくらいの描写は必要でしょう(タランティーノ監督作ではなく主演のRZAが監督兼務です)。失礼な話ですが、もっとB級っぽいのかなと思っていたのに結構ハイテク感覚なシーンも多く、ラッセル・クロウも強烈なキャラクターを演じていたり新鮮味も楽しめました。目を背けたくなるシーンも多少出てきますが、全体的にはなかなかの見応えですので、中級以上の映画ファンはお試しください。 |
かなり好みが分かれそうなのと、きついシーンもあるので、相手に内容を伝えずに連れていくのはやめておきましょう。「うわ〜〜〜」っと目を覆いたくなるシーンもあり、ややエロチックな表現もありで、つきあいの度合いによっては気まずくなる可能性はあります。どんな映画も気にせず観るカップルならオーケーですが、初デートではやめておくほうが良いですね。 |
キッズにはまだ早いので、大きくなってから観ましょう。ティーンはだんだんいろいろなことに好みが芽生え始める時期なので、興味があれば観てみるのもアリでしょう。突拍子もない話ではありつつも、信頼関係や義理などもちょいちょい折り込まれたストーリーだし、アクションは迫力がありスピード感もありでなかなかかっこいいですよ。 |
関連記事:
■TJE Selection イイ男セレクション/ラッセル・クロウ
■TJE Selection イイ男セレクション/リック・ユーン
© 2012 Universal Pictures
2013.8.1 TEXT by Myson