2014年4月5日より全国公開/R-18
コムストック・グループ
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![]() 本作は第66回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した作品で、前述したラブシーンに限らず、映像や雰囲気の美しさ、そして女子高校生のアデルの揺れ動く心の様子が繊細に描かれた作品です。アデル役のアデル・エグザルコプロスの大人っぽくも色っぽくも見える自然な表情や、エマ役のレア・セドゥの男勝りな雰囲気は本当にレズビアンなんじゃないか思わせるほどでした。 自分自身がレズビアンでなくても女の子が女の子を良いなと思う瞬間ってこういうことなんだなとちょっとだけその気持ちも共感ができました。でも女性同士だからといって必ず関係が上手くいくわけではなく、相手を疑う気持ちや嫉妬という本能的な部分では、相手が男女どちらでも変わらないのかなと思いました。 あとはエマの髪色がブルーなのですが、それ以外にも本作のなかでブルーという色が象徴的にいろいろなところに使われているのもおもしろかったです。アート的な感覚で本作を観ても楽しいと思いますし、なかなか観ることができない新鮮な世界を覗く感覚で観ても良いと思います。できれば周りを気にせず一人でじっくり観て欲しい一作です。 |
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2014.4.2 TEXT by Shamy