2018年2月3日より全国公開
ファントム・フィルム
公式サイト
ナオミ・ワッツ、エル・ファニング、スーザン・サランドンが競演ってだけで魅力的ですが、本当に彼女達の演技が素晴らしいです。性同一性障害に悩むキャラクターをエル・ファニングが演じていますが、本当にリアル。素の彼女はあんなに女性らしいのに、ここまで化けるとはさすがです。 男の子になりたい娘と、それを理解しようと努力し応援する母親。でも、母親としては、娘が後悔しないように考えるからこそ、慎重になるのは当たり前。自分がもしナオミ・ワッツが演じた母親と同じ立場だったらとか、自分の母親が彼女の立場だったらどうするだろうと考えさせられました。子どもにとって何が一番なのか、親の責任と愛情のバランスを取りながら支えるのって、すごく難しいですね。娘、母、祖母の立場と、いろいろな視点で観られるので、広い世代の女性にぜひ観て欲しいです。 |
デートで観るのにオススメのストーリーというわけではありませんが、これから結婚するカップルや、夫婦で観るのには良いと思います。もしも自分達の子どもが、エル・ファニング演じるレイと同じ問題を抱えていたらどうするだろうと、一緒に考えてみれば、お互いの価値観をより知ることができるのではないでしょうか。 |
学校や家庭でLGBTについて話し合ったことがある人なら、ぜひ観て欲しいと思います。カミングアウトしていないだけで、同じ悩みを抱える友達が身近にいるかも知れません。本作を観て、少しでも理解を深められると良いなと思います。性同一性障害そのものを知らない人は、大人と一緒に観て、意見交換すると良いでしょう。 |
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2018.1.31 TEXT by Myson